20Lを14秒で給油できるクイックチャージャー付き燃料タンク

掲載日:2011年06月28日 オフロードアイテムレビュー    

タフジャグのガソリンリッパーは軽量なポリウレタン製、20Lを14秒で給油、満タンになると給油をストップするクイックチャージャーが付いている。レースなどでの給油の手間と時間を大幅にカットできる燃料タンクだ。

 

写真:酒井一郎/レビュワー:小川浩康

 

 

[ アイテム紹介 ]

エントリー受付開始早々に定員に達してしまうほどの人気を誇るクロスカントリーレース、JNCC。そのJNCCの人気を受けて、いまエンデューロレースが再燃の兆しを見せつつある。
そうした3時間程度のエンデューロレースにおいて、ライダーのスキルに関わりなく必要になることがある。それが給油だ。エンデューロレーサー、トレールバイクなどのノーマルタンクでは、3時間を走破できるほどの容量を持つモデルはほとんどないからだ。
レース中の給油ではガソリン携行缶から給油するライダーが大部分だろう。しかしガソリン携行缶は鉄製で重く、レースで疲れた体での給油は予想以上に重労働となる。また、給油量を確認しにくく、ガソリンをあ
ふれさせてしまうこともある。
そんなレース中の給油の煩わしさを解消してくれるのが、このタフジャグ製ガソリンリッパーだ。容量は約20Lで、満タンになると自動で給油が止まるストッパー機能を搭載。軽量なポリウレタン製で持ち運びやすいというメリットもある。

 

 

[ レビュー ]

このガソリンリッパーは容量約20Lだが、今回は10L程度でテストした。それはモデルバイクとして使用したXR250のガソリンタンク容量が9.7Lだからだ。
まずはガソリン残量がリザーブに入るまで河川敷ダートを走行。そして走行後すぐにガソリンリッパーで給油した。小一時間ほど走行したのでレビュワーは腕上がりを起こし、体力的にも余裕のない状態だった。しかし、ガソリンリッパーはポリウレタン製なので軽く、疲れた体でも難なく持ち上げられた。普段、鉄製のガソリン携行缶から直接ガソリンタンクに給油することが多く、その重さに辟易していたレビュワーにとって、この軽さはうれしい驚きだった。
また、20Lを14秒で給油できるとのことだが、給油中にガソリンが流入していく感じは手に伝わってこなかった。
給油はガソリンタンクの給油口にガソリンリッパーを差し込むだけ。オートストップ機構が付いているのでガソリンが溢れることもなく、いつの間にか給油は終了していた。
これならレースでのタイムロスも大幅に減少するだろう。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①ガソリンを給油するには、まず注入口の下にある黒いリングをつまみ、上方へスライドさせる

 

②その状態でガソリンリッパー本体を持ち、バイクの給油口へ差し込む。あとはガソリンリッパーをバイクのガソリンタンクに向かって軽く押し込めば給油される

 

③ガソリンタンクに押し込むと、ガソリンリッパーの注油口は写真の状態になる。ガソリンが渦を巻く状態になるので、スムーズに流入していくのだ。満タンになると空気でフタをされた状態になるので、ガソリンの流入が自動的にストップする

 

④ガソリンリッパー本体には目盛りが振られているので残量の確認がしやすくなっている

 

⑤10Lの鉄製ガソリン携行缶との対比図。容量は2倍だが、それほどスペースを取っていないのが分かる。このガソリンリッパーはポリウレタン製なので消防法に適合しない。ガソリンスタンドで直接ガソリンを補充できないので要注意

 

 

[ 商品情報 ]

Tuff Jug

GASOLINE RIPPER

価格/1万2600円

重量/1800g(編集部実測値)

カラー/レッド

サイズ/高さ63cm×タテ23cm×ヨコ24cm(編集部実測値)

容量/約20L

素材/ポリウレタン

 

 

[ お問合せ ]

桜井サイクルセンター熊野店

TEL/082-855-2333

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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