ワイズギア マルチキャリア3BOX

長旅で大活躍＆不要時は簡単撤去！
ワイズギアのマルチキャリア3BOX用

雨風に強くワンタッチで着脱可能なツーリング用のハードケースは便利な装備だが、「バイクはスタイルがなによりも重要」というライダーにとっては問題がある。そう、ケースを使用しない時でも大型のステーが車体に残ってしまうのだ。トップケース用ならまだしも、大量の荷物を積載する場合に必要となるサイドケース用のステーは目立つ。スタイルを重んじるライダーにとっては許しがたい存在と言えるかもしれない。しかし、「少々不便でも、余計なモノをつけるぐらいなら我慢した方がマシ」という気持ちも分からないではないが、いざ長旅ともなればどんなバイクであれそれなりの装備品を積載しなくてはならない。時としてそんなライダーにも「スタイルのことなど気にしていられない」という事態が発生するものだ。

こういう場合にとても便利なのがワイズギアの「マルチキャリア3BOX用」だ。キャリアなどがないバイクにも両サイド＆トップケースの装着を可能とするこのアイテムは、合計4本のベルトを用いてタンデムシート上に固定する仕組みで、ロングツーリング時には最大3つのハードケース装着を可能とし、使用しないときは跡形もなくバイクから撤去できるというスグレモノだ。車体の幅に応じてキャリアの横幅を480ミリもしくは400ミリの2段階に調整できるほか、タンデムシートに載せる部分には厚手のウレタンフォームによる安定性向上および傷つき防止対策が施される。また、固定用ベルト4本に加え、フレームなどに通して盗難を防止するワイヤーなども同梱される。

今回のテストではハーレーダビッドソンのスポーツスターでその使い勝手を検証した。ご存知の通りスポーツスターのタンデムシートは座面がとても狭いのだが、4本のベルトを左右リアウインカーとタンデムステップの根元に掛けることでキャリアを安定して取り付けることができた。Giviケースは手元にあったE21のペアとE47を装着（トップケース用のベースはオプション）。スリムなスポーツスターにケースを3つも装着するのはさすがにスタイリッシュとは言いがたいが、大量の荷物を今にも荷崩れしそうな状態で積載したり、不安定な汎用プラスチックケースで積載したりするよりもずっとスマートで便利、何よりも安全だ。3ケース合計で89リットルと、ツーリングファミリーやBMWも真っ青の大容量は凄まじく、この仕様であれば、コッヘルやシュラフはもちろん、小型のものであればテントまで収納可能。撤去は簡単なのだから、スタイル重視のライダーもツーリングの時ぐらい思いっきり大容量ケースの便利さを味わってみては如何だろうか。

ワイズギア マルチキャリア3BOX用

狭いタンデムシートにも装着可能

4本のベルトで固定するので、狭いスポーツスターのタンデムシートにも安定して装着できる。トップケースのベースはオプション。

横幅は2段階に調節可能

横幅は車体に合わせて400ミリ・480ミリの2段階に調節可能。キャリア裏側には厚手のウレタンが貼り付けられ脱落しにくい構造。

盗難防止ワイヤーでしっかり固定

フレームなどに通してキャリアの盗難を防止するワイヤーも付属。タイトに設置できれば脱落防止としても有効だろう。

Giviのサイドケースをダイレクト装着

マルチキャリア3BOX用の両サイドのステーは取り付けベース兼用となっておりE21などの小型ケースをダイレクトに装着可能。

状況に応じて装着ケースをチョイス

トップ、サイドで合計3つのケースを装着できるマルチキャリア3BOX用だが、荷物が少ない場合はトップのみ、サイドのみとアレンジ可能だ。

ケースフル装備で長旅も快適に

ハードケースなら悪天候でもシュラフなどの寝具を濡らさないで済む。また、着替えなどをサイドに集約しておけば宿にもスムーズにチェックイン。

ワイズギア マルチキャリア3BOX用

価格／2万6,250円

問合せ先／ワイズギア