ヤマハ VOX

掲載日:2011年02月21日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ VOXの画像
YAMAHA VOX

シート下には大容量のラゲッジ
遊びからお仕事まで用途は自由自在

VOXはユニークなデザインと大容量のシート下収納が特徴の50ccスクーターです。車体の造形は比較的フラットな面で構成され、バーハンドルやファットタイヤ、独立した丸形ヘッドライトなども手伝って、遊び感あふれるオシャレな雰囲気に仕上がっています。しかし、それら外装デザインの多くは、実は機能とリンクした造りとなっているのです。

まず、まるでお弁当箱のような形状のシート下ですが、その内部に確保されているのがラゲッジスペース。横開きのシートを持ち上げればテールカウルにかけて一体で開き、大きな荷室が現れます。容量は約34・ですから、見かけ倒しではありません。前後に長いスペースとなっていますので、一般的なテニスラケットも収納できてしまいます。コンパクトなヘルメットやスニーカー箱、デイパック、A4ファイルなども入ります。お買い物からレジャー、ビジネスまで、幅広い用途で便利に使えるラゲッジスペースなのです。

ロングシートや幅広のバーハンドルは、ゆったりとした快適な乗車ポジションを作っています。ファットタイヤはスムーズな旋回と安定した走行に一役買っています。ヘッドライトはハンドル操作に合わせて向きを変えます。装備面では、イタズラや盗難を抑止するキーシャッター、収納スペースとは別のヘルメットホルダーなども採用されています。エンジンは水冷の4サイクルで、インジェクションの採用によりパワフルかつ低燃費な性能が実現されています。

なおVOXが初めて登場したのは2006年ですが、2007年にはサスペンションの改良が、2009年にはインジェクションセッティングの変更による市街地での扱いやすさ向上が図られています。同時に車体色の変更も行われ、現在はダークグリーンとベージュの2タイプが用意されています。また2007年からはベーシック版のVOXに加え、VOXデラックスもラインナップされました。このVOXデラックスはメッキ仕上げのハンドルバーやミラー、ヘッドライトリム、エンブレム、シートヒンジなどが採用された豪華装備版です。

ヤマハ VOXのここがポイント!
  • ●  容量約34Lのラゲッジスペース
  • ●  シンプルで個性的なデザイン
  • ●  ゆったり快適な乗車ポジション

ヤマハ VOXのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    ズーマー

    個性的なデザインが特徴のネイキッドスクーター。その独特のスタイルやシート下のスペースが遊び心をくすぐる。使い方を限定されないフリースタイル感覚が魅力的。

  • スズキ
    レッツ4バスケット

    お買い物に便利なのが、容量25Lの前カゴが装備されたバスケット仕様。バスケットには荷こぼれ防止のシャッターを装備。フロントインナーラックとシート下にも積載可能。

  • ヤマハ
    ギア

    扱いやすさや積載性などが追求されたビジネススクーター。業務での使用を意識した作りだが、利便性、燃費の良さを求めるなら選択肢から外せない一台。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索