中古バイクの選び方

掲載日:2011年10月25日 購入基礎知識バイク購入基礎知識    

バイク購入基礎知識

知っているようで知らない
中古バイクの選び方

ライダーにとってバイクを買うことは最高に楽しいことです。それが免許を取って初めて購入する車両ならなおさら。でも、バイクライフはショップへ行ってバイクを買っただけで始まるものではありません。特に中古バイクの場合は、購入前に車両の状態をしっかり確認することが重要です。また、その後の維持費や各種費用のことも考えて予算を組まなくてはなりません。保険の問題もあります。ここでは、豊かなバイクライフを始めるための基礎知識を伝授しましょう。

中古バイク選び5カ条

中古バイクは一品物
早まっても、遅れても後悔する

基本的に中古バイクは一品物です。たとえ価格が同じでも、同じ程度のバイクは2台と存在しないのです。ですから、焦って不具合の多い車両を購入しても、迷っている間にお目当てのバイクが他の人に買われてしまっても後悔することになります。下の「中古バイク選び5カ条」はあくまでも一般論ですが、読んでおけばバイク選びで迷った時にきっと役に立つでしょう。

第一条
中古バイクは第一印象が大切

一目見た瞬間に「これだ!」と思える車両に出会えたら、それはとてもラッキーなことです。もちろん、きちんとしたチェックは必要ですが、このような直感が意外と間違っていなかったりするものです。

第二条
価格のみで判断しないこと

乗りたい車種の中古物件を見ていると、おおよそ「相場」というのが見えてきます。その相場よりも大幅に価格が安いバイクには、それなりの理由があるもの。「どうして安いのか」「どこに問題があるのか」など、気になる点は納得できるまで販売店に確認しましょう。

第三条
基本部分のチェックを見逃すな

本当に気にしなければならないのは、エンジンやミッション内部の磨耗、吸排気系、サスペンションの劣化など、外からは見えづらい部分です。完全には無理でも、その心積もりを持ってバイクをチェックするだけで結果が違ってきます。

第四条
バイク選びはショップ選び

新車と比較すれば、中古車はトラブルが発生する可能性が高いと言えます。それだけに、安心して整備や修理を任せられるショップを選ぶことは、車両を選ぶのと同じくらい大切です。例えば、整備工場の整理整頓具合など、店内の様子を観察すれば判断できる部分は意外と多いはずです。

第五条
自分の目で確認すること

特殊な車両を除けば、走行に支障をきたす箇所はほとんど修理されているはずです。ただし、消耗品も含めてあらゆる不具合が解消されているとは限りません。必ず自分の目でも確認しましょう。

消耗品について

バイクには、たくさんの消耗品が使われています。目に付くところでは前後のタイヤやブレーキパッド、チェーン、スプロケット、エンジンオイルなどの油脂類、オイルフィルター、ライトバルブ(電球のこと)、バッテリーなどが挙げられます。中古車の場合、これらは全て「まだ使えればラッキー」ぐらいに考えていたほうがよく、バイク選びの際にあまり神経質になっても仕方がない部分だと言えます。購入後はユーザー自身の負担で定期的に交換していくものですし、それが自分の愛車になっていく過程でもあるのですから、そのつもりでいましょう。

走行距離について

中古車を選ぶにあたって、走行距離は重要な判断材料。当然、少ないほうが程度が良いと推測されますが、適度に動かし続けたほうが良いコンディションを保っていられる場合も多いのです。「走るのもメンテナンスのうち」と言われのはそのため。大切にされてきたバイクなら、たとえ距離を走っていても状態の良いものはたくさんあります。単純に走行距離が多いからといって敬遠せずに、きちんとメンテンスされてきたバイクか否かの見極めに重点を置きましょう。そもそも、メーターは簡単に交換することができるので過信は禁物です。

事故歴・修復歴について

購入しようとするバイクの事故歴は非常に重要なポイント。しっかりとショップに確認したいところです。しかし、「転倒=事故車」と判断するのは間違い。事故車とは、フレームが大きなダメージを受けたバイク、もしくはそれを修復したバイクを意味します。立ちゴケ程度の軽いアクシデントはもちろん、たとえ走行中に転倒していたとしても、フレームにダメージがなく損傷した他の部分がきちんと交換・修理されていれば、走行には何の支障もありません。それが中古市場に出ていたとしても、事故車として敬遠する必要はないのです。

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