【Page4】「自作FI」は次世代電気カスタムの最先端だ!!

掲載日:2009年12月14日 特集記事電気いじりはコワクナイ!    

記事提供/2009年6月1日発行 モトメンテナンス No.83
取材協力/アニーズ Phone 052-504-1319

3 Chapter
「自作FI」は次世代電気カスタムの最先端だ!!

電気好きがバイクをいじるとこうなる!!完全自作「FI」と驚きかつ斬新カスタマイズ!!

 

テスター片手に不調の原因を探し出したり、他機種のパーツを巧みに流用してモディファイするなど、電気好きにはいろんなタイプがある。そして電気の知識と挑戦心が高まると、さらに自由な電気イジリが可能になる。ここでは吸気系に自作FIを用いたカスタムマシンを紹介しよう。

  • ①モード切替で水温や油温を表示できるタコメーターは、自動車用パーツメーカーのピボット社製5イン1ゲージを装備(現在は生産終了品)。右下の四角い液晶は自転車用を流用したスピードメーター。空燃比計はセッティングの参考に用いたもので、ECUへのフィードバックは行っていない。

    ①モード切替で水温や油温を表示できるタコメーターは、自動車用パーツメーカーのピボット社製5イン1ゲージを装備(現在は生産終了品)。右下の四角い液晶は自転車用を流用したスピードメーター。空燃比計はセッティングの参考に用いたもので、ECUへのフィードバックは行っていない。

  • ②エアファンネル仕様で使うスロットルボディはドゥカティ用のφ40。連結されたボディを切り離したので、スロットルワイヤーを掛けるドラムを新規に製作。ドカ用では流量が多いのでインジェクターはスズキGSF1200用に変更した。

    ②エアファンネル仕様で使うスロットルボディはドゥカティ用のφ40。連結されたボディを切り離したので、スロットルワイヤーを掛けるドラムを新規に製作。ドカ用では流量が多いのでインジェクターはスズキGSF1200用に変更した。

  • ③スイングアームピボット上にバッテリー、GPZ系用燃料ポンプをセット。Z1000HからGPZに至るカワサキdfiモデルの燃料ポンプはインタンク式ではない独立タイプなので、単体で使用可能なのだ。さらにSDRの燃料タンクはコック別体でタンク本体に燃料パイプが2本装備されているので、ここに燃料ポンプの供給と戻りホースを接続。タンクが無加工で済んだのは幸運だった。

    ③スイングアームピボット上にバッテリー、GPZ系用燃料ポンプをセット。Z1000HからGPZに至るカワサキdfiモデルの燃料ポンプはインタンク式ではない独立タイプなので、単体で使用可能なのだ。さらにSDRの燃料タンクはコック別体でタンク本体に燃料パイプが2本装備されているので、ここに燃料ポンプの供給と戻りホースを接続。タンクが無加工で済んだのは幸運だった。

  • ④ヘッドパイプ後方に、グリッド社製EMSを搭載。ここに燃料噴射プログラムが入っている。セッティング時には右サイドのシリアルポートからパソコンにケーブルをつないで作業する。

    ④ヘッドパイプ後方に、グリッド社製EMSを搭載。ここに燃料噴射プログラムが入っている。セッティング時には右サイドのシリアルポートからパソコンにケーブルをつないで作業する。

  • ⑤行ったり来たりのレイアウトが独特なエキパイは水野さんのお手製。低回転時は長い通路を通してトルクアップと消音を重視し、4000回転以上ではデバイスが作動して短い通路を使ってパワーアップを図る。

    ⑤行ったり来たりのレイアウトが独特なエキパイは水野さんのお手製。低回転時は長い通路を通してトルクアップと消音を重視し、4000回転以上ではデバイスが作動して短い通路を使ってパワーアップを図る。

  • ⑥自作排気デバイスをコントロールするのはラジコン用サーボモータ。切り替えバイブにはV-max用のVブースト用を流用している!!

    ⑥自作排気デバイスをコントロールするのはラジコン用サーボモータ。切り替えバイブにはV-max用のVブースト用を流用している!!

  • SDRのデザインは好きだったが、初めから2ストで乗る気はなく、「たまたまあった」Dトラッカーのエンジンを搭載。トラスフレームにしっくり収まっているが、実際には切った貼ったの大仕事だった。ラジエターはSDR用だが、オーバーヒートはないという。各バイクメーカー様、こんなスリムなバイクでもFI化はできるんですよ。

    SDRのデザインは好きだったが、初めから2ストで乗る気はなく、「たまたまあった」Dトラッカーのエンジンを搭載。トラスフレームにしっくり収まっているが、実際には切った貼ったの大仕事だった。ラジエターはSDR用だが、オーバーヒートはないという。各バイクメーカー様、こんなスリムなバイクでもFI化はできるんですよ。

  • 走りの印象はSRX250を小さくしてパンチカを上げたような感じ。エンジンの重さ、重心の高さを若干感じるが、元がSDRフレームなのだから許容できる。FIのセッティングにはまったく不自然なフィーリングはなかった。
  • 走りの印象はSRX250を小さくしてパンチカを上げたような感じ。エンジンの重さ、重心の高さを若干感じるが、元がSDRフレームなのだから許容できる。FIのセッティングにはまったく不自然なフィーリングはなかった。

 

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