皆とは違う技ありカスタム‼ オリジナリティ溢れるドレスアップとセーフティーポテンシャルの向上『BOSSCOM カスタムLEDウインカー』(動画あり)

掲載日/2020年7月8日
取材協力/BOSSCOM JAPAN
写真、文/小松男、ANIMALHOUSE
構成/バイクブロス・マガジンズ
愛車のカスタマイズというのは、バイクライフの楽しみ方のひとつとして重要なポイントだ。それはマシンそのもののポテンシャルを引き上げるものやライディングポジションの適正化、さらにはETCの設置やナビの装着などの快適装備まで幅広い。中でも視覚的な変化の大きいドレスアップカスタムは満足度が高い。ここで紹介する『BOSSCOM(ボスコム)カスタムLEDウインカー』は、スマートかつ他者へ大きなインパクトを与える電飾系ドレスアップであり、その効果はとても高いものとなっている。

“見た目がカッコよく”、“スマートに設置でき”、“安全面も向上”。
総じて費用対効果の高いカスタムLEDウインカー

ドレスアップの手法のひとつとして、灯火類のLEDバルブ化というのはわりとポピュラーなカスタマイズとして広まっているが、メーカー純正パーツとして用意されているLEDと、社外アフターパーツではクオリティの差が見受けられたり、形状が異なっているためにデザインを損ねるということも多い。車両のスタイリングにマッチさせつつ性能を求めた商品というのはなかなか見つからないというのが現状と言える。そのような中で今回注目したのが、ボスコムのカスタムLEDウインカーだ。

様々なバイクのカスタムLEDウインカーを手掛けてきており、そのパフォーマンスの高さに定評を持つボスコムは、純正に採用されているウインカー形状をベースに、中身の基板やLED素子をごっそり総入れ替えしたカスタムLEDウインカーを作ってくれる。

ボスコムのカスタムLEDウインカーは、純正に採用されているウインカー形状をベースにLED化することができる。ただ電球をLED変えただけでなく、中身を基板から丸ごと交換しており、高輝度照射のデイライト機能も装備しているので、日中であっても他者からの視認性が向上し、結果的に安全面も引き上げられることに繋がる。

これまでも様々な機種に対応したカスタムLEDウインカーを開発してきたボスコムだが、それらは、カウル埋め込みタイプが多かった。一方で今回のヤマハ純正ウインカータイプは、ウインカーが別体となっているもので、そもそもパーツサイズが小さく、この中に流れるウインカーやデイライト、バックフォグライト機能を収めるには、かなりの技術が必要だということが伝わってくる。

さらに開発から仕上げまで国内で行われていることもあり高品質を実現している。カスタムLEDデイライトはフロント側にホワイト色のデイライト機能、テール側にレッド色のリアフォグライト機能を備えている上に、ウインカー機能はアンバー色にて、一般的な点滅のほか、矢印スタイルの流れる点滅が3パターン、計4つの点滅パターンが備わっている。

このカスタムLEDウインカーは、ヤマハ純正ウインカーをベースとしたもので、装着モデルのトレーサー900の本来のデザインを損なうことがない。さらにホワイト色でのデイライト機能も備えているため、他車へのアピールも強いものとなっている。

実際テスト車両にて発光を確認したところ、それらの機能がドレスアップカスタムとして効果が高いことが分かったうえに、明るく個性的な点滅をするため他車両への自己アピールが強く、結果的に安全面においてもかなりのメリットがあると感じることができた。

ウインカー機能は一般的な全面点滅のほか、LEDが矢印型に点滅する流れるウインカーが3パターン用意されている。かなり目立つので、バイク仲間からも注目を集めるに違いない。

BOSSCOMカスタムLEDウインカーの点滅を動画で見る

BOSSCOMカスタムLEDウインカーを装着したトレーサー900

リアフォグライトはレッド色とされ、テスト車両の場合は、通常のテールライトと比べても明るかった。雨天走行や夜間の高速移動時など、他車に自分の存在を知らせるのは、安全面に対しても有効だ。クルマの場合は一般化してきているが、バイクとなるとまだまだ普及しているとは言いがたく、先取りしておきたい装備だ。

前後ウインカー共に言えることだが、非常に光量が大きくとても明るい。さらには拡散効果を高める技術としてアウターレンズとLED基板の間にインナーレンズが装着されており、側方から見た場合でも、ウインカーの発光がよくわかるようになっている。これも安全面向上に寄与しているポイントだ。

