OVER RACINGから「レブル250用」スペシャルパーツが続々登場! 人気のスタイルにさらに磨きをかけたスタイリッシュ・ボバーだ!(動画あり)

掲載日/2020年4月2日
取材協力/オーヴァーレーシングプロジェクツ
写真/山家健一 文/佐川健太郎
構成/バイクブロス・マガジンズ
日本屈指のレーシングコンストラクターとして知られるオーヴァーレーシングは、もう一方でカスタムビルダーとしての顔を持つユニークな老舗ブランドだ。全日本選手権や鈴鹿8耐のみならず海外レースにも積極的に参戦するなど、長年にわたり幅広いジャンルで培ったきた経験とノウハウに裏打ちされた確かな製品作りには定評がある。そのオーヴァーレーシングが今回リリースしたホンダ「レブル250」用カスタムパーツは、レブル本来の魅力にさらに磨きをかけるスタイリッシュな自信作となっている。

今回はテスターとしてケニー佐川の他、タレントの福山理子さんにも登場いただき、女性ライダー目線でのインプレッションを動画でお届けしてます。ぜひチェックしてみてください!

ノーマルの良さを生かしつつ、よりスポーティに個性を楽しむ

今回紹介するのはオーヴァーレーシング製パーツを組み込んだ「レブル250」カスタムである。コンセプトは“スタイリッシュ・ボバー”。ボバーとは今世界的なトレンドになっているクルーザーの新たなカスタムスタイルで、余分な装飾を省いたシンプルで都会的なテイストが特徴だ。新型レブルは元々北米向けに開発されたモデルで完成度も高く、日本でも若者層を中心に高い人気を誇っているだけにカスタムへの要求レベルも当然高い。そこでオーヴァーレーシングが目指したのは、レブル本来の軽快でスポーティなイメージをさらに高めつつ、ノーマルとはひと味違う新たな個性の楽しみ方を提案することだった。では、順を追って装着パーツを紹介していこう。

マフラー重量は約半分、見た目もすっきりコンパクトに

見た目の印象だけでなく、サウンドや乗り味などに大きく影響するのがマフラーだ。オーソドックスな形のノーマルマフラーに対し「SSメガホン コンプリートマフラー」はぐっとスリムでコンパクト。強度に優れ腐食にも強いステンレス素材をポリッシュ仕上げとすることで、耐久性を高めるだけでなくフルエキならではの高級感のあるスタイリングを実現。

エンジンにぴたりと沿うように配置されたエキパイの取り回しの美しさにも注目したい。また、サイレンサー部分もショート&アップタイプを採用することで、見た目のスポーティさとともにマス集中化にも貢献。さらに重量もノーマルの6.3kgに対して3.2kgとほぼ半分にまで軽量化されていることで、ハンドリングもより軽快になっている。

パワフルで扱いやすく躍動するサウンドが気持ちいい

「SSメガホン コンプリートマフラー」
定価67,100円

サウンドも激変。低音を厚く鼓動感を強調した音質にすることで、250ccクラスとは思えない迫力あるエキゾーストノートを楽しめる。高めのギアを使って回転数を抑えつつ、鼓動に耳を傾けながらまったりとクルーズするのが気持ちよく、また元々がCBR250R系エンジンということもあり高回転まで引っ張れば胸のすくようなハイトーンも楽しめる。

出力特性はあえてノーマルの良さを崩すことなく低中速トルクを若干持ち上げることで、常用域を中心に下から上までフラットで扱いやすい特性が印象的。レブルの素性の良さを引き出すスポーティな走りが魅力と言えるだろう。

「SSメガホンマフラー BLK スリップオン」
定価42,900円

オーソドックスなノーマルの外見を、ぐっと軽快でスポーティなイメージに高めるスリップオンタイプのマフラー。ノーマルの雰囲気に自然に溶け込む半艶ブラック塗装で仕上げているのがポイントだ。一見派手さはないものの、レーザーマーキングでロゴを刻印したチタンエンブレムがクオリティの高さとグレード感を印象付けている。サウンドはフルエキに近いが、よりワイルドな音質に感じた。

