世界で唯一!? カスタム車専門のバイクレンタルサービス『グランドライン』

掲載日/2020年9月11日
取材協力/GRAND LINE越谷店
写真・文/小松男
構成/バイクブロス・マガジンズ
自分で所有せずともバイクを楽しむことができるバイクレンタルは、ここ数年幅広い層に支持されており、レンタルサービスを行うショップが年々増加傾向にある。気軽に好きなモデルに乗れるという利点、ツーリングなど用途に応じた時だけ借りることができるという利便性が受けているのだ。そんな中、カスタムバイクのプロショップである『グランドライン』では、画期的な「カスタムバイクのレンタルサービス」を開始した。

ビッグスクーターをはじめ、
人気モデルのカスタムバイクをレンタル!

レンタルサービスは自動車業界では成熟した分野であり、昨今ではカーシェアリングなども活用されるようになってきているが、バイク業界で言えばレンタルサービスはまだまだこれからと言える。しかし、ここ数年レンタルバイクサービスは、全国的に確実に増え続けており、観光地の空港近くや、パーツ量販店などでも見かけるようになった。

2〜3時間の短時間から数日間の長期まで借りることもできるため、欲しいと思っている車種の試乗テスト的に使うことから日帰りツーリング、さらには数泊にも及ぶロングツーリングに出ることも可能という幅広い対応範囲。さらには自分で所有するとなると、初期投資の面から、日々の維持費に至るまで、何かとコストや手間が掛ってしまうものだが、レンタルバイクであれば使いたいときにだけ借りて、あとは所有しないで済むといった気軽さが、多くのライダーに受けていると言える。そのような中、これまで多くのカスタムバイクを手掛けてきたバイクショップ『グランドライン』が、『カスタムバイク・レンタルサービス』を開始した。

そもそもグランドラインはビッグスクーターを中心としたカスタムバイクショップである。オリジナルドレスアップされた車両は長年カスタムファンに厚く支持されてきた。少し前までのビッグスクーターカスタムというと過激なものを突き詰める方向だったが、最近は割と落ち着いた「やさしめ路線」がブーム。基本的にはドレスアップカスタムが中心であり、そこにスピーカーをはじめとしたオーディオ装備や、マフラー、ハンドルなどの機能パーツのカスタマイズを施すという具合が主流だという。

そのようなカスタムバイクを長く手掛けてきたプロショップであるグランドラインが製作するカスタムバイクをレンタルできるのだ。これはビッグスクーターファンだけでなくとも興味を示さずにはいられない。現在のレンタルラインアップはビッグスクーターを中心に、シグナスなどの小型スクーター、さらにはニンジャ250などのロードスポーツモデルもあり、どれもカスタマイズされたものとなっている。

電話などで事前にレンタルバイクの予約をしておけば、当日ショップに行き、貸し出し書に必要事項を書き込むだけで乗り出せる。それだけで気軽にカスタムバイクを楽しむことができるのだ。なお、当日別の車種に変えたい場合でも、スケジュール次第で変更可能ということなので、相談してみると良いだろう。

最新のカスタムバイクをレンタルする!

グランドライン越谷店では、現在10車種近くのレンタル用カスタムバイクを取り揃えているが、その中でも人気が高いのが、マジェスティCだ。メーカーカスタム仕様であったマジェスティCは、歴代モデルの中でも屈指の人気を誇ったものであり、それは今も衰えることがない。そんなマジェスティCをベースとしたカスタムモデルをレンタルできるのだ。それでは、レンタルサービス車両であるマジェスティCのカスタムポイントを紹介してゆこう。

フェイスカウルの変更によりスタイリングの印象を大幅に変更している。レンタルカスタムバイクの車種によっては、プロジェクターライトを採用しているものもあるぞ。

スピーカーの設置、増設も大きなポイント。現在はブルートゥースオーディオシステムが主流のため、スマートフォンと接続するだけで、自分の好きな曲を楽しむことができる。

インナーカウルもペイント済み。高級感のある仕様となっている。スピーカーはインストゥルメントパネルの脇、足元と計4か所に設置されている上、LEDライトも埋め込まれている。

リプレイスマフラーへの換装もカスタマイズの定石と言える。レンタルカスタムバイクのマジェスティCはオリジナルマフラーに交換されていて、歯切れの良い排気音を楽しめる。

ライディング中いつも目に入るハンドル周りのカスタマイズは入念に行いたいポイント。V型ハンドルバーへの換装のほか、メッキパーツをふんだんに採用してまとめている。

ローダウンサスペンションに交換されており、低く構えたシルエットとされている。足つき性が向上しているので、安心感も高い。車高を下げたのに合わせてサイドスタンドも交換されている。

表皮を張り替えられたカスタムシートを採用。プロの手による施工のため、とても質感が高い。レンタルカスタムバイクで、カップルでタンデムライドを楽しむのも良さそうだ。

上記で紹介したマジェスティCのほか、08フォルツァ、マジェスティ(4D9型)、マグザム、シグナス、バーディ、ニンジャ250などのレンタルカスタムバイクを用意している。今後さらにラインアップを増やしてゆくとのことなので期待していてほしい。

ノーマル車両は様々なショップでレンタルバイクを楽しめるが、カスタムバイクとなるとレンタルサービスを行っているショップがない。カスタムバイクというものが、どのようなものなのかを体験するにもいい機会となるだろうし、既存モデルオーナーが、カスタマイズの方向性を確かめるためにもレンタルカスタムバイクというのは貴重な経験となることだろう。

現在はグランドライン越谷店、東京店、横浜店の3店舗にてレンタルバイクサービスを行っている。詳しくは各店舗までお問い合わせを!

INFORMATION

GRAND LINE越谷店

住所/埼玉県越谷市南荻島504
TEL/048-971-2800
営業/10:00-19:00
定休/水曜日


GRAND LINE横浜店

住所/神奈川県横浜市磯子区杉田5丁目5-3
TEL/045-771-0988
営業/10:00-19:00
定休/水曜日


GRAND LINE東京店

住所/東京都大田区多摩川1-13-9
TEL/03-6459-8878
営業/10:00-19:00
定休/水曜日

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カスタムビッグスクーターを専門に手掛けてきた老舗。最近では幅広い車種のカスタムバイクを製作しており、カスタムバイクの世界をさらに広げてゆきたいということから、レンタルサービスを開始した。レンタル費用は小型、原付のAクラスで2980円/4時間~、普通自動二輪区分のSクラスで4980円/4時間~となっている。