掲載日:2012年05月17日 押忍!競走部 › 2012 ノブアツ杯 レース情報
文・写真/淺倉 恵介 取材協力/トレックスポーツ 榛名モータースポーツランド
すっかり暖かくなり、本格的なバイクシーズンに突入。ミニバイクレースも、今が一番良い季節です。
さる4月29日、Battlax 青木ノブアツ杯の第2戦が開催されました。会場はもちろん ハルナモータースポーツランド です。寒かった 第1戦 とは違い、穏やかな天候に恵まれた絶好のレース日和となり、エントラント数はやや少なめだったようですが、レース自体はどのカテゴリーも大いに盛り上がっていました。
GW期間中の開催ということもあり、家族サービスを兼ねて遠くから遠征してきているエントラントもいたようです。そういった家族みんなで楽しむことができるのもBattlax 青木ノブアツ杯の素晴らしいところです。
Battlax 青木ノブアツ杯の次回大会は6月3日に 第3戦 が開催予定です。エントリーは既に開始されています。参戦予定の人は急いで申し込みましょう。Battlax 青木ノブアツ杯を観戦するのにチケットは必要ありませんし、見ているだけでも楽しめるイベントです。ハルナモータースポーツランドの周りは見所の多い素敵なスポットですし、ツーリングがてら一度サーキットまで足を運んでみてはいかがでしょうか?
01主催者の青木ノブアツさんは、毎回大忙しです。大会運営やMCなど、1人で何役もこなしています。こんなモトGPライダーは、他にはダレもいないでしょう。
02ブリーフィングが終わったら、エントラントが揃ってのラジオ体操。ここで、身体をほぐしておくと、走りのキレが違います。
03エントラント勢揃いで記念撮影。皆さん、本当に楽しそうな表情を浮かべています。
04最初のレースは「体験」クラス。文字通りレースを体験することが目的の初心者向けのクラスですが、子供だけでなく父兄も参加できるので、様々な年齢層の人がエントリーしています。
05「体験」クラスで優勝を獲得したのは、ゼッケン27のハルキ選手。第1戦では惜しくも2位でしたので、今回見事に雪辱を果たしたことになります。
06エンジンの排気量が150cc以下であること、排気音量が99db以下であることの二つさえ守れば改造は無制限という「オープン」クラスは、Battlax 青木ノブアツ杯でも最も盛り上がっているカテゴリー。第3レースは、そのオープンクラスの登竜門である「フレッシュマンオープンB」クラス。平均ラップタイムが54秒を切っていないライダーだけが参戦できるので、本格的にミニバイクレースを始めるには最適のレースです。
07今回、最も参加台数が多かった「フレッシュマンオープンB」クラス。参加車両に制限が少なく、基準タイムも速過ぎないため、誰でも気軽に参加できるクラスです。
08「フレッシュマンオープンB」で優勝を飾ったのはゼッケン93きよ選手。きよ選手は予選2番手からホールショットを奪った後、ゼッケン56まこと選手の追撃を振り切って一位のままゴールしました。
09「kids50/70」クラスは、キッズバイクを使用して行われるレースですが大人も参加可能です。小さなバイクに大人が乗ると見た目はユーモラスですが、パワーが小さいので走ってみるとナカナカにシビアです。
10「フレッシュマンオープン」ではスクーターも参戦。ゼッケン54江野澤選手はシグナスXで豪快なコーナリングを披露。
11「フレッシュマンオープン」を制したのは、ゼッケン45のNSF100を駆るレイ選手。先行していたゼッケン72関本選手に激しいアタックをかけトップを奪取。そのまま独走して、優勝を決めました。
12注目クラス「SS125」には、姉妹サイト「MotoRide」でショートコラム「ウェア屋さんのひとりごと」を好評連載中の、アールエスタイチ の藤本さんが参戦。家族サービスを兼ねて、はるばる関西から遠征してきたとのこと。
