掲載日:2021年04月28日 プロが造るカスタム
取材協力/GOTTY 取材・写真・文/ガスグラフィックス
ホワイトとピンクの2色使いが、とても印象的なマグザムだった。基本的にはホワイトがメイン。しかし、差し色としてピンクを嫌みのない程度に抑えることで、可愛らしさが倍増。どちらかと言えば、厳つさばかりが目立つビッグスクーターカスタムの世界だが、こういったシンプルな雰囲気こそ、カスタム初心者にオススメしたい内容なのだ。
この車両の特徴は、マグザムが持つ本来のデザイン性の高さをそのまま活かしていること。外観の大きな変更はフロントフェイスにエアロを纏い、フラットシートを装着したのみ。さりげなくロングホイールベース加工が施されているが、リアタイヤもボディ内に控えめに収納し、ローダウンを敢行。細部はオーディオボードやステップボードなど、定番パーツも多数装着されているが、たったそれだけで完成したルックスは、マグザムだからできるシャープ&ロースタイル。しかも、このペイントの影響により、やはり女性に似合いそうな雰囲気が漂っているのだ。
日常で使用することも考慮すると、これぐらいの仕様の方が最も扱いやすいのは間違いない。様々なカスタムがある中で、ひとつのお手本として、このキュートシンプルな方向性も覚えておいてほしい。