カブ生活

ゆるカブ第百二十四回「湾岸のワンコイン朝定食」

掲載日:2020年04月05日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

春の香りが漂う東京湾岸エリアをカブで朝散歩。埠頭の一角では強風に負けず桜がほころび始めていました。二日後には満開に!

羽カブと行く朝散歩! 目的は朝定食

週末の早朝、ガラガラにすいた都心の道を走り抜けて湾岸エリアへ。東京ビッグサイトをかすめてお台場のある青海へと進むとボチボチお腹が鳴り出す頃合いです。界わいは営業時間前のビルと巨大な倉庫が並ぶ埠頭のど真ん中ですが、なんとワンコインの朝定食が食べられる庶民的な食堂があるのです。

食堂の目の前は21階に展望台があるテレコムセンタービルとゆりかもめの高架。空がやたら広く感じます。手前側は巨大な倉庫が並び大型トラックが列を成して駐車中。

真っ青な看板がまぶしい「青海食堂」は6時30分開店(14時まで日祝休)。この写真は営業時間外に撮影したものなので終了の看板が(汗)。

おお、ローソンそっくりの看板!「PORT SORE」というコンビニが食堂のお隣りにあります。じつは食堂とコンビニは「東京港青海サービスセンター」という港湾で働く方々のための食堂や福利厚生のための施設です。裏には駐車場もあるよ。

ガラスの扉を入ると券売機と「朝定食」(500円 10時迄)のメニューが待っております。食券を買って食堂のカウンターに並ぶ小鉢をセルフサービスで選びましょう。オカズは210円と100円を各一点(100円の代わりに50円二点でもOK)。もれなく大ぶりの茶碗にぎっちり一杯のごはんと味噌汁がつきます。

券売機の中ほどに「朝定食500円」が。ほかのメニューもとにかく安いでしょ。

ゆるカブよしえが選んだ朝定食は「鯖塩焼き」(大根おろしつき)と「金平ごぼう」。このオカズだけで茶椀2杯分はありそうな白ごはんがきっちりと食べられました。納豆や生玉子を追加すればさらに満足。ガテン系朝メシ気分で!

土曜日の午前7時頃、店内の一番奥のテーブルに陣取ってテレビを見ながら黙々といただきます! 写真に写っていない店内はトラックのドライバーさんや界わいで働く人がソロで10人ほど。ワシワシと朝ごはんを食べている姿が頼もしいです。

余談ですが、隣の埠頭には「有明食堂」があります。こちらは午前7時開店(14時まで)。お隣りにコンビニ「PORT STORE」もあるよ。

せっかくなので青海の埠頭の先端にある「暁埠頭公園」へ。昨年の11月後半からの工事が3月中旬には完成予定でしたが、工事期間が延びて4月中旬頃まで閉鎖となりました。駐車場とトイレが使えないのでご注意を!

都心の早朝、ワンコインで大盛り白ごはんの朝定食が食べられるのは貴重です。食堂は大半の利用者が一人なので気遣いもなく、一時代前の社員食堂かと見紛う広い空間は荷物の多いライダーにとってありがたいです。昭和生まれの方ならば高速道路のパーキングエリアで食べた朝ごはんを思い出して懐かしくなりますよ。

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