カブ生活

ゆるカブ第七十一回「冬はやきいも!おでんとカブ&かき氷も!?」

掲載日:2018年02月25日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

カブで静岡(地元では『しぞーか』と発音)を走ってきました!氷とおでんの暖簾に挟まれた、やきいもの張り紙にご注目。店内はいつもにぎやかな名店『大やきいも』さんです。

静岡の駿府城(すんぷじょう)近くにあるこのお店、地元では知名度ナンバーワンの『大やきいも』さんです。ね、カブが似合う店先でしょう。静岡おでんと焼き芋、かき氷が一年中食べられます。あ、焼き芋は寒い季節だけでした。一年中っていうのは温かいおでんと冷たいかき氷のほう。おでんとかき氷を交互に食べるのって、静岡ならでは。

わたしが初めて訪ねたのは15年前の真夏でした。汗を流しながら、おでんとかき氷を交互に食べる地元の方を目撃して目が点に。ですが、これが静岡のスタンダード!静岡では夏でもおでんを食べるのが当たり前なのです。それ以来、静岡へ行けば必ず立ち寄ってしまう素通りできないお店となっています。

おっと、本筋から話がそれたので戻します。店名は『大やきいも』でして、店内の大きな釜でつくる焼き芋がホクホクしていて美味しいのです。寒い時期のライダーにとっては凍えた指先に伝わる温もりと、ホクホクの焼き芋が何よりのご馳走。食べたくて『ばばばっ』と走って行きます。

焼き芋は新聞で包んでもらってテイクアウト。ほかほかですよ。

店内の一角に釜があります。厳密にいうと『釜焼き芋』と呼ぶべきですね。ご主人が焼きあがりを検品中。

アナログな秤にドッカリと載せて量り売りしてくれます。紙袋・布袋持参は大歓迎。

じゃ~ん、名物の静岡おでんはセルフでどうぞ。串打ちしてあるのが特徴で、現地では「しぞーかおでん」と発音します。店内は地元の方と観光客が入り混じって、いつもにぎやかです。

この界隈のしぞーかおでんには『だし粉』とからしが定番。玉子の下にあるのが地元では『はんぺん』と呼ぶ『黒はんぺん』です。

釜と格闘中のご主人にお願いして一緒に写真を撮ってもらいました。ホクホクの釜焼き芋が美味しかった。

浜名湖でのキャンプから東京へ帰る途中に立ち寄りました。このお店がある限り静岡は素通りできないのです。バイクを停めるときはお店の駐車場へどうぞ。静岡おでんの個性的なお店は他にもあって、いずれ機会があればご紹介しますね。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索