SPEEDRAで磨きをかけるGSX-Rらしさ

強さと軽さにこだわるならドライカーボンしかない！

2011年に海外製カスタムパーツの輸入会社としてSSKを創業するも、理想とする企業像とは異なっていたことから、2013年に業態転換。高品位なカスタムパーツをリーズナブルに提供するという信条のもと、オリジナルパーツの開発に着手。ノーマルの装備品と換装することで、形を変えずにアップグレードが図れる2輪用カスタムパーツブランド、SPEEDRA＝スピードラを立ち上げた。250ccクラス以上のスポーツバイクを対象に、ユーザー自身がボルトオンで換装できるアイテムをラインナップ。その中でも特にこだわっているのがドライカーボン仕様の外装パーツで、「今後の業界標準となっていくでしょう」と、SSKの椎名代表は語る。

MotoGPで培ったレーシング技術とノウハウをフル投入、大幅刷新が図られた新型GSX-R1000R。史上最高のGSX-Rであることは間違いないが、乗り手のライディングスキルに合わせて、適切に性能を引き出すことができ、誰もが真のスポーツバイクライフを楽しめると人気が高まっている。そんなGSX-R1000Rのレーシングスピリットをルックスで強調できるのが、スピードラのボルトオンパーツ群だ。

「我々のこだわりは、装着されている純正品の形状を変えずに高品位化を図ること。装着に関しては、ユーザーレベルでも可能なボルトオン仕様であること。同じ部材なら、レベルの高いものを用いてユーザー満足度に応えること。この3つを商品開発の軸としています。外装パーツにドライカーボンを採用しているのは、カーボンパーツへの換装目的である軽量高剛性についてのこだわりからで、本物志向のカーボンパーツならばドライカーボンを用いるのが当たり前だと考えたからです。当社のドライカーボンパーツは、航空機製品にも用いられているプリプレグから素材をチョイス。金型で成型してオートクレーブで焼き上げます。

ボルトオン装着を身上としていますから、金型の精度が重要。従来型の作業工程では、図面を引いて金型を造って手直しをして…となりますが、当社は早い段階から3Dプリンターを導入しており、金型のベースとなる試作品を成形。クイックに何度でも手直し可能で、精度の高いベースができてから金型製作に入ります。結果的に製品化までの作業効率が良く、リーズナブルな価格で本物志向のカーボンパーツを提供できます。手に持って比較すれば誰でも体感できることですが、全く同形状のドライカーボンとウェットカーボンのパーツがあったとしたら、ドライカーボンの方が圧倒的に軽量かつ高強度です。スポーツバイクをカスタムするなら、ドライカーボン製品は必然だと考えます」

スピードラブランドのカスタムパーツは、純正装着品と換装するだけのボルトオン仕様。外装パーツはドライカーボン製、金属パーツは発色の鮮やかなアルミ削り出し品となる。また、オリジナルデザインのプラスワンパーツもラインナップしており、ノーマル状態では装備されていないインナーリアフェンダーやフレームスライダーがそれにあたる。

2019年シーズンは、Z900RS/Cafe用のスピードラパーツが好調だったという椎名代表。基本的に250ccクラス以上のスポーツバイク用をラインナップしているそうだが、対象車種のチョイスはどのような考えがあってのことだろうか？

「我々は、カスタムパーツメーカーとして新参者です。企業としての規模も大きくない。だからこそ、ユーザーの想いに寄り添ったものづくりが出来ると考えます。本来は市販されている全ての車種用をラインナップ出来れば良いのでしょうが、企画や開発に携わるスタッフの人員や時間の都合から、どうしても人気車種から着手することになります。なので、まだまだ多くのユーザーにご迷惑をおかけしていると思いますし、ご期待にも応えきれていないと思っています。しかしながら、ドライカーボンパーツについては、カラーオーダーなどの特注品にも可能な限り対応していきますし、その他のカスタムパーツ製作についても柔軟に対応していきたいと考えています」

今後も、小回りの利くカスタムパーツメーカーとして、ユーザーや業界のために力を尽くしていきたいという椎名代表。スピードラブランドのカスタムパーツを通して、そんな想いにも触れていただきたいと思う。

GSX-R1000Rだからこそ投入したい
スピードラのカスタムパーツをピックアップ！

ドライカーボン製の外装パーツは車種専用、アルミ削り出しのパーツは適応確認済みとなっているスピードラブランドのボルトオンカスタムパーツ。GSX-R1000R用としては、インナーリアフェンダーがスピードラオリジナルデザイン品となる。

SPEEDRAインナーリアフェンダー ロングタイプ ドライカーボン　2万5000円（税抜）
オリジナルデザインのドライカーボン製インナーリアフェンダー。実走テストを重ねて製品化。綾織り艶あり・綾織り艶消し・平織り艶あり・平織り艶消しを同価格でラインナップ。

