SYM ウルフクラシック

掲載日:2012年06月13日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

SYM ウルフクラシックの画像
SYM WOLF CLASSIC

シンプルな構成にシックな色使い
クラシカルな125ccスポーツバイク

2006年のモーターサイクルショーで参考出品を行い、高い要望を受けて日本でも限定発売となったのが、このウルフクラシックです。台湾国内での販売が終了した後も輸出用として製造を続けていましたが、ヨーロッパでの経済事情を背景にとうとう生産を中止。日本でも店頭在庫限りで販売を終えることなりました。

車両の構成は非常にシンプル、そして全体にクラシックテイストの仕上げです。金属感を強調したパーツやシックな色使いの外装部品を使い、またそれらを含めた個々の部品が古典的なデザインとなっています。車体サイズは全長が1910mm、全幅が760mm、全高が1030mmで、軸間距離は1210mm、乾燥重量は118.5kg。日本で販売される車体色はブラックとシルバーの2タイプの単色です。

スムーズなパワーを発生する空冷4ストロークのエンジンは、総排気量124cc、圧縮比が9:1で最大出力は10.3kW/9500rpm、最大トルクは9.8Nm/7500rpmというスペック。ノイズと排ガスを低減する環境に優しいマフラーを装着し、変速機形式はリターン式の5段が組み合わせています。始動方式は状況に応じて使い分けられるセルとキックの併用式、燃料タンクの容量は9.3Lです。

タイヤサイズはフロントが2.75-18、リアが3.00-17。ブレーキはフロントに240mm径のディスクを採用し、安全性に関する優れたパフォーマンスを提供しています。一方のリアブレーキは130mm径のドラム式です。シートは人間工学的に設計したもので、ソロでもタンデムでも快適に走れます。ヘッドライトは夜間のより広い視界に貢献する明るいH4ハロゲンランプを採用。燃料計まで付いたメーター周りも昼夜を問わず見やすくできています。車両本体価格は税込みで21万9450円です。

SYM ウルフクラシックのここがポイント!
  • ● クラシカルテイストの車体デザイン
  • ● 最高出力10.3KWのパワフルなエンジン
  • ● 5速リターンのスポーティなシフト方式

SYM ウルフクラシックのライバルはこれだ!

  • キムコ
    KCR125

    空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載した125クラスのスポーツバイク。シンプルな車体構成や古風な外観など、ウルフクラシックと共通する点は多い。すでに絶版のモデル。

  • ヒョースン
    RT125D

    自由な使い勝手を売りとするカジュアルスタイルのマルチパーパス。エンジンはDOHCの4バルブ、最高出力は10.1KW、ミッションは5段リターン式。価格は税込み28万5000円。

  • ヤマハ
    YBR125

    海外で生産されるヤマハブランドのスポーツバイク。ダイヤモンド型フレームにバランサーを採用した空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載。ミッションは5速。

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