ヤマハ MT-07(2019)

掲載日:2019年04月22日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ MT-07の画像
YAMAHA MT-07

スリムな車体とリニアなエンジンが魅力
普段着感覚で楽しめるスポーツバイク

MT-07は、スリムで軽量コンパクトな車体に688cc水冷直列2気筒を搭載したスポーツバイクです。走りの楽しさと街なかで映えるファッショナブルなスタイル、さらにコストパフォーマンスを兼ね備える大型二輪モデルとして2014年に登場しました。また2018年のマイナーチェンジでは、外装デザインを一新するとともに、サスペンションのセッティングも変更。スタイルはよりアグレッシブに、走りはよりスポーティになりました。

2018年の変更点を詳しく見ていきましょう。まず注目したいのは、外装パーツの変更と同時に行われた新設計シートの採用です。着座面積は約30%拡大し、ライディングポジションの自由度の向上、長時間の乗車でも疲れにくくなりました。サスペンションに関しては、フロントのスプリングレートと減衰力を高めに設定、リアサスペンションは新たに伸び側減衰調整を追加し、スプリングレートもアップ。これらサスペンションの見直しによって、車体はライダーの操作に対し、よりリニアに反応するようになりました。

パワーユニットは最高出力は54kW(73ps)/9,000rpmのパワフルなエンジンを引き続き採用。スロットル操作に対しリニアなトルクを創り出す設計思想の「クロスプレーンコンセプト」に基づいて開発した2気筒です。パワーやトルクの値を追求するだけでなく、粘り強いトルク特性を獲得することで卓越した扱いやすさとコントロール感を実現。頻繁なギアチェンジを繰り返すことなく、アクセルのオンオフで爽快な走りを楽しむことができます。

現在販売されている2019年モデルの車体色は、新色のマットライトグレーと継続色のブルー、マットダークグレーの計3種類。ABSは標準装備で、車両価格は77万7,600円(消費税8%込み)となっています。

ヤマハ MT-07のここがポイント!
  • ● 軽量かつスリムでコンパクトなボディ
  • ● 全域に渡ってトルクフルな2気筒エンジン
  • ● より力強さを感じさせる外装デザイン

ヤマハ MT-07のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    NC750S

    低速から力強く燃費も良いロングストローク型の2気筒を搭載。エンジンの上側にはフルフェイスヘルメットも入るラゲッジスペースを確保。税8%込みで74万5,200円から。

  • カワサキ
    Z650

    扱いやすさとスポーツ性能を両立したライトウェイトスーパーネイキッド。低中回転トルク重視の並列2気筒を搭載。最高出力は50kW、車重187kg。税8%込みで87万6,240円。

  • ヤマハ
    XSR700

    MT-07のプラットフォームにネオレトロな外装を組み合わせたロードスポーツバイク。リラックスして走れるアップライトなポジションを採用。89万9,640円(税8%込み)。

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