ハスクバーナ スヴァルトピレン 401

掲載日:2018年07月31日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二


ハスクバーナ スヴァルトピレン 401 の画像
HUSQVARNA SVARTPILEN 401

アップハンドルやブロックタイヤを装備
スリムで軽いアーバン・エクスプローラー

スヴァルトピレン401は、「シンプル、プログレッシブ」をコンセプトにハスクバーナより登場したストリートバイクです。トレリスフレームのスリムな車体に、373ccのコンパクトな水冷単気筒を搭載。余計なものを排除した必要最小限の構成で、都市部の探検に耐えうるよう仕上げてあります。またクラシカルかつモダンなデザインの車体は黒を基調としたカラーでまとめられ、オフロードスタイルのバーハンドルやブロックタイヤも装備。同時に発売となったヴィットピレン401をカフェレーサーに例えるなら、こちらはさしずめスクランブラーといったところです。ちなみにスヴァルトピレンとは、スウェーデン語で「黒い矢」を意味します。

パワーユニットは、低回転域から大きなトルクを発生するエンジンと6速のギヤボックスの組み合わせにより、アーバンライディングに最適なものとなっています。電子制御のフューエルインジェクションやライドバイワイヤシステムも採用し、シャープながらコントローラブルな出力特性です。最高出力は32kW(43ps)/9,000rpm、最大トルクは37Nm/7,000rpm。駆動系にはアンチホッピングクラッチも採用しています。エキゾーストシステムはスチール製のプリサイレンサーとアルミのサイレンサーを備えた2段構造。アルミサイレンサーはマットブラックで仕上げ、頑丈なヒートシールドも装備しています。

サスペンションはWPによるプロデュースで、フロントに43mm径のオープンカートリッジ式倒立フォークを採用、リアはプログレッシブダンピングシステムをスイングアームにダイレクトに装着。ブレーキはフロントにバイブレの4ピストンラジアルマウントキャリパーを採用。解除可能なABSも装備しています。シートは前後分割タイプで、シート高は835mm。そのほか、燃料タンク上にはラゲッジラックが装備され、利便性向上とともにアーバン・エクスプローラーらしい外観作りにも貢献。価格は消費税8%込みで77万7,000円です。

ハスクバーナ スヴァルトピレン 401 のここがポイント!
  • ● ショートテールのユニークで斬新なスタイリング
  • ● コンパクトな単気筒と軽量スリムなボディ?ワーク
  • ● アップライトなスクランブラーポジション

ハスクバーナ スヴァルトピレン 401 のライバルはこれだ!

  • ドゥカティ
    スクランブラー シックスティ2

    ドゥカティのスクランブラーモデルのなかでも最小の、399cc空冷Lツインを搭載するシックスティ2。最高出力30kW(40ps)、車両価格は消費税8%込みで89万9,000円。

  • ヤマハ
    SR400

    1978年から基本デザインを変えずに販売されるロングセラー。2010年型よりインジェクションを採用。19kW(26ps)、55万800円(税8%込み)。生産終了モデル。

  • ハスクバーナ
    ヴィットピレン401

    スヴァルトピレン401と同一ベースの兄弟車。低めのハンドルや前後一体シート、ロードパターンのタイヤ、ブロンズカラーのホイールなどを採用。77万7,000円(税8%込み)。


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