ヤマハ YZF-R25(2019)

掲載日:2019年07月29日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ YZF-R25(2019)の画像
YAMAHA YZF-R25(2019)

ニューデザインの外装と倒立フォークを採用
マイナーチェンジで進化した新型YZF-R25

YZF-R25は249ccの水冷2気筒エンジンを搭載したフルカウルのロードスポーツバイクです。「毎日乗れるスーパーバイク」をコンセプトに2014年に発売、スタイリッシュな外観やスポーティな走行性能、扱いやすさなどをセールスポイントに、若年層のライダーを中心に支持を得て来ました。そしてこの2019年モデルではマイナーチェンジを受けてスタイリングを一新、フロントサスペンションも倒立フォークに変わり旋回時の接地感を向上。そのほかLEDのヘッドライトや、フル液晶メーターなども新たな採用です。

新しい外装は、MotoGPマシンのYZF-M1をシンボルとするデザインです。フロントカウルとスクリーンはエアロダイナミクスを追求して開発、フロントカウルはクロスレイヤード・ウイングという立体的な構造にして、空気抵抗の低減と効果的なエンジン冷却を両立しています。また燃料タンクのトップ位置は前モデルよりも20mm低くなり、同時にハンドル位置も22mm下げて前傾姿勢を取りやすくしています。燃料タンク容量は、左右幅を31.4mm広げることで従来と同じ14Lを確保しました。

エンジンの最高出力は2018年モデルと変わらず26kW(35ps)/12,000rpmです。インジェクションの最適なマッピングでレスポンスと低燃費を両立しているほか、鍛造ピストンやオフセットシリンダーなどの技術で低中回転域での扱いやすさと高回転域の高揚感を実現。一方の車体骨格は、35mm径の鋼管をメインパイプに使ったダイヤモンドフレームです。構造解析技術で剛性バランスと軽量化を両立させ、シート周りのスリムな設計は良好な足着き性にもつなげています。

リアの足周りにはテーパー形状のロングリアアームとモノクロスサスペンションの組み合わせです。フロント足回りは倒立フォークにはカートリッジ式のダンパーを採用するほか、トリプルツリーの各パーツも新設計。ハンドルクラウンにはYZF-M1を思わせる肉抜き加工まで施しています。同車は標準モデルのほかABS装備車もラインナップしており、車両価格はYZF-R25が59万9,400円、YZF-R25 ABSが64万2600円(いずれも消費税8%込み)。車体色はブルー、マットブラック、マットレッドの3種類です。

ヤマハ YZF-R25(2019)のここがポイント!
  • ● エアロダイナミクスを追求したフロントカウル
  • ● 旋回性能を向上させる倒立フロントフォーク
  • ● サーキットで伏せやすい新デザインの燃料タンク

ヤマハ YZF-R25(2019)のライバルはこれだ!

  • カワサキ
    ニンジャ250

    トレリスフレームに27kW(37ps)の水冷2気筒を搭載するフルカウルロードスポーツ。スポーティかつ快適なライディングポジションを採用。税8%込みで62万9,640円から。

  • ホンダ
    CBR250RR

    スピード感みなぎるフォルムのスーパースポーツモデル。強さとしなやかさを持つトラスフレームに、28kW(38ps)の水冷2気筒を搭載。税8%込みで78万8,400円から。

  • スズキ
    GSX250R

    スポーティなスタイルのロードスポーツバイク。街乗りでの扱いやすさを重視した18kW(24ps)の水冷2気筒エンジンを搭載。車両価格は税8%込みで52万7,040円から。

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