ホンダ CB250R

掲載日:2018年11月30日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山研二

ホンダ CB250Rの画像
Honda CB250R

リニアなレスポンスの水冷単気筒を搭載
日常の移動を遊びに変えるスポーツロードスター

CB250Rは、ネイキッドスタイルの車体に水冷単気筒エンジンを搭載したロードスポーツバイクです。ホンダが打ち出す「Neo Sports Caf? Concept」をテーマとした外観デザインは、凝縮感のあるシルエットや立体感を強調した燃料タンク周りなど、CB1000Rにも通じるスタイリングとなっています。また、ラウンド型のLEDヘッドライトやリアカウルをなくしたシート周りなども、やはり新世代CBシリーズらしいデザイン。車両重量は142kg(ABS付きは144kg)とクラス最軽量の仕上がりです。

高張力鋼管と鋼板で構成される新設計のフレームは、各部材の受け持ちを明確化することで高い運動性能と軽量化を成立させています。例えば、後輪からの入力を受け持つピボット周りとメインフレーム部は別構成となっていますが、こうすることでメインフレーム側の強度を最適化し、鋼材の肉薄化することが可能となっています。また、軽量設計に伴って低くなるフレームのねじれ剛性に対しては、メインパイプをヘッドパイプの下側に接合する構成として、ねじれの中心位置を下げ前輪接地点の変化を抑えています。

パワーユニットは、市街地でのファンライドを念頭に、軽量コンパクトで低中速に強いDOHC水冷単気筒を採用。吸気系統は経路を直線的にレイアウトしてスロットルレスポンスを向上。マフラー内部はシンプルな2室構造として排気抵抗を抑えるとともに、単気筒らしい歯切れの良い排気音に。さらにFIセッティングの最適化も加え、どの回転域からでも力強く加速する出力特性を実現。最高出力は20kW(27ps)/9000rpmです。

サスペンションはフロントに41mm径の倒立フォークを、リアショックには大径ピストンを用いた分離加圧式を採用して路面追従性を向上。リアのスイングアームは高張力鋼板製で、高い剛性としなやかさを兼ね備えます。また前後のタイヤにはラジアルタイプを装備、ブレーキはフロントにラジアルマウントの4ポットキャリパーと296mm径のウエーブ形状フローティングディスクを採用。ABS付きのモデルもタイプ設定されています。

車体色はブラック、キャンディークロモスフィアレッド、マットクリプトンシルバーメタリックの3種類。車両価格は標準モデルが50万3,280円(税8%込み)、ABS付きが55万4,040円(税8%込み)です。

ホンダ CB250Rのここがポイント!
  • ● 凝縮感のあるダイナミックな外観デザイン
  • ● 軽量で快適な操縦性の車体パッケージ
  • ● 低中速域の力強い水冷単気筒エンジン

ホンダ CB250Rのライバルはこれだ!

  • KTM
    250 DUKE

    軽量なトレリスフレームの車体に、水冷単気筒エンジンを搭載するストリートモデル。最高出力は22kW、フロントフォークは倒立式、価格は57万円(税8%込み)。

  • カワサキ
    Z250 ABS

    アグレッシブなスタイリングが特徴のスーパーネイキッド。エンジンはパワフルに吹け上がる水冷並列2気筒、最高出力は23kW。価格は55万3,500円(税8%込み)。

  • ヤマハ
    MT-25

    街乗りからツーリングまで気軽に使えるコンパクトなネイキッド。パワーユニットは低中速で使いやすい水冷直列2気筒。最高出力は26kW、価格は53万4,600円(税8%込み)。

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