13藤本さんはレースでも台風の目となりました。予選4位から絶妙なスタートを決めて、ホールショットを獲得。そのまま逃げ切りを狙いますが、ラップタイムで勝る予選トップのゼッケン87リーブのマスター選手が見事にパス。優勝はリーブのマスター選手が獲得しました。
14HRCが販売する市販レーサーNSF100で争われる「HRCトロフィー」の、フロントローは全てジュニアクラスのライダーが占めました。日本のレース界の未来を担う、期待の少年達です。
15「HRCトロフィー」の優勝者はゼッケン7めだまアイ選手。2位はゼッケン70ナオキ選手、3位はゼッケン75福田選手で、1位から5位までは予選と同じ結果となりました。
16熱きオンナ達の戦い「レディース150」クラス。本気のレースですから、転倒するライダーだって現れます。
17「レディース150」クラスを制したのは、ゼッケン55大澤選手。大澤選手は第1戦に続いて2連勝。盤石の強さを見せつけています。
18「サイドカー」クラスはゼッケン10粕谷・藤原チームと、ゼッケン1木下・安田チームのマッチレース。前回優勝チームのゼッケン10が逃げますが、ゼッケン1が食らいつきます。
19抜きつ抜かれつの激しいトップ争いの結果、最終ラップでトップを奪回したゼッケン1木下・安田チームが優勝を獲得しました。
20ハルナスカラシップがかかった、ジュニア向けレース「ルーキーズ150」は、今回から「SS125-A」が混走になりました。「SS125-A」は、「SS125」で50秒を切るラップタイムを記録した選手が対象となるクラスです。
21「ルーキーズ150」では、ゼッケン10カズキ選手と、ゼッケン17吉田選手の2台が他を圧倒する46秒台のタイムで周回。優勝を果たしたのはゼッケン10カズキ選手でしたが、2選手ともにレース中に45秒台のタイムを記録しコースレコードを更新しています。また、ゼッケン83タケル選手と、ゼッケン78RYUYA選手による3位争いも非常に見応えがありました。
22「ジュニアオープン」クラスでは、ホールショットを獲得したゼッケン8ピンク選手を、ゼッケン74マスター選手が激しくプッシュ。ですが、マスター選手は転倒を喫してしまいます。
23追い上げてきたゼッケン22つっつ選手とゼッケン12Bright☆選手との三つ巴となりますが、Bright☆選手が抜け出し「ジュニアオープン」クラス優勝を決めました。
24最速クラス「シニアオープン」は、2サイクルマシンのクラス「M50」と混走。ゼッケン2ナカムラ兄選手のKSR110改が飛び出しますが、じりじりとゼッケン7モト選手とゼッケン11吉田選手が追い上げます。
25レース中盤でゼッケン11吉田選手がトップを奪うと、後続を引き離しにかかりそのままゴール。吉田選手はこのレース2連勝です。ゼッケン2ナカムラ兄選手と、ゼッケン7モト選手は激しい2位争いを繰り広げましたが、最終的にはモト選手が2位を獲得しました。
26ビギナーに優しいのがBattlax 青木ノブアツ杯の特徴の一つ。ブリーフィングの後には、恒例の初心者向けフラッグ講習会が催されていました。
27群馬のバイクショップ「ブルドッカー・タゴス」が、アプリリアRS4 125で大量参戦。RS4 125は「SS125」クラスで一大勢力を形成しています。
28「ブルドッカー・タゴス」はアプリリアのディーラー。お昼休みには、同店の協力でRS4 125の試乗会が開催されました。
29エクストリームライダー 小川裕之 さんによるバイクスタントショーも行われ、想像もつかないバイクの動きに観客は大盛り上がりを見せていました。小川さんは、単身アメリカのエクストリーム競技会「XDL」シリーズに参戦中です。
30グリッドにはセクシーなキャンギャルも登場。レースを盛り上げてくれました。
31会場内には出張カフェや、チャイルドコーナーも設けられていました。ファミリーへのフォローも万全です。こんなレースは他にはありません。
32イベントの締めは、恒例のジャンケン大会。今回もたくさんの豪華賞品が寄せされ、参加者達を喜ばせていました。