ホンダ ADV150

掲載日:2020年01月30日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ホンダ ADV150の画像
HONDA ADV150

個性的で力強い外観と優れた走破性が魅力
アドベンチャースタイルの都会派スクーター

ADV150は、個性的で力強い外観デザインと優れた走破性が持ち味の軽二輪スクーターです。通勤や通学などの市街地走行から高速道路や未舗装路まで、非日常を含むさまざまなシチュエーションで快適に使える同車は、コミューターでありアドベンチャーでもある、シティアドベンチャーというスタイルになります。フレームとエンジンはPCX150のものがベースですが、それぞれADV150のキャラクターに合わせて変更を加えた専用品です。

車体は前後長を抑えた台形フォルムで、マスの集中化とアップライトな乗車ポジションを実現。剛性バランスに優れ、軽量でコンパクトなダブルクレードル構造のフレームにより、軽快な操縦性を確保しています。795mmのシートハイトは、見通しの効くアイポイントにも貢献。そのほか、ハンドルには剛性の高いリジッドマウント式のテーパーバーハンドルを採用、フロントに装備したスクリーンは二段階の高さ調整が可能です。

149ccの水冷単気筒は、アイドリングストップ機構付きのeSPエンジンです。吸排気系の最適化で低中回転域を力強くし、荒れた路面でも扱いやすい出力特性としました。最高出力は11kW(15ps)/8,500rpm、変速タイミングも低中回転域重視のセッティングです。サスペンションは、フロントに130mmストロークの正立フォークを、リアに120mmストロークのショックユニットを採用。タイヤはブロックパターンのチューブレスタイプで、フロント110/80-14、リア130/70-13と太めのサイズ設定。最低地上高は165mm確保しています。

ブレーキにはフロントに240mm径、リアに220mm径のウェーブディスクを採用。フロントのみが作動する1チャンネルタイプのABSも装備しています。シート下のラゲッジボックスは容量27Lで、フルフェイスヘルメット1個を収納可。フロントのインナーボックスは容量は2Lで、スマートフォンなどの充電ができるアクセサリーソケットが付いています。またスマートキーシステムを採用していますので、キーをポケットに入れたままイグニションスイッチやハンドルロックの操作が可能です。
車体色はマットメテオライトブラウンメタリックとマットガンパウダーブラックメタリック、ゲイエティーレッドの3種類、車両価格は消費税10%込みで45万1,000円です。

ホンダ ADV150のここがポイント!
  • ● 2段階で高さ調整可能なフロントのスクリーン
  • ● 荒れた路面でも扱いやすい低中速重視の出力特性
  • ● 未舗装路も意識したブロックパターンのタイヤ

ホンダ ADV150のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    PCX150

    149ccの水冷エンジンを搭載したスタイリッシュなスクーター。最高出力は11kW、スマートキーも採用。税10%込みで38万600円(ABS装備車は40万2,600円)。

  • ヤマハ
    NMAX155

    スポーティでコンパクトなシティコミューター。走りと環境性能を両立した水冷155ccのブルーコアエンジンを採用。出力11kW、ABS装備。税10%込みで38万5,000円。

  • ホンダ
    X-ADV

    同じくホンダのアドベンチャーモデルだが、こちらは745ccの水冷2気筒を搭載。最高出力は40kW、変速装置にはDCTを採用。価格は税10%込みで126万3,900円~。

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