ハンドルバーに備えられた切替スイッチにより、ウインカーの点滅パターン変更や、デイライト、リアフォグのオンオフなどを行うことができる。装着に関しては基本的にはバイクショップにお願いすることがベターだが、ある程度自信があればDIYで行うこともできるだろう。

ボスコムのカスタムLEDウインカーを実際に目にして感じたメリットとしては、何よりもバイクという楽しくも危険がつきまとう乗り物の安全性を、少しでも高めてくれるところだ。もちろんドレスアップカスタムとしての効果も大きいが、安全面の向上に付随する形の産物であるのかもしれないということだった。

今回はヤマハ純正ウインカー形状をベースとしたものを紹介したが、ボスコムではカスタムLEDウインカーのワンオフ製作も受け付けている。あなたの愛機も是非カスタムLEDウインカーに換装し、安全かつオリジナリティの高いカスタムを楽しんでいただきたい。

今回ボスコムカスタムLEDウインカーの取材にご協力いただいた金井さん。愛車であるトレーサー900は色々とカスタムを施しているが、中でもLEDウインカーはお気に入り。ロングツーリングを楽しむ機会が多く、安全面からもLEDウインカーへの換装に満足しているとのことだ。

カスタムLEDウインカーで個性を主張
オリジナル形状の要望もワンオフ製作で叶えてくれるボスコムの技術

ボスコムのLEDウインカー作りは2003年、LEDウインカーが世に広まり始めた頃まで遡る。当時まだサラリーマンだったボスコム代表の大森秀樹さんが自分のバイクのカスタム用にオリジナルで製作したものだったが、道を走っていると声をかけられ「そのウインカーはどこで買えるのか?」と聞かれることが多かったという。

ワンオフの注文にも広く対応しているボスコムでは、まずCADを使ってデータを作成し、機械で加工して製品の外型を作っていく。複雑な形状のオーダーには3Dスキャンも使って、希望の形状を作ってくれる。そこにオーナーの要望に合わせてLEDの数を増やしたり、光量を増やしたりしてくれるのだ。

大森さんはまさにLEDのスペシャリスト。日進月歩のスピードで進化するLED技術に対応するため、すでに完成した製品も半年に一度の頻度で見直しをかけており、例えばZX-14Rのウインカーなどは現在、6代目になっているとのこと。大森さん曰く「僕がLED製作を始めた15年前に比べ、今のLEDは20倍は明るくなっています。基板の作り方も、どんどん進化しています。基板は樹脂の上に鉛の板が乗っているのですが、この鉛の厚みが厚いほど、熱抵抗が低い(放電性能が高い)んです。LEDは熱を持たないと思われがちですが、基板設計において放熱不足のレイアウトでは基板も高温になり、LEDの寿命を短くしてしまいます。ただがむしゃらにLED素子をたくさん並べればいいというものではなく、緻密な放熱計算が求められるんです。例えば、片側マフラーの車種のリアウインカーですと、マフラーに近い右側と、左側では基板の設計が異なることもありますし、外気温の影響も受けますから、夏でも冬でも変わらぬ性能を発揮するように計算しています」とのこと。

BOSSCOMカスタムLEDウインカーを装着した隼

こちらは実際にボスコムのカスタムLEDウインカーを装着した隼。フロントウインカーにはデイライトを、リアにはバックフォグライトを装着しているため、夜間でも驚くほどの存在感を放っている。

こちらの車両はオーナーの要望に沿う形で、スズキのSS系をイメージしたテールランプ形状に変更されている。ボスコムではこのようなワンオフの注文にも対応しているため、外見でしっかり個性を出したい人にもオススメだ。

LED化したヘッドライトとデイライトを合わせた明るさは、クルマにも劣らない。対向車にしっかり存在をアピールすることで、事故のリスクを減らすことができる。

INFORMATION

住所/埼玉県川口市榛松3-11-3
電話/048-288-6830
E-mail:info@bosscom.jp
営業/10:00-18:00
定休/土、日、祝

国産スポーツバイクやBMW等に適合パーツを続々ラインナップしているボスコムジャパン。
もうひとつの選択肢として、完全にワンオフパーツとして電飾を特注することもできる。すべて保証書の付く安心できる製品なのだ。