2014 AMA スーパークロス  ラウンド5 アナハイム3 CA レースレポート

2014 AMA スーパークロス ラウンド5 アナハイム3 CA レースレポート

掲載日:2014年02月05日 エクストリームモトクロス    

まとめ/ダートライド編集部

450ccクラス メインレース

ルーキーK・ロクスンを抑えC・リードがレースを制す

今回のアナハイムはシーズン3回目。しかし、毎回レイアウトは変えられ、徐々に難易度も上がっているようだ。そんな中、どのような戦いが繰り広げられるか、注目が集まった。

 

メインレース(20周)、トップで飛び出したのはジェイムズ・スチュワート(スズキ)であったが、1周が終わるうちにライアン・ビロポート(カワサキ)とチャド・リードが(カワサキ)が先行し、さらにC・リードが飛び出す。この日、C・リードの快走が止まらない。後続に着けたR・ビロポート、ケン・ロクスン(KTM)と感覚が離れるようなスパートは見せないものの、終始トップを維持。4周目に今度はK・ロクスンがR・ビロポートをパスする猛追で、トップ争いは混戦となる。

 

この日のR・ビロポートは、走りに精彩を欠いているわけではないのだが、いつものようなキレがなく、終始3位のポジションをキープ。代わりにK・ロクスンが幾度もC・リードに仕掛けるものの、なかなかクリーンパスにつながらない。トップを走り後続と離れない距離で走りながらも終始走りきったC・リードと、仕掛けながらもR・ビロポートのチャージを許さなかったこの2人のタフさが際立つレースとなった。

 

後続でライバルたちが脱落していったのも、今回のレースの特徴。早々にマイク・アレッシ(ホンダ)がリタイア。調子が上がっていたジェイムズ・スチュワート(スズキ)も接触転倒、ライアン・ダンジー(KTM)も転倒でクラッチレバーを破損し、リタイア。今回が復帰レースとなったイーライ・トマック(ホンダ)も、予選は快調を見せていたが、メインレースはパンクでリタイアとなった。

 

このリタイアなどにも助けられ、レースは終始、C・リードとK・ロクスンの争いが続き、最終ラップまでもつれ込むがC・リードがキャリアの貫禄をみせ、見事優勝。K・ロクスンに、ペースを落としたR・ビロポートと続いた。これにより、ポイントリーダーはR・ビロポートのままなものの、2位のC・リードとの差は2点。次戦以降がまた楽しみになる。

 

450cc クラス レース結果
順位 ゼッケン ライダー名 チーム名 メーカー ベストタイム
1 22 C・リード Discount Tire Racing   Kawasaki 1:02.893
2 94 K・ロクスン Red Bull KTM   KTM 1:02.724
3 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki   Kawasaki 1:03.236
4 51 J・バーシア Team Honda Muscle Milk   Honda 1:03.097
5 40 W・ペイック Motosport.com   Suzuki 1:03.415
6 10 J・ブレイトン Toyota/Yamaha/Nfab/JGRMXteam   Yamaha 1:03.964
7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki   Suzuki 1:03.136
8 12 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki   Kawasaki 1:04.287
9 29 A・ショート BTO Sports   KTM 1:03.773
10 9 I・テデスコ Rockstar Energy Drink/KTM   KTM 1:04.787
450cc クラス ポイントランキング
順位 ゼッケン ライダー名 メーカー ポイント
1 1 R・ビロポート   Kawasaki 104
2 22 C・リード   Kawasaki 102
3 94 K・ロクスン   KTM 97
4 10 J・ブレイトン   Yamaha 86
5 7 J・スチュワート   Suzuki 80
6 5 R・ダンジー   KTM 76
7 51 J・バーシア   Honda 74
8 29 A・ショート   KTM 61
9 23 W・ハーン   Honda 52
10 12 J・ワイマー   Kawasaki 50

 

 

 

250ccクラス ウエスト メインレース

D・ウィルソンが念願の表彰台中央に立つ

450ccクラス同様、僅差でのバトルが続いている250ccクラス ウエスト。前戦でプロサーキット・カワサキ勢が息を吹き返し、ホンダ、KTMとの戦いに割って入るかたちになった。

 

そんな250ccクラス ウエスト、メインレース(15周)、トップを幸先良くコール・シーリー(ホンダ)が飛び出す。しかし、真後ろにはライバルのディーン・ウィルソン(カワサキ)が着け、油断のならない体勢。ジェイソン・アンダーソン(KTM)もよい位置に着けていたのだが、3周目にマルコム・スチュワート(ホンダ)に猛プッシュを受け転倒。大きく順位を落とす。

 

その後、C・シーリーの快走が続き、D・ウィルソンとの距離が離れる。後続では好調のクーパー・ウェブ(ヤマハ)が順位を上げ、表彰台圏内に。残り5周としたところでバックマーカー(周回遅れ)が現れ、C・シーリーとD・ウィルソンの差が詰まってくる。そしてあろうことか、残り3周としたところで快走を続けていたC・シーリーがまさかの単独転倒。危うく後ろに着けていたD・ウィルソンも巻き込まれそうになるが、辛くもパスしそのままトップへ。周回数が少なかったこともあり、着順はそのままとなり、D・ウィルソンが優勝。C・シーリー、C・ウェブが続いた。

 

これにより、J・アンダーソンとC・シーリーが同点となり、次戦はレッドプレート(ランキング1位)が2枚のバトルとなる。

 

250cc クラス レース結果
順位 ゼッケン ライダー名 チーム名 メーカー ベストタイム
1 15 D・ウィルソン Monster Energy/Pro Circuit/Kawasaki   Kawasaki 1:03.301
2 21 C・シーリー Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda   Honda 1:02.145
3 37 C・ウェブ MyPlash/Metal Mulisha/Star Racing Yamaha   Yamaha 1:03.734
4 35 J・ヒル Monster Energy/Pro Circuit/Kawasaki   Kawasaki 1:04.500
5 17 J・アンダーソン Rockstar Energy Racing KTM   KTM 1:02.895
6 34 M・スチュワート Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda   Honda 1:04.002
7 66 J・カナダ 51 FIFTY Energy Drink   Honda 1:04.010
8 87 S・マケラス Troy Lee Designs Mav Tv Honda   Honda 1:04.764
9 50 J・ネルソン Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda   Honda 1:05.074
10 83 D・テッダー Team Tedder/Monster Energy/Kawasaki/Malcolm   Kawasaki 1:06.432
250cc クラス ポイントランキング
順位 ゼッケン ライダー名 メーカー ポイント
1 17 J・アンダーソン   KTM 109
2 21 C・シーリー   Honda 109
3 15 D・ウィルソン   Kawasaki 97
4 37 C・ウェブ   Yamaha 85
5 35 J・ヒル   Kawasaki 82
6 16 Z・オズボーン   Honda 69
7 34 M・スチュワート   Honda 69
8 50 J・ネルソン   Honda 61
9 87 S・マケラス   Honda 55
10 111 D・フェリス   KTM 52

 

 

 

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