スズキ GSR250S

掲載日:2014年08月26日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

スズキ GSR250Sの画像
SUZUKI GSR250S

GSR250のハーフカウル仕様
高めのハンドルで長距離移動も快適に

2012年に発売となったスズキのネイキッドモデルGSR250に、ハーフカウルを装着したバリエーションモデルです。カウルの装着と同時にハンドルの形状も変更し、より快適なライディングポジションとなっています。車体カラーはトリトンブルーメタリックとパールネブラーブラックの2色を設定、車両価格は消費税8%込みで49万2,480円です。

カウリングは走行試験を繰り返して開発されたもので、高いウインドプロテクション効果を発揮します。250ccクラスとしては大きめのカウリングであり、これが堂々とした車両のスタイリングにもつながっています。ハンドル形状の変更は、ベースモデルのGSR250よりもグリップ位置を48mm高く、66mmライダー側へ移動。アップライトなライディングポジションとなりました。カウリング装着とハンドル変更は、高速走行や長距離ツーリングなどでの疲労低減につながります。なお、ハンドル左の手元にはハザードスイッチを設置しています。

エンジンは水冷並列2気筒です。シリンダーボア径53.5mmに対し、ストローク量55.2mmの低中速の常用域を重視したロングストロークな設計で、最高出力は18kW/8,500rpm、最大トルクは22Nm/6,500rpmを発生します。燃料供給には電子制御のインジェクションを採用しているので、燃費や排ガス、スロットルレスポンス、それに暖気前から安定した性能を発揮する意味でも有利。トランスミッションは6段式です。

車体骨格はセミダブルクレードルフレームです。リアショックにはモノサスペンションを採用することですっきりしたデザインに仕上げられています。また、リアショックは7段階のプリロードアジャスター付きなので、ライダーの好みに合わせて調整することが可能。左右2本出しのエキゾーストパイプはエンジンから外側へ張り出すようにレイアウトして存在感をアピール。マフラー後端にはテーパー状のエンドキャップを装備し、後方からのルックスにも気を配っています。

スズキ GSR250Sのここがポイント!
  • ● 高い防風効果を発揮するハーフカウル
  • ● 前傾の少ない快適なライディングポジション
  • ● 扱いやすさ重視のロングストロークエンジン

スズキ GSR250Sのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    VTR-F

    ネイキッドモデルのVTRに、フレームマウントのハーフカウルを装着したVツインエンジン搭載のロードスポーツモデル。ヘッドライトはY字形状のマルチリフレクタータイプを採用。

  • カワサキ
    ニンジャ250

    水冷並列2気筒エンジンを搭載するフルフェアリングのスポーツモデル。マルチリフレクターのデュアルヘッドライトやニンジャシリーズ共通イメージの外装デザインなどが特徴。

  • ホンダ
    CBR250R

    水冷単気筒エンジンを搭載するロードスポーツモデル。デュアルヘッドライトを採用したスポーティなフロントマスクや、フルカウルのスタイリング、燃費の良さなども特長。

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