部品メーカーブースで先端技術を見た!【東京モーターショー2017/部品メーカー速報#01】

掲載日:2017年10月26日 トピックス    

取材協力/東京モーターショー2017  取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ

モーターショーは職人魂の見本市
部品メーカーブースも熱かった

東京ビッグサイトで開催される東京モーターショー2017(TMS2017)。2017年10月27日(金)~11月5日(日)の一般公開のさきがけとして、10月25日(水)からプレスデーの公開が始まった。モーターショーと聞いて何を最初に思い浮かべるだろうか? トヨタや日産、ホンダにマツダなど……四輪を製造するメーカーを連想する人がほとんどだと思う。

しかし、一台の車を作るために多くの部品メーカーが協力していることは皆さんご周知の通り。それぞれの部品に関するプロフェッショナル達がこだわりの車を作り上げている。部品メーカーブースは、先に挙げた車メーカーのブースと同じくらい奥が深く、また面白いのだ。今回はそんな部品メーカーの中でも、二輪メディアのバイクブロスとしてバイクの部品を作る企業にスポットを当ててみた。各メーカーのこだわりをとくとご覧あれ!

01灯火類の総合メーカーの小糸製作所ではコンセプトとして、バイクの走行ラインや右左折時のシグナルランプを路面に照射する次世代二輪車用ランプが展示されていた。自車のアクションを光を通じて周りに伝えるもので、視認性のよい走行アピールは安全性にも繋がる。

02こちらはスズキのGSX-R1000のヘッドランプユニット。カーブに合わせて追加照射を行ない、見えづらいコーナー先を照らすAFS(アダプティブ・フロントライティング・システム)機能など独自の配光技術を備えている。

03こちらはハーレーの純正シートも手掛けるテイ・エス テックのブースだ。中でも注目なのが乗車時・走行時などシチュエーションに合わせてシートの座面が変わるスマートシート。ヴァーチャルツーリングでシートの効果を体感できる。

04スマートシートの可動域は上下3cm。バイクを乗り降りする時は低くなり、走行時のシートは高く膝周りの窮屈さを感じさせない。さらにカーブではシート高が片面のみ上下するなどバリエーションは豊か。

05サスペンションを作るKYBブースでは、平田 優選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)の全日本モトクロス選手権に参戦するモデルYZ450FMと、FMX専用のセッティングが施された鈴木大助選手のYZ250が出迎えてくれた。

06KYBブースで目を引いたのが、ショックアブソーバー体験コーナー。車のプリウス(3代目、4代目)で使われているダンパーと、ピストンロッドまで強化樹脂で作り上げた次世代軽量ショックアブソーバーを手にとって比較できる。プロトタイプなので二輪で採用されるのはまだまだ先の話だが、メーカーのこだわりを感じる展示だ。

07オーリンズブースには人気のフロントサスペンションが数多く展示されていた。

08こちらには、リアサスペンションの展示がずらり。レースからストリート、オフロードなど、さまざまなシーンで活躍するサスペンションを比較できる。

09オーリンズのサスペンションが装着されている2016年鈴鹿8耐参戦車両の「YOSHIMURA JAPAN GSX-R1000」も参考展示されている。

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