バイクブロスバイクブロス・マガジンズ特集記事＆最新情報 【ゾイル証言】 スーパーゾイル　ユーザーレポート　Vol.04

【ゾイル証言】 スーパーゾイル　ユーザーレポート　Vol.04

掲載日／2019年6月28日
取材協力／パパコーポレーション　
記事提供元／モト・メンテナンス編集部
※この記事は雑誌『モトメンテナンス』141号に掲載された内容を再編集したものです。記事の内容は雑誌掲載当時のものです。
ゾイル証言・スーパーゾイル ユーザーレポート 04

発売から25 年。数多くの愛車家、数多くのリピーターに高く評価されているのが、スーパーゾイルの各シリーズ商品である。環境に優しいエンジンオイル用添加剤として誕生したスーパーゾイルは、ユーザーによるクチコミで広く知れ渡り、その評価や様々な要望よって商品ラインナップを拡充。常にユーザーとともに成長してきた商品でもある。ここでは、そんなスーパーゾイル愛好者からお話を伺い、ズバリ「インプレッション」をお届けしよう。

とにかく入れておけば安心だよね!?」
2ストスプリンターには高性能オイルを使いたい

圧倒的な動力性能を誇り、ライバルらしきライバルが存在しなかった2ストスプリンター、それがヤマハRZ250である。「納車待ち半年」が当たり前の当時、数多くのライダーを魅了したのもRZ250だった。1980年代初頭から巻き起こったバイクブームを牽引したのもRZ250で、そんな当時から大きな憧れを引き摺り続けてきたのが、マシンオーナーの長谷川さんである。

ゾイル証言・スーパーゾイル ユーザーレポート 04

長谷川一昭／所有車はホンダCB750K0 、Z50モンキーバハ、ヤマハRZ250 、79年登場当時から憧れていたのがRZ250。自宅1階部分にビルドインガレージを持つ長谷川さんの愛車は初代シリーズのヤマハRZ250。メカニック出身なのでおおよそのメンテナンスはDIYで済ませている。近所の先輩が所有する配達カブのエンジンオーバーホール&チューニングも担当。

「10年ちょっと前に、完成したらみせてあげるから!! のお約束で口説いて貰ってきました。車体カバーは被せてありましたが、車体全体はヤレが進んでましたね。エンジン内部に向けてガスケットがダメージを受けていたらしく、クランクシャフトは水没でしたよ!!」と当時を振り返りお話してくれた。

その後、ひとり作業の日々が続き、コツコツ仕上げ、フルレストア期間1年半で、ほぼ満足の仕上がりになったそうだ。入手時すでに350用パーツが組み込まれ、ダブルディスク化でブレーキ強化が成されていたので、その仕様のままブレーキはオーバーホールしたそうだ。

ゾイル証言・スーパーゾイル ユーザーレポート 04

（左）シンセティックゾイル for 2サイクル（100%化学合成　JASO:FD 1000ml 4,300円 税抜き）／ベースオイルには燃焼煙が少ない100%化学合成油を使用。70年代当時の雰囲気がある「赤オイル」を採用しているのも大きな特徴のひとつだ。すでに旧車ユーザーのあいだでは「高性能な赤オイル」として幅広く認知され、4輪でも2ストジムニーユーザーに好評を得ている。2サイクル用の添加剤はエンジンオイルに混ぜて利用するが「高性能な赤オイル」は、そのまま使えるストレートタイプ。
（右）スーパーゾイル for 2サイクルエンジン用（100ml 1,200円、450ml 3,800円、全て税抜き)／エンジンオイル50 対スーパーゾイル50の割合で添加し利用する2サイクルゾイル。ダキツキ気味で乗り続けていた2サイクルエンジンに添加すると、金属表面改質再生効果でフリクションロスが一気に低減、比較的短時間でエンジンが良く回るようになる。そのため利用直後にオーバーレブさせてしまう例もあるため、回し過ぎには要注意!!

