スロットルワイヤーへの注油

掲載日:2009年05月21日 部位別メンテナンスエンジン&キャブ    

メンテナンス講座

スムーズなライディングのためには
スロットルワイヤーへの正しい給油が欠かせない

長期保管されていた車両のみならず、日々使用している車両でも徐々にスロットルワイヤーの動きは渋くなっていってしまう。特に、2気筒以上のエンジンで複数のキャブレターを搭載している車両では、ワイヤーの動きが渋いとキャブレターの同調が崩れてしまうこともある。

 

スロットルワイヤーを潤滑するための給油は、キャブレターのメンテナンスとも密接に関連する項目。是非とも正しい手順で作業して欲しいところだ。今回はスロットルワイヤーのメンテナンス方法について説明しよう。

作業手順を見てみよう!

可能であればエンジンからキャブレターを取り外し、スロットルワイヤーとバイスターターワイヤーをキャブレターから分離する。各ワイヤーを手で単独で動かしてみて、スムーズでなければ洗浄と給油を行う。

可能であればエンジンからキャブレターを取り外し、スロットルワイヤーとバイスターターワイヤーをキャブレターから分離する。各ワイヤーを手で単独で動かしてみて、スムーズでなければ洗浄と給油を行う。

  ワイヤーに曲がりグセがついていると、特定の場所でスロットルが引っかかることもある。確認して問題がなければ、ワイヤーインジェクターを利用してパーツクリーナーを注入し、ワイヤー内部を洗浄する。浸透性が高い灯油に漬け込んでも良い。

ワイヤーに曲がりグセがついていると、特定の場所でスロットルが引っかかることもある。確認して問題がなければ、ワイヤーインジェクターを利用してパーツクリーナーを注入し、ワイヤー内部を洗浄する。浸透性が高い灯油に漬け込んでも良い。

 

スロットルワイヤーは引き側、戻し側とも取り外して洗浄。バイスターターワイヤーも洗浄するのであれば、こちらは車体から外さず、ワイヤーのエンド部分をなるべく高くしてクリーナーを流し込み、排出させて内部の汚れを取る。

スロットルワイヤーは引き側、戻し側とも取り外して洗浄。バイスターターワイヤーも洗浄するのであれば、こちらは車体から外さず、ワイヤーのエンド部分をなるべく高くしてクリーナーを流し込み、排出させて内部の汚れを取る。

  ワイヤー内部を脱脂洗浄しただけでは、かえって動きが渋くなる。スプレータイプのワイヤーグリスもあるが、テフロン配合のチェーンルーブ(サラサラタイプ)を使用するのがオススメ。ワイヤーへの残りが良い(流れ落ちづらい)ものを選ぼう。

ワイヤー内部を脱脂洗浄しただけでは、かえって動きが渋くなる。スプレータイプのワイヤーグリスもあるが、テフロン配合のチェーンルーブ(サラサラタイプ)を使用するのがオススメ。ワイヤーへの残りが良い(流れ落ちづらい)ものを選ぼう。

 

スロットルワイヤー、バイスターターワイヤーとバルブの作動をチェック。スロットルがスムーズに戻ることと、ハンドルスイッチ部のチョークレバーを操作するとバルブが作動し、戻した時にバルブもとの位置に戻るかを確認。途中で止まったままだと、レバーを戻してもチョークが効きっぱなしになるので注意する。

スロットルワイヤー、バイスターターワイヤーとバルブの作動をチェック。スロットルがスムーズに戻ることと、ハンドルスイッチ部のチョークレバーを操作するとバルブが作動し、戻した時にバルブもとの位置に戻るかを確認。途中で止まったままだと、レバーを戻してもチョークが効きっぱなしになるので注意する。

 

 

 

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