ホンダ VFR1200X DCT

掲載日:2014年08月19日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ホンダ VFR1200X DCTの画像
HONDA VFR1200X DCT

デュアル・クラッチ・トランスミッションを採用した
クロスオーバーコンセプトモデル

オンロードモデルとオフロードモデルのスタイルを融合した、大型スポーツモデルです。“オールロード・グランツーリスモ”をコンセプトに開発され、エンジンは排気量1,236ccの水冷V型4気筒を搭載し、駆動系にはオートマチックのデュアル・クラッチ・トランスミッションを、また後輪の駆動力を選択できるセレクタブル・トルク・コントロールも採用。街乗りからロングツーリング、さらには未舗装路の走行まで、多様なシチュエーションで余裕の走りを楽しめる車両に仕上げています。

エンジンは低中速から高速域まで力強い出力特性となっています。振動を抑えるためシリンダーの挟み角は76度に設定、不等間隔爆発の点火タイミングを採用することで、スムーズさと力強い鼓動感を両立しています。シリンダーヘッドにはユニカムバルブトレインのOHCを採用し、軽量コンパクト化とマスの集中化を実現。スロットルボディにはスロットルバイワイヤ方式を採用し、リニアなフィーリングを実現しました。

デュアル・クラッチ・トランスミッションには、自動的に変速するATモードと、手元のスイッチでシフトアップ/シフトダウンの操作を行うMTモードがあります。さらにATモードには市街地走行からスポーツ走行までをカバーするDモードと、さらにスポーティな走行向けのSモードが用意され、状況に応じて選択することができます。セレクタブルトルクコントロールは、スロットルの制御でスリップを抑えるシステム。3段階でレベルを選択できるほか、オフにすることも可能です。

足着き性を考慮して設定された810mmのシート高や幅広のアップハンドルにより、ゆったりとしたライディングポジション。容量21リットルの大きな燃料タンクは航続距離を長くします。また、未舗装路にも対応したストロークの長いサスペンション、チューブレスタイヤを装着できるワイヤースポークホイール、前後ブレーキ連動のコンバインドABSなどを採用し、さまざまなシチュエーションで安心感のある走りを楽しむことができます。車両価格は消費税8%込みで189万円です。

ホンダ VFR1200X DCT のここがポイント!
  • ● オン/オフスタイルのボリューム感ある車体デザイン
  • ● 余裕の走りを生むパワフルなV型4気筒エンジン
  • ● MTモードもあるデュアルクラッチトランスミッション

ホンダ VFR1200X DCTのライバルはこれだ!

  • カワサキ
    ヴェルシス1000

    排気量1,043ccの水冷並列4気筒エンジンを搭載するクロスツアラー。トラクションコントロールやABS、選択可能なパワーモードなどロングライドを快適にする装備が充実。

  • トライアンフ
    タイガーエクスプローラーXC

    排気量1,215ccの水冷直列3気筒エンジンにシャフトドライブを組み合わせるタイガーエクスプロラーに、スポークホイールやエンジンガード、フォグライトなどを追加装備。

  • ヤマハ
    XT1200Zスーパーテネレ

    エンジンは排気量1,199ccの水冷並列2気筒、駆動はシャフトドライブ。トラクションコントロールやクルーズコントロール、電動調整式サスペンションなども装備する。

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