ギミックではなく、本当に使える多機能バックパック

掲載日:2011年10月25日 オフロードアイテムレビュー    

Klimの多機能バックパック『クルーパック』が日本上陸。ライディングを妨げないフィット感や快適性などが良好なのはもちろん、ゴーグルポケットやハイドロパックなど、オフロードライディング時の実用性を考慮した機能を備えている。

 

 

 

[ アイテム紹介 ]

ライダーが求めているものに応えるために、つねにライダーの意見を製品作りに反映させているアメリカのライディングギアメーカーKlim。レースユースだけでなく、オフロードツーリングでの快適なライディングを実現するためのアイテムを多数リリースしているのが特徴で、他のアメリカンブランドとは一線を画す落ち着いたデザインもブランドイメージになっている。
輸入総代理店スピードスポーツにより日本進出を果たしたばかりだが、すでに本国並みの取り扱いラインナップを展開しつつあり、多機能バックパック「クルーパック」の販売も決定。さっそくテストを行ってみた。
このクルーパックには容量3Lのハイドラパックが標準装備され、さらに取りはずし可能なツールバッグも搭載。ゴーグルポケットをはじめ、多数のポケットが配置されるなど、オフロードライディングでの扱いやすさを重視した作り込みが特徴になっている。また、背中と接する部分を立体構造としたエアフラックス機能も搭載し、長時間の着用でも蒸れにくいのも特徴になっている。

 

 

[ レビュー ]

クルーパックを背負ってみると、独特の装着感が感じられた。バッグ背面には背中との間に空気を流す通路を形成するエアフラックスシステムが装備されているが、そのシステムのためのパッドが線として背中に当たるのだ。パッドの存在感は強めだが、適度なクッション性があるので不快感はない。また、そのパッドのクッション性のおかげでバッグがズレにくくなっている。ダート走行時にバッグから振られていく、あの嫌な感じがなく、フィット感のよさになっているのが好印象だった。また、バッグと面で接っしないので、ジャケット背面のベンチレーションから効果的に空気が抜けていくのも体感できた。
ハイドロパックの飲み口は肩ベルト内に収納されているのでバタつかず、走行中にも取り出しやすかった。取りはずし可能なツールバッグも携帯工具をしっかり収納でき、ベルトとバックルでバッグ本体に確実に固定できるので安心感も大きい。1泊程度のツーリングを楽にこなせる収納力もあって使いやすく、レースにもツーリングにも使えるバックパックだ。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①ハイドロパックは背面ポケット、ゴーグルポケットはバッグ上部、ツールバッグはスリットに収納場所がある

 

②ハイドロパックの容量は3L。注入口が大きく開くので洗浄しやすく、つねに清潔に保てる。注入口の密閉性は高いので、水漏れの心配はない

 

③ゴーグルポケットはフリース生地を採用。ゴーグルレンズを傷つけにくい配慮が施されている

 

④取りはずし可能なツールバッグは、工具をベルトで固定でき、クッションパッドも装着されている。タイヤレバーを収納できる大きさで、オフロード走行に携行しやすい

 

⑤パッドで空気の通路を形成しているエアフラックスシステム。蒸れを防ぎ、フィット感のよさも実現している。完全防水仕様を求めるのは欲張りすぎ?

 

 

[ 商品情報 ]

Klim

KREW PAK

価格/1万5900円

重量/1700g(編集部実測値)

カラー/ブラック

サイズ/高さ500mm×幅360mm×厚み230mm

素材/ナイロン

 

 

[ お問合せ ]

スピードスポーツ

TEL/011-378-1509

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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