後日、RZ350用のシリンダーやピストンなど、腰上パーツをゲットできたので消耗部品を調達。250と350では、オイルポンプの吐出量が違うらしく、番号が異なる部品を購入してオイルポンプを350仕様で組み換えたそうだ。キャブレターはノーマル、マフラーには有名ブランドのチャンバーを装着。転ばぬ先の杖でガソリンにもエンジンオイルを少しだけ混ぜてツーリングへ出掛けた。

ボアアップもあって一気に速くなったRZの走りは爽快そのもの。この日は何事も無く帰還できたそうだ。次のツーリング時には、ガソリンにエンジンオイルを混ぜ忘れて出発。そこで!! あろう事かシリンダーがダキ付いてしまったそうだ。

ゾイル証言・スーパーゾイル ユーザーレポート 04

オートルーブスーパーオイルを利用していた長谷川さん。ダキツキを経験したことでスーパーゾイルを添加することになり、現在はトラブルフリーらしい。「入れてからは何も起ってないから、保険みたいに入ってないと心配だよね」と長谷川さん。

ゾイル証言・スーパーゾイル ユーザーレポート 04

最近は赤オイルの2サイクル用シンセティックゾイルを好んで利用。フルレストア完成直後は、オートルーブ潤滑の他にガソリンにエンジンオイルを少量混ぜて走らせていた。

そんな出来事がきっかけになり、2サイクル用スーパーゾイルを使うことになったそうだ。現在はRZ250用の純正シリンダーとピストンに戻し、オイルポンプだけの通常分離給油仕様で走らせているが、スーパーゾイルの効果もあって高回転型の250㏄エンジンでも実にスムーズ。気持ち良くエンジンは回り、ダキツキ症状は一切発生していないそうだ。「高回転域まで気持ち良く回るエンジンフィールを楽しんでます。気持ちイイですよ!! イヤな振動も感じません。これからもスーパーゾイルを使い続けます」と長谷川さん。

ゾイル証言・スーパーゾイル ユーザーレポート 04

2サイクルエンジンはクランク室とミッション室が壁で隔たれているため、トランスミッションの潤滑にはギヤオイルや4サイクル用エンジンオイルが必要だ。長谷川さんは純正ギアオイルに4サイクル用スーパーゾイル・エコを添加している。

ゾイル証言・スーパーゾイル ユーザーレポート 04

RZ250の登場によってスポーツバイクの概念が様変わりし、RZ350の登場でスーパースポーツモデルの「ものさし」が変わった。気持ち良く踊るタコメーターの針が走りを連想させる。

ダキツキ症状や不吉な振動を感じたときには、応急処置でプラグ穴からエンジンオイルを垂らし入れるのが良い。そんなときには2サイクル用スーパーゾイルを少量垂らし、エンジンが熱いうちに空キックを繰り返し踏み込むことで、嫌な症状が軽減。状況次第ではザラつき感やメカノイズを感じなくなることもあるのがスーパーゾイルの特徴だ。イザという時のために、小量ボトルに小受けしたスーパーゾイルを持ち歩くことで、非常事態でも最善対応できるようになるので、知っておきたい。

ゾイル証言・スーパーゾイル ユーザーレポート 04

DIYメンテナンスに必要不可欠なのがコンプレッサーだが、長谷川さんはコンプレッサーオイルにもスーパーゾイルを添加している。「音が静かになるわけではないけど、発熱量は減っていると思います」。

他にもあるオススメ製品

ゾイル証言・スーパーゾイル ユーザーレポート 04

SUPER ZOIL フュエルチューナーガソリン用（80ml 1,800円 税抜き）／不完全燃焼によって堆積する燃焼室内やピストントップのカーボンを、洗浄燃焼させる効果を持つのがフュエルチューナーの特徴だ。インジェクションノズルの定期洗浄にも効果的。2サイクルエンジンは不完全燃焼時に、ノッキングが起りやすいが、アンチノック性能にも優れているのがこのフュエルチューナーだ。


関連記事