第5回 得意な道と不得意な道

掲載日:2011年12月12日 電動バイク生活長期インプレッション    

Text & Photo / 野呂瀬 悦史

電動バイク生活

電動バイクの進化のスピードは、かつてガソリンエンジンのバイクが進化し続けた時よりも急激な印象を受けます。そんな伸び盛りのバイクに対し「ここがダメ」「あれがダメ」というだけでは、電動バイクの将来のためによろしくない。ということで、今回は「ホメて伸ばす」を実践してみたいと思います。


電動バイクの静寂性には毎朝助けられています

走る道で評価は変わる

ロードレーサーの走行性能をオフロードコースで評価することはありません。当然ですよね。ではヤディア・ジャパン EM26-1000L天星にとっての苦手な道はどんな道か。それは加速性能と最高速性能を求められる幹線道路です。残念ながら、私が通勤で使っている道の大半が幹線道路だったのです。それでも、これまで1,000キロほど走ってくれたわけですから、それはスゴイことだと思っています。

二輪車専用道路などが整備されているなら幹線道路でも安心!

もちろん、幹線道路でも交通事情によって「アリ」になるケースもあります。例えば、朝の通勤時間帯はOKなんです。私が走っている区間は、通勤時間帯は通勤車両などで渋滞が発生しています。すると、道路全体の走行ペースが遅くなり、比較的ラクに走り抜けられるのです。

住宅街や一定のペースで走れる道は得意です


では、ヤディア・ジャパン EM26-1000L天星が得意な路面とはどんな道なのでしょうか? それはズバリ、細かく入り組んだ道路や、交通量が少なく時速40~50キロで走行し続けられる一般道だと思います。住宅が並ぶ道では電動バイクの静寂性は圧倒的なアドバンテージです。また、この車両はシート下の積載スペースに加えて、リアボックスもコンビニフックも装備していますから、近隣でのお買い物仕様としては、屈指の実力の持ち主といえるでしょう。また、ある程度の一定の速度を維持しながら走れる道であれば、ガソリンエンジンの原付と同等の性能を発揮してくれるのです。

SPECIFICATION - Yadea EM26-1000L

■全長×全幅×全高 = 1,700×650×1,150mm

■車両重量 = 80kg

■最高速度 = 53km/h

■実用登坂力 = 14度

■モーター定格出力 = 1,000W

■バッテリー種類 = リチウムイオンバッテリー

■充電時間 = 3~6時間

■満充電時走行可能距離 = 48km
■タイヤサイズ = 前後3.0-10(チューブレス)

■ホイールベース = 1,250mm

■シート高 = 760mm

価格(消費税込み) = 26万7,750円(PSE取得バッテリー充電器付)

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