「スポーツライディングハンドルキット」
SIL定価52,800円 BLK定価53,900円

ノーマルのアップライトな姿勢から大幅にポジションを変えられるハンドルキット。強度と粘り強さを併せ持つアルミA2017材を使用し、ノーマルがバーハンドルをラバーマウントしているのに対し、こちらはトップブリッジ下にクリップオンハンドルを直接取り付けることで、きちっと節度感のあるステアリングレスポンスを実現。上体も自然な前傾になり、アメリカンスポーツやカフェレーサーなど様々なスタイルを作り出すことができる。ハンドルの高さや絞り角も調整可能。幅広い体格や好みに合わせた理想的なライディングポジションにセッティングできるのも魅力だ。

・ポジション、純正バーエンドから高さ約-125mm、前方に約70mm
・高さ調整(4ポジション):-125mm/-135mm/-145mm/-155mm

ちなみにハンドルバーは純正に合わせたインチサイズで、純正はもちろんインチサイズの各グリップにも対応可能。キットにはアルミ製のメーター&ウインカーステーも付属していることも有難い。

「フォワードコントロールステップ 4P」
SIL定価74,800円 BLK定価77,000円

ノーマルから大幅にポジションを変化させるステップキット。オーヴァーレーシング独自のクオリティ基準として各軸にボールベアリングを搭載し、スムーズで節度のある操作性を実現した。4ポジションから選択可能で、ブレーキペダル、チェンジペダル共にストローク幅の調整機構付きとなっている。4ポジション設定は以下のとおり。

178mmFRONT/61mmUP
178mmFRONT/71mmUP
188mmFRONT/71mmUP
188mmFRONT/61mmUP

また、ブレーキのマスターシリンダーを純正位置に残すことによりステップ自体をスリムに見せつつ、ABSなどのホース類も交換無しで対応できる。クラシカルなアメリカンスポーツを思わせるマニアックなライディングポジションが注目を集めそうだ。

「タンデムステップスライダー」
SIL定価26,400円 BLK定価26,400円

高品質・高強度なジュラルミン製タンデムステップ。ライディングステップ同様、ローレット加工を施すことで確実なグリップ性と雨の日でも滑りにくい安心感を実現。タンデムステップ自体に樹脂製スライダーを取り付けることにより、畳めばスライダーとして、引き出せばタンデムステップになるという一石二鳥のアイデア製品だ。元々強度の高いステップ部にスライダーを設けることで、万が一のダメージを軽減する。

「スイングアーム Type6」
定価148,500円

周囲の景色が映り込むほどに美しく磨かれたアルミ製スイングアームキット。元々はレース用として開発されたパーツをレブル用にリビルドしたもので、純正と同じ寸法ながら強度や機能性は言わずもがな。高強度の「田の字断面」楕円パイプを採用し、ネオクラシカルな雰囲気を演出しつつ軽量化にも貢献する。チェーンアジャスターも専用設計だ。

また、オプションでローダウン化も可能となっている。リヤサスペンション受けとリヤアクスルの位置を15mm下げることでレイダウン効果によるプログレッシブ特性を得られるともに、車高をノーマル比で20mm低くすることができる。ロー&ファットなイメージがさらに強調された。リヤショック自体は「ナイトロン」と共同開発でレブル250用としてセッティングも最適化されている。

以上、レブル250というベストセラーモデルを題材に、元々の素性の良さを生かしつつオーヴァーレーシングならではの高品質パーツでセンス良く仕上げているのが特徴だ。マフラーとライディングポジションによって乗り味も一段とスポーティかつノーマルにはない個性も楽しめる。若者やエントリーユーザーはもちろん、ベテランライダーが乗っても満足できる本物志向のカスタムと言えよう。

OVER Racingのレブル250カスタムを動画でチェック!

INFORMATION

住所/三重県鈴鹿市国府町石丸7678-5
電話/059-379-0037
営業/9:00-19:00
定休/第2・4土曜日、日曜日

1982年創業の老舗のパーツメーカー。ミニバイクからビッグバイク、クルーザーにいたるまで、幅広い車種に対応するパーツをラインナップする。マフラーを始め、ステップなどビレットパーツや、スイングアームなどのシャシー用パーツ。ホイールまで自社生産する高い技術力を誇る、総合バイクパーツメーカー。

あわせて読んでおきたい!オーヴァーレーシングの記事