SPEEDRA　タンクパッド ドライカーボン　8000円（税抜）
オリジナルデザインのドライカーボン製タンクパッド。高精度成形＆貼り付け式でジャストフィット。専用両面テープ付属。綾織り艶あり・綾織り艶消し・平織り艶あり・平織り艶消しを同価格でラインナップ。

SPEEDRAタンクサイドカバー 左右セットドライカーボン　2万円（税抜）
純正の樹脂パーツと付け替えるだけボルトオン仕様。高品位化と同時に耐候性も高まる。綾織り艶あり・綾織り艶消し・平織り艶あり・平織り艶消しを同価格でラインナップ。

SPEEDRAタンクトップカバー ドライカーボン　2万5000円（税抜）
純正パーツと付け替えるだけボルトオン仕様。軽量化はもちろん、高品位化と同時に耐候性も高まる。綾織り艶あり・綾織り艶消し・平織り艶あり・平織り艶消しを同価格でラインナップ。

SPEEDRAフロントフェンダー ドライカーボン　2万4000円（税抜）
純正の樹脂パーツと付け替えるだけボルトオン仕様。軽量化と剛性アップが図れるだけでなく、高品位化と同時に耐候性も高まる。綾織り艶あり・綾織り艶消し・平織り艶あり・平織り艶消しを同価格でラインナップ。

SPEEDRAヘビーウェイトハンドルバーエンドスライダー ロングタイプ　7500円（税抜）
2017年式以降のGSX-R1000/R専用。発色の良いアルマイト仕上げの高強度アルミニウム合金素材（A6061-T6)削り出しカバー、摩擦係数の少ないPOM(ポリオキシメチレン)スライダー、真鍮ウェイトを組み合わせたバーエンド。装着用ボルトを含む片側重量は約270g。カラーバリエーションは、ブラック・ゴールド・チタン・レッド・ブルー・グリーンをラインナップ。

SPEEDRAフレームスライダー タイプA　1万5000円（税抜）
2017年式以降のGSX-R1000/R専用。ベース部は高強度アルミニウム合金素材（A6061-T6)削り出し、先端部は摩擦係数の少ないPOM(ポリオキシメチレン)を採用するオリジナルデザインのスライダー。万一の転倒時に、車体の損傷を最小限に抑える。先端プレートはブラック・チタン・ゴールド・レッド・ブルーの5色をラインナップ。この他、プリン形状のタイプB（1万3000円。税抜）もあり。

SPEEDRAフロントアクスルスライダー　7500円（税抜）
2017年式以降のGSX-R1000/R専用。本体と先端キャップは高強度アルミニウム合金素材(A6061-T6)削り出し、ヘッド部は摩擦係数の少ないPOM(ポリオキシメチレン)を採用。万が一の転倒時にアクスルシャフト部分を保護する。カラーバリエーションは、チタン・ゴールド・ブルー・レッドをラインナップ。

SPEEDRAリアアクスルスライダー　7500円（税抜）
2017年式以降のGSX-R1000/R専用。本体と先端キャップは高強度アルミニウム合金素材(A6061-T6)削り出し、ヘッド部は摩擦係数の少ないPOM(ポリオキシメチレン)を採用。万が一の転倒時にアクスルシャフト部分を保護する。カラーバリエーションは、チタン・ゴールド・ブルー・レッドをラインナップ。

SPEEDRAエンジンカバー 左右セット　2万5000円（税抜）
2017年式以降のGSX-R1000/R専用。高強度アルミニウム合金素材(A6061-T6)削り出し＆発色の良いアルマイト仕上げ。万が一の転倒時にエンジンへのダメージを軽減する。カラーバリエーションは、チタン・ゴールド・ブルーをラインナップ。

SPEEDRAレバーガード 右側　1万1000円（税抜）
2017年式以降のGSX-R1000/R専用。ベース部分は高強度アルミニウム合金素材(A6061-T6)削り出しアルマイト仕上げ。ガード部分は超軽量超強度のドライカーボン製。レバーとのクリアランスを3段階に調整可能。カラーバリエーションは、ベース部＝ブラック・チタン・ゴールド・ブルー、ガード部＝綾織り艶あり・綾織り艶消し、8パターンをラインナップ。

INFORMATION

株式会社SSK

住所／茨城県龍ケ崎市川原代町5570-4 SSKビル
電話／0297-85-4031
定休／土日祝

2011年に創業。高品位ドライカーボンとアルミビレットパーツのカスタムパーツブランドSPEEDRAをメインに、2輪4輪用パーツを企画・開発・販売。一般ユーザー向けの他、レース用試作品等のワンオフ製作にも対応可。同社市販製品は自社オンラインショップだけでなく、全国のバイク用品店などでも購入可能。