ヤマハ メイトV50

掲載日:2011年08月10日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ メイトV50の画像
YAMAHA Mate V50

タフな走りと実用性が人気
2ストロークのビジネスバイク

メイトシリーズは、粘り強い出力特性のエンジンや機能的な車体設計、タフな走行性能などが人気の原付ビジネスバイクです。ホンダのスーパーカブや、スズキのバーディーと並び、配達や外回りのお仕事用に、また通勤や生活の足にと、様々な用途で活躍してきました。初代のU5系は1965年に登場、1971年にはV50系を発売し、以後数々の変更を加えながら長きに渡って販売してきました。

それでは、2005年モデルのメイトV50を軸に、車両の詳しくを見ていきましょう。車体骨格はプレス材を使ったアンダーボーンタイプのフレームです。フロントのサスペンションはボトムリンク式、リアはスイングアーム式を採用しています。タイヤは17インチ、ブレーキは前後ともに130mm径のドラムを使用、シート高さは740mm、車両の装備重量は88kgに仕上がっています。車体後部には積載性に優れたリアキャリアも装備しています。ウインカーは非視認性に優れた丸型レンズで、ウインカースイッチは便利なプッシュキャンセル式です。

エンジンは空冷2ストローク単気筒のクランク室リードバルブ式です。排気管内に酸化触媒のキャタリストチューブを採用することで、排出ガス中のCOとHCを低減しています。最高出力は3.5kW/6000rpm、最大トルクは5.9Nm/5000rpm。この2ストロークならではの力強さもV50の持ち味のひとつで、またビジネスバイクのなかでは遅くまで残っていた2ストロークということもメイトV50を印象付けています。トランスミッションは常時噛合の3段ロータリー式、クラッチは湿式多板の自動遠心式です。舗装平坦路での燃費は80km/L(30km/h走行時)、燃料タンク容量は5L、燃料計はメーターパネル内に装備されています。なお、メイトシリーズはすでに絶版となっています。

ヤマハ メイトV50のここがポイント!
  • ● 粘り強い2ストロークエンジン
  • ● タフな走行性能と実用性
  • ● 積載性に優れたリアキャリア

ヤマハ メイトV50のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    スーパーカブ50

    信頼性の高いエンジンや、取り回しの良い車体サイズ、耐久性、経済性などでロングセラーを続ける50ccのビジネスバイク。昔から変わらないスタイルも特徴。

  • スズキ
    バーディー50

    14インチのタイヤ、テレスコピック式のフロントサスなどが特徴の50ccビジネスバイク。低いシート、低いリアキャリア、軽量な車体などで、使い勝手は抜群。

  • ヤマハ
    ギア

    宅配業務で支持を得ている50ccのビジネススクーター。積載性に優れる低く広いリヤデッキ、乗り降りしやすいシート、積載時に差が付くパワフルなエンジンなどが特長。

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