NUTS CUSTOM CYCLES
愛媛県/ハーレー取扱店

取材協力/NUTS CUSTOM CYCLES  取材・撮影/伊勢 悟  文/植田 一礼
掲載日/2014年10月31日
愛媛県四国市にある『NUTS CUSTOM CYCLES』(ナッツカスタムサイクルズ)は、メカニック全員がハーレー専門コースがある赤門自動車整備大学校を卒業し、2級整備士の免許を持つエキスパート。運輸局認証工場も取得しており、確かな技術と豊富な知識でハーレーライフをサポートする。

INTERVIEW

アットホームな雰囲気で
オーナーと共ににバイクを作る

『ナッツカスタムサイクルズ』は、代表の薦田浩志さんがそれまで勤めていたハーレーダビッドソン正規販売店から独立し、2005年に創業したカスタムショップだ。2011年に現在の場所へ移転し、スタッフは薦田浩志さん、清水胤良(かずひこ)さん、門脇尚憲さんのメカニック3人と、ペインターでFRP加工も行う、原康人さんの4人で営業している。

 

メカニックは全員、赤門自動車整備大学校の2級2輪自動車整備士科ハーレー専修の卒業生で、2級整備士免許を持っているハーレーのエキスパート。卒業後は各地のハーレー正規販売店やカスタムショップに勤務し腕を磨いてきた。

 

「2010年に運輸局認証工場を取得しました。高い技術力と、常に勉強をしている知識の豊富さではひけを取りません。お客様には安心してメンテナンスやカスタムを任せていただけます。ショベルからツインカムまで対応できますが、どれが得意とかはなく、お客様の要望に応じてカスタムバイクを作っています」

と語る代表の薦田さん。カスタムワークだけでなく、一般的な整備や修理、車検、中古車の販売も行っている。建物は130坪、駐車場は100坪という十分な広さがあり、ファクトリーは使い勝手と作業効率を考えたレイアウト。溶接や板金を行うメタルワーク専用スペース、エンジン専用作業スペースとペイント専用ブースもあり、カスタムバイク製作に必要な、ほとんどの作業がショップ内で完結するのが特徴だ。最新モデルに対応した工具、マニュアルなどを完備しており。高年式車の対応もぬかりない。

 

「気軽に来られるお店なので、作業風景も見学できますし、むしろスタッフが仕事をしている姿を見て欲しいですね。オーナーと一緒にバイクを作っていく感じのアットホームな雰囲気です」

 

ショップでは定期的にツーリングイベントも行っており、和気藹々とした雰囲気で、山も海もある絶好のロケーションを走るツーリングには、毎回多くのお客様が参加している。これもショップの和やかで楽しい空気を醸成する要素のひとつだ。

古いモデルを使ったオールドスクールなボバーやチョッパーから、走りを追求したスポーティーなセットアップ。高年式ツアラーがベースのラグジュアリーなバガースタイルなど、ハーレーのカスタムなら何でもお任せ。特に決まったスタイルを持たないショップなので、どんなカスタムにするかはお客様次第。ニーズにできる限り応えるのが“ナッツカスタムサイクルズ流”なのだ。

 

「バイクをこうしたいけど、どうしたらいいんだろう?と悩んでも、ナッツに行けばなんとかなる。ここに来れば夢が実現すると思われたいですね。もちろん安全性に関わることはきちんとお話しますし、こちらからも色々な提案ができます。お客様の愛車とハーレーライフがより楽しいものになるように、なんでも相談にのります」

 

仕事をきっちりこなしながら、楽しく明るい雰囲気のナッツカスタムサイクルズ。敷居が低く、ビギナーも大歓迎。まずは気軽に遊びに行ってみよう。

PICK UP

ライトカスタムからショークラスのフルカスタムまで
どんなスタイルでも作ります

ナッツカスタムサイクルズは、高い技術力と豊富な知識、そして卓越したセンスでカスタムバイクを製作するショップ。神戸の『ニューオーダーチョッパーショー』などカスタムバイクショーにも積極的にエントリーし、アワードも獲得している。カスタムバイクに合わせたワンオフパーツの製作や、車体の組み立て、塗装まで、同一ショップ内で行われているので、お客様の要望や完成イメージを全員が共有している。それ故にオーナーのリクエストを可能な限り忠実に反映したカスタムバイクが完成する。カスタムベースにもできるハーレーの中古車も在庫しているが、希望の年式、車種を広範なネットワークから探すことも可能だ。

 

1972年型FXEスーパーグライドのフルカスタム。レーシーなラインに英国車のテイストを加え、タンクなどの位置をミリ単位で作り込んでいる。“ずっと長く乗れるバイク”というオーナーの希望と、イメージを具現化するため時間をかけて話し合い細部まで詰めていった。

