【バイク足つきチェック】2018年型FORZA/幅広いシチュエーションで乗りたい250ccスクーターの足つきはどうか?!

掲載日:2018年08月21日 トピックス    

取材協力/本田技研工業株式会社  取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部

【バイク足つきチェック】2018年型FORZA/幅広いシチュエーションで乗りたい250ccスクーターの足つきはどうか?!の画像

モデルチェンジし5代目が2018年7月20日(金)にリリースされたばかりのホンダ・フォルツァ(FORZA)。シート高780mm、車両重量184kgの同車を150cm、155cm、175cm、180cmのテスターが足つきチェック。

フルモデルチェンジ後の5代目フォルツァ
シート高780mmは足つきにどう影響するのか?

2000年に発売されて以来、ホンダの250ccスクーターとして幅広い層に支持されてきたフォルツァが2018年7月20日にフルモデルチェンジし5代目が販売開始となりました。新型の開発時にキーワードとなったのが、「安心・快適な高速走行性能のさらなる進化に、街中での扱いやすい軽快さをプラス」というもので、走行シーンに関しても懐が深く幅広いシチュエーションで乗りたくなるスクーターという位置づけになっています。

しかも、今回のモデルチェンジでは先進装備も多数搭載。ホンダのスクーターとしては初のHSTC(ホンダ・セレクタブル・トルク・コントロール)というトラクションコントロールや、利便性が高まるHONDA SMART Keyシステムも採用したり、140mmの可動範囲で無段階に調節できる電動式可動スクリーンも装備するなど、とにかく乗る人にとって便利で嬉しい内容がいっぱいです。

こちらがシートの写真。テスターが触ったり跨ってみたところ、質感は固めでコシがある感じ。シート幅に関しては少し幅広な気もしますね。また足つきの点で言えば前モデルに比べ車両重量が10kg軽くなったことも重要なポイント。今回はそのあたりをふまえつつ、250ccに近い排気量のスクーターとフォルツァの前モデルのデータを集めてみました。こちらも参考にしてください。

比べてみるとフォルツァのシート高はかなり高め。スクーターはステップボードの幅も足つきに影響してくるので女子にはちょっと高いシート高かもしれません。車体重量は184kgと平均的な重さになっています。前モデルからの10kg軽量化はありがたいですね!

今回は150cm、155cm、175cm、180cmのテスターが足つきチェック! その様子を写真で見比べつつ、それぞれが感じたフォルツァの足つきのポイントや気になったところをお伝えします!

こちらが今回の足つきチェック車両、ホンダのフォルツァ。シート高780mm、車両重量184kgになっています。テスターは150cm~180cmの4名。

150cmのテスターを横から見た姿。両足での接地はできず、テスター本人も「足まったくつかない……。車体は重くないけど、シートの一番前の方に跨っても足がつかないので、乗れなさそう」との感想だった。

真後ろからも150cmのテスターをチェック。やはり両足は接地しない。

腰の位置をずらして片足での足つきにチャレンジ。ギリギリつま先が地面に触れた。ただ、車体は自分で支えられない程度の足つき。

155cmのテスターを横から見た姿。かなりシート前方に跨ってはいるが、つま先に力が入る程度には接地している。

片足だともう少し接地面積が増え安定する。本人の感想では「シートがとても大きくて横にも張っているから、走っている時にちょうどいい場所(深め)に座ると、両足で着くのはムリ。片足ならアリ」と言っていた。

真後ろから見た155cmのテスターの様子。つま先だけが地面についている。肘にはゆとりがありそうだがこちらも「前方に腰掛けていればハンドル位置は問題なさそう。深く腰掛けるとハンドルが遠い」とのこと。

片足だと腰の位置というより、座る位置をずらしての接地になる。ステップボードを避けて足をつくため、かなり左に身体をずらしており、それでも地面が遠そうに見える。

175cmのテスターを横から見た姿。シート前方に腰掛け、足つきの接地面積は1/3程度。

片足だと足の裏が半分程度接地する。「シートが固くて跨っても車体の沈み込みもないから、停車時に足をつく時は少しお尻の位置を移動しないと足がつかない」と言っていた。

175cmのテスターを後ろから見てみる。足つきはやはり1/3程度で肘にはゆとりがある状態。

片足時も腰の位置をずらさないと両足の接地の時と同程度の足つき。まっすぐに足を降ろせないせいか足つき位置も車体から遠い。

180cmのテスターを横からみてみる。跨る位置はシート中央あたりで膝を軽く曲げた状態で足裏が半分ほどの足つき。

片足ならばベッタリと足裏が接地する。ハンドル位置もそんなに遠くは感じない。

180cmのテスターを真後ろから見た姿。本人は「シートの幅があるので、足が開いて真っ直ぐ下に降ろせず足つきは悪い。ただ、ハンドルが比較的近めで、コンパクトなポジションのため操作性は良さそう」と言っていた。

180cmのテスターでもベッタリ片足をつけようと思うと、腰の位置を少し左にずらさなくてはいけない状態。

ステップボードには長距離走行時などにラクな姿勢で乗れるフットレストもある。180cmのテスターがこの位置に足を置くと、しっかりシートの奥まで使って腰掛けるポジションになる。

今回はタンデムしたらどんな感じになるかも撮影。男性ふたりで乗ってもそんなに車体が小さい感じはしない。

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