Vol.18 「女の子がモタードにハマっていく」日記 5日目

掲載日:2013年07月12日 モタード魂    

「女の子がモタードにハマっていく」日記 5日目 モタード魂

コミュニティの拡がりが
とうとう女子オンリーレース開催へ

掲載日/2013年07月12日  文/宮崎 富恵(カスタムジャパン)

ある日、全日本モタードレース琵琶湖ラウンドの主催者様よりメールが届きました。

 

「女子モタでオールスターの余興としてイベントレースしませんか?」

 

数年前に参戦者不足で消滅したという、中部で行われていたモタードレディースクラスの復活を秘かに誓っていた私には、願ってもいないありがたいお言葉に、「ぜひやらせてください」とお返事をしました。

 

女子モタでレースを開催する、このニュースは女子モタ部員を多いに盛り上げましたが、問題は山積み。近畿、中部、四国からの参戦者を募っても10人程度。しかも、車両(排気量)もレース経験もバラバラ。ただの走行会になっては、全日本モタードを目的に見に来る人から、応援はおろか見てももらえないのでは。そんな不安がありました。

 

女子モタ内や主催者様、サーキット側と安全性やレース展開の面白さを考えて試行錯誤を重ねた結果、ハンデ戦にすることに。簡単に言えば、レース初心者であればあるほど、がんばって最後まで走り切れば表彰台のチャンスがある、というものでした。

 

また沢山の方に応援していただけるように「女子モタヌポーツ」を作成。これは、競馬新聞のようなもので、参戦ライダーに馬名を付け、そこにバイク歴やレース経験、寸評を入れたもので、レース前から注目していただけるキッカケをつくりました。当日は、実際に観客のみなさんに投票していただき(3連複です。笑)、女子モタピットは賑わい、参戦ライダーのテンションはどんどん上がっていきました!

 

女子モタ☆ピンキーレースの醍醐味はレースそのものもそうですが、全体的な雰囲気作りを大切にしています。スタート前のライダー紹介は特にそうかもしれません。パラソルボーイ(普通はパラソルガールですが!)をお伴に、まるで気分はプロライダーのよう。そして紹介されている時、ピットから沢山の方に注目されている、恥ずかしさが少し混じった快感。まったく普段とは違う、真逆の状況がそこにあります。

 

スタートの合図のランプが消えるまでのエンジンの唸り、緊迫の数秒感は、何とも言えないドキドキとワクワクが混じる瞬間です。

 

今年で、四回目を迎える女子モタ☆ピンキーレースin岡山国際。レースと言っても女性だけですので怖さもありませんし、とにかく自分ができるかぎりの頑張りで走る事が一番の楽しみ方です。毎年その感覚を味わいたくて参戦してくださるライダーはもちろん、新しい女子モタライダーのみなさんのエントリーをお待ちしております!(エントリーフォームがあるので、こちら からどうぞ)

 

 

 

 

女子モタ★PinkyRace(ピンキーレース)HP では、ライダー紹介や過去のレースの写真、動画もアップしております。ぜひご覧ください!

 

 

[女子モタード部とは]

よくサーキットやイベント会場で「明らかに連れてこられた」っぽい手持ち無沙汰な女の子の姿を見た関東のバイクショップ「GARAGE SPROUT」の奥様が、バイクやモタードの周辺にいる女の子を繋げるキッカケとなれば……、とmixiで立ち上げられたコミュニティ。

 

モタ車に乗ってる子、モタードに興味がある子、ダンナ・彼氏がモタードに乗ってる、レースやってるけど、さっぱり理解出来ない子。走ったり、応援したり、写真を撮ったり、ダメ出ししたり、がんばって走っている人を放置してBBQして食べたり飲んだり……、誰かと一緒だったらきっともっともっと楽しめるんじゃないかな。(コミュニティより抜粋)

 

そんなコンセプトから女子モタード部は生まれました。

これからも女子モタは全国のライダーを応援していきます。

 

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