エンジンはオーバーホール済み。キャブレターは『リベラ』製SUを選択。『ワイセコ』製鍛造ビストン、『S&S』製ローラーロッカーなどでスムーズに吹け上がる。ワンオフのマフラーは真後ろからだとついていないように見えるほどナローな取り回し。オイルタンクは古いトライアンフをイメージしたワンオフ。

スムージングした純正フレームに、1インチローダウンした純正35mmフォークを装着。フォークにはワンオフのアルミカバーをセットし、オールドな雰囲気を演出。短めのフロントフェンダーもワンオフで製作した。フロントホイールは21インチのスポーク。

フューエルタンクはFXE用純正をチョップしてナローなシェイプに再構成したもの。左右分割になっているのが特徴。カラーはオーナーと相談しながら調色した紺色で塗装。タンクに描かれたグラフィックは、ハーレー純正の“フライングホイール”をデフォルメした。

1977年型FLHをほぼお任せで製作したフルカスタム。ショップとして初めてカスタムショーに出品した車両。“乗りやすく壊れないショベルヘッドを作って欲しい”という希望に応え、ポジションにこだわって製作。外装はフレームと共にキャンディグリーンにペイントした。

FLHの純正の分割フューエルタンクをベースに、幅を詰めて製作。タンク上面中央にあるアルミのパネルもワンオフで製作し、タンクを固定するだけでなく、視覚的なアクセントにもなっている。キャンディグリーンとホワイトのペイントはボバー的なイメージ。

ワンオフのシートベースを使い、本革のサドルレザーで製作したソロのサドルシート。表皮は薦田さんの友人が、ショップ名のカービングと、バスケット模様、周囲のレースアップで仕上げたもの。経年とともに革が変色し、独特の良い雰囲気になっていく。

1971年型FLHがベースのフルカスタム。ヴィンテージパーツを一切使わず、レトロな雰囲気を造形と塗装で演出している。パーツの取り付け方で全体をコンパクトに見せている。2013年のニューオーダーチョッパーショーで、チョッパージャーナル誌賞を受賞した1台。

フューエルタンクやシートカウルの造形は、ひと目でシルエットが綺麗なバイクになるよう、細心の注意を払って製作。フレームに溶け込むようなデザインにするため何度か作り直している。シルバーのラインはアルミの粉体が入った塗料でペイントしている。

10ソロシートはボルト1本で外れるようになっており、その下にある電装にすぐアクセスできる。現行のハーレーをメンテナンスできるなら、誰でも整備できるようにしている。整備性の高さが一番こだわっているところで、ショップで製作するカスタムすべてに共通している。

112010年型XL1200Lにレーサーの雰囲気を取り入れたカスタム。初めてのハーレーというオーナーは、XL1200L純正タンクと全体のスタイルが好きで、純正スタイルを崩さずにカスタムしたいというオーダーだった。エンジンはフラッシュチューナーを使い、デジタルチューンしている。

12ハンドルは『ローランドサンズデザイン』製のセパレートハンドルを選択。それほど低い位置にセットしていないので、乗りやすいポジションになっている。他にも『ベビーフェイス』製のバックステップキットなど、良質なカスタムパーツを随所に使用している。

13工場内には普通自動車も塗ることができ、バガーなど大型の車両も余裕で塗装できるペイントブースを完備。ペイントとFRPパーツの製作や加工もこなす原康人さんは、代表の薦田さんと共にショップを立ち上げた最初のメンバー。ビルダーとオーナーのカスタムイメージを共有し正確に具現化する。

14ショップのメカニックとなって1年の門脇尚憲さん。代表の薦田さんと赤門ハーレー専修の同期生。オーナーの希望するカスタムをできるだけ忠実に実現するために腕をふるう。「店の良いところはスタッフ全員の人柄ですね。同世代なので仲が良いです。だから気軽に遊びに来て欲しいですね」

15ショップの工場長、清水胤良(かずひこ)さん、は赤門ハーレー専修3期生。お薦めは、フラッシュチューナーで純正ECMを書き換えるデジタルチューン。「感覚的だったエンジンチューンの結果が、数字として目に見えるんです。他に車両診断などもできるのでぜひ一度試してみてください」

16ヴィンテージモデルから高年式モデルまで、ショップでは厳選した中古車を常時在庫している。在庫にないモデルでも、全国に広がるネットワークを通じて探し出し、取り寄せることができる。カスタムベースにもなることも多く、カスタム込みで購入するお客様も多い。


SHOP INFORMATION

ナッツカスタムサイクルズ

住所/愛媛県四国中央市土居町蕪崎2634-2
TEL/0896-74-8275
FAX/0896-74-8275
営業/10:00-19:00
定休/水曜、第3日曜
URL/公式ブログはこちら

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