【2019年最新版】バイクの盗難を防止する方法とおすすめアイテム

掲載日:2019年07月26日 購入基礎知識バイク購入基礎知識    

写真提供/デイトナ
文/吉田 恵

最新のバイク盗難防止方法

やっと手に入れた愛車が消え去る……信じられない光景を前にライダーを絶望に陥れるバイクの盗難も、ちょっとした心がけでそのリスクを抑えられる。ヤられる前にやっておく、防犯対策のチェックポイントを紹介しておこう。

【この記事の目次】
・バイクの盗難事件の事例で多いもの
・バイクの盗難を防ぐ方法
・バイクの盗難を防止するおすすめアイテム3選

バイクの盗難事件の事例で多いもの

2018年のバイク盗難は1万5,000件あまり。2000年には25万台を超えていたから、かつてに比べると大幅に減少しているとはいえ、ライダーの悩みのタネであるのは変わらない。二輪車販売台数の多くを原付が占めているので、盗難数も原付が多くなっているものの、大型以上の車種でも新車販売を考慮すると盗まれた割合は少なくない。

バイク盗難犯にもいろいろなタイプがあり、自分が乗るための盗みやすい車両を持っていく輩や、転売を目的として価値の高いモデルをターゲットとするプロ集団など油断がならないといえよう。特に後者に狙われやすい車種は、旧車やスーパースポーツ、ハーレーといった国内外で人気のあるモデルが挙げられ、オーナーが対策を行っていても方法を選ばず強引に盗まれてしまう。

警視庁発表の2018年のデータによれば、盗難が発生した場所は住宅が61.8%、駐車場・駐輪場が18.2%、道路上が16.1%で、常時の警戒が必要だ。

バイクの盗難を防ぐ方法

バイク盗難の事例として、カギをさしたままで車両を離れてしまい、そのわずかな隙に盗まれるケースも少なくないという。また、カギを抜いていてもハンドルロックを忘れてしまい、その状態であれば車両の移動は容易なので持ち去られるというケースも。ちょっとした時間でも盗難に遭う時代ゆえ、短時間の買いものや食事のときも注意が必要だ。

こうしたことからわかるように、盗難を防ぐには犯罪者の目につきにくい置き場所を意識するのが重要で、もちろん長時間駐車になる自宅などでの保管にも同じことがいえる。完全に人目を遮断するには専用ガレージに頼るしかないが、そういった環境を用意できないときには、カバーをかけて車種をわかりにくくするだけでも防犯効果を期待できるのだから、面倒がらずにやっていただきたい。

バイクの盗難を防止するおすすめアイテム3選

犯罪者はリスクを避ける傾向にあり、各種ロックをはじめとする見えやすい防犯アイテムは盗難に直面したときは当然ながら、抑止効果も大きくおすすめだ。盗難防止用品ランキングの上位にくるものは、チェーンロックやU字ロック、ワイヤーロックが多い。工具で簡単に切断されないようにがっちりした作りのものが主流で、なかには両手で持ち上げるのが難しいほどの超重量級もあるほど。このようなロックを車両とつなげるための、地面に強固に固定されたアンカーを自宅・駐車場に設置できればベストといえる。それでは、編集部のオススメアイテムをいくつかピックアップしてみよう。

■編集部おすすめアイテム・その1 U字ロック
最新のバイク盗難防止方法画像

各種ロックの中で定番となっているのがU字ロック。見ての通りU字型になっている部分をホイール開口部に通して使用する。頑丈そうなビジュアルで、持ち運びもしやすいため、原付から大型のオーナーまで愛用者は多い。

■編集部おすすめアイテム・その2 ディスクロック
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ブレーキディスクにかませるディスクロックをほかのロックと併用する人も多い。コンパクトさからツーリングなどの出先にも持ち運びやすいのもポイント。無理に外そうとする鳴るアラームが組み込まれ、防犯性を高めたモデルも値段は高くなるものの、ニーズは上昇中だ。

■編集部おすすめアイテム・その3 バイクカバー
最新のバイク盗難防止方法画像

愛車の姿を見せないためのバイクカバー。カバーを完全にかけた状態でロックを通せる穴付きのものや、走行後すぐに装着してもマフラーの熱でカバーが損傷してしまわないように耐熱素材を採用したものがある。風によるバタつきを抑えるためにも車体にあったジャストサイズを使いたい。

これら以外に、窃盗犯がさわって起こるバイクの振動に反応し、警告音の鳴るセキュリティアラームや、警備会社と契約してGPS発信器を取り付けて車両位置を追跡可能なサービスなどもあるので、より高い防犯性を求めたいライダーはチェックしておこう。

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