ホンダ CBR250RR

掲載日:2017年05月19日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山研二

ホンダ CBR250RRの画像
HONDA CBR250RR

直列2気筒のハイパワーユニットを搭載
新設計の本格スーパースポーツモデル

スタイリングデザインから車体、パワーユニットまで新たに設計した、250クラスのニュースーパースポーツです。低く構えたフロントカウルにボリューミーなフューエルタンク、そして後端に向かって絞り込まれていくテールまわりのデザインは、速さと力強さを感じさせます。車両骨格には鋼管トラスフレームを用いて強さとしなやかさを両立、エンジンはパワフルな水冷直列2気筒を採用。ちなみに1990年代の4気筒レーサーレプリカでも、同じCBR250RRの名称が使われていましたが、ここで紹介するのは全く別の新しいモデルです。

搭載される249ccの水冷直列2気筒は、低中速から力強く、高回転までシャープに吹け上がります。ダウンドラフト方式の効率良い吸気レイアウト、大径の吸排気バルブとスロットルなどで高出力化を図る一方、バルブタイミングの設定で低中回転域にも配慮。最高出力は28kW(38ps)/12,500rpmです。また250クラス初となるスロットル・バイ・ワイヤの採用により、安定した加速フィールが得られるとともに、好みに合わせて3つのライディングモードから出力特性を選ぶことができます。マフラーは右側2本出しとなっていますが、これは排気音にこだわってのこと。3室に別れたサイレンサー内部の第2室と第3室それぞれに排気出口を設け、低回転域では力強く、中高回転域では高揚感のあるサウンドを作り出しています。

フロントには37mm径の倒立フォークを採用して路面追従性を向上、リアのスイングアームは右側を「への字」形状として排気管の張り出しを抑え、バンク角を稼いでいます。ブレーキはフロントに310mm径、リアに240mm径のウェーブディスクを装備。7本スポークのスポーティなホイールには、17インチのラジアルタイヤをセット。フロントのデュアルヘッドライト、テールランプ、ウインカーなど灯火類は全てLEDを採用しています。

車体色はブラック、シルバー、レッドの3種類を用意。標準モデルは税8%込みで75万6,000円(レッドは77万7,600円)。ABS付きは税8%込みで80万6,760円(レッドは82万8,360円)です。

ホンダ CBR250RR のここがポイント!
  • ● スピード感のあるウェッジシェイプのスタイリング
  • ● スロットル・バイ・ワイヤ採用の高出力2気筒エンジン
  • ● 倒立フォークやガルアーム採用の本格的足周り

ホンダ CBR250RRのライバルはこれだ!

  • カワサキ
    ニンジャ250

    スタイリッシュなフルフェアリングの車体に、最高出力23kW(31ps)/11,000rpmの水冷パラレルツインを搭載。アシスト&スリッパークラッチも採用。税8%込みで55万3,500円。

  • スズキ
    GSX250R

    GSR250をベースにスタイリッシュなフルカウルをまとったロードスポーツバイク。エンジンは水冷の2気筒、最高出力は18kW(24ps)/8,000rpm。価格は税8%込みで52万7,040円。

  • ヤマハ
    YZF-R25

    毎日乗れるスポーツバイクがコンセプト。最高出力27kW(36ps)/12,000rpmの水冷2気筒を搭載。2眼逆スラントのヘッドライトも特徴。価格は税8%込みで55万6,200円。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索