エンジンオイルはバイクの血液!!低温から滑らかで油膜が強い絶版車最適仕様バイクブロスオリジナル『絶版バイクスオイル』

掲載日:2018年09月28日 バイク用品インプレッション    

記事提供/モトメンテナンス編集部
※この記事は『モトメンテナンスVol.139』(2018年8月16日発売)に掲載された内容を再編集したものです。

オイルは定期に行う作業だから、ライダーにとってはコストパフォーマンスも重要。値段が高ければ性能が上がるのも当然だが、リッター2,000円というリーズナブルな価格でVHVI合成油を用いて、絶版車に絞り込んだ処方を行っているのが特徴。

ZeppanBIKES Oil 5W-40

  • 価格/8,000円(税込み)
  • JANコード/4573355066664
  • 用途/2輪用4サイクルエンジンオイル
  • 成分/潤滑油基油、潤滑油添加剤

潤滑、冷却、密封など、4スト車のエンジンオイルには多様で重要な役割がある。高性能をアピールする化学合成油や省燃費指向の低粘度化など、オイルには時代に合わせたトレンドもある。では1970年代を中心とした絶版車のエンジンに求められる性能とは?

空冷エンジンの発熱量やエンジン各部のクリアランスを考慮して粘度が高めの鉱物油を好むオーナーは少なくないが、低温時のフリクションロスや粘度指数の低さといった、ベースオイルの特性に由来する根元的な弱点もある。今回開発したオイルは、モータースポーツ用オイルで数々の実績を重ねてきたフォルテック社の全面協力のもと、ベースオイルに鉱物油を元に不純物精製度を高めたVHVI(高粘度指数基油)を採用。粘度指数を高めることで、低温から高温まで安定した粘度を発揮して、冷間時のスムーズさに影響を与える低温流動性が向上する。

5Wという低温側の粘度に不安を覚える絶版車ユーザーもいるかもしれないが、硬いオイルは低温時の潤滑性が低いため、始動時の潤滑性は5Wの方が優れている。ベースオイルに加える添加剤にもフォルテック社のノウハウが詰まっており、水冷・インジェクションに比べてオイルに厳しい空冷・キャブエンジンで長期間にわたって安定したパフォーマンスを発揮するのも魅力である。

冷間時の始動で最も厳しいのが、オイルポンプから遠い位置にあるカムシャフトの潤滑。硬いオイルは高温でも油膜が強いが、低温時の流動性が低いのでカムやロッカーアームがドライ状態になりやすい。Zeppan BIKES Oilは粘度が低く油膜が強い処方なので、冷間時の保護性能が優れている。

絶版車といっても排気量やエンジンコンディションは千差万別。低温で流動性のよい5Wと、高温での油膜耐久性が高い40の粘度を合わせた5W-40というマルチグレードは、中型から大型まで排気量を問わず快適なエンジンフィーリングを実現してくれる。

APIやJASOといった規格は取得していないが、当然それらが求める基準はクリアしている。添加剤の種類によってはバイク用の湿式多板クラッチに影響を与えるものもあるが、バイク専用に開発されているので心配は無用。

ZeppanBIKES Oil 5W-40

  • 価格/8,000円(税込み)
  • JANコード/4573355066664
  • 用途/2輪用4サイクルエンジンオイル
  • 成分/潤滑油基油、潤滑油添加剤

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