暖かくて着心地も良好。街乗りからツーリングに最適

掲載日:2011年12月13日 オフロードアイテムレビュー    

アレンネスからシンプルなシルエットで街でも着用しやすく、透湿防水素材を2重構造にして雨を気にせずに着用できるナイロンジャケットC-ラインが登場した。

 

写真/酒井一郎  レビュワー/小川浩康

 

 

[ アイテム紹介 ]

アレンネスは、Tシャツやジーンズといったカジュアルウエアから、ロードレース用革ツナギといったライディングギアまでラインナップしているウエアブランドで、全国に10店舗を構えるボスコ・モトが輸入代理店になっている。
そのアレンネスは、ナイロン素材を使用した「ナイロンシリーズ」というジャケットをラインナップしているが、新たなシリーズとしてC-ラインをリリース。透湿防水性のあるマイクロドライという素材を2重構造にし、各部ファスナーには止水ファスナーを装備することで雨の浸入をシャットアウト。またインナーにはキルティングを装着することで防寒性を高め、肩とヒジにはプロテクターを装備し、寒いこの時期のライディングを安全快適にこなせる機能を持っているのが特徴になっている。さらに、そうした機能を外観的にアピールせず、街乗りでも着用しやすいプレーンなフォルムにまとめていて、レーシングアパレルとは一線を画すデザインになっている。街乗りだけでなく、ツーリングライダーからの支持も高まっているのだ。

 

 

[ レビュー ]

テストは時折小雨が降る河川敷ダートを走行し、防寒性・防風性を確認。多少のボディアクション(林道を通過する程度の軽めの動作)を行うことで、オフロードライディングに必要な着やすさもチェックした。
レビュワーは身長173cm。Lサイズを着用すると、タイトに感じる部分がなく、リラックスした着心地を得られた。肩とヒジに装備されたプロテクターはボディアクションしてもジャマにならず、安心感も得られた。また、ジャケット自体の重量も軽めなので、これもボディアクションしやすさになっていた。独特の風合いを持つ表地は強度もあるので、林道ツーリングにも使いやすいジャケットだと思った。
またテスト当日は最高気温13℃。河川敷ということで冷たい風も吹いていた。そうした状況下で小一時間ほど走行したが、上半身は冷え切ることがなく防風性・防寒性の高さも体感できた。それと、表地は雨粒もはじき、内部に染み出ることも皆無だった。寒いこの時期の防寒ジャケットとしてもおすすめできる。セール価格になっているのも魅力的だ。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①袖口にベルクロ付きアジャスターを装備。無段階調整でグローブとのフィッティングを高められるので、走行風の浸入を防げる

 

②肩とヒジのプロテクターは取りはずし可能。ポリウレタン製で異物感のない装着感となっている

 

③透湿防水素材のマイクロドライが雨をはじく。止水ファスナーも採用し、防水性はかなり高いレベルに仕上がっている

 

④襟にはフードを内蔵している。レインウエアとしても使用できるので、ツーリング先での徒歩移動に威力を発揮してくれる

 

⑤シンプルなシルエットなので街でも着用しやすい。ポケットはジャケット前面に3つ(止水ファスナーつき)、ジャケット内側に4つ装備し、財布、携帯電話を収納しやすい形状になっている。ジャケットの裾にはドローコードがあるので、絞ることで走行風の巻き込みを防げる。防寒性を高めるキルティングは取りはずしできないが、その分着崩れることがなく、着心地のよさになっている。写真のブラックのほかにレッドもラインナップ

 

 

[ 商品情報 ]

ARLEN NESS

C-LINE ロングJKT防水

価格/3万4440円(セール価格・定価4万3050 円)

重量/1350g(編集部実測値)

カラー/ブラック、レッド

サイズ/XS、S、M、L、XL、XXL

素材/シルクタッチナイロン、ポリエステル

 

 

[ お問合せ ]

ボスコ・モト

TEL/03-5754-9011

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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