ヤマハ マジェスティ
ヤマハ マジェスティ

ヤマハ マジェスティ – ビッグスクーターブームの立役者

掲載日:2011年09月05日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/栗原守睦

ビッグスクーターブームの立役者は
秀逸な走りと、一歩先行く使い勝手の良さが魅力

1995年に登場すると、スポーティな走りと快適な乗り心地で、一躍ビッグスクーターブームを起こしたマジェスティ。2000年にはスタイリングを一新、新型フレームの採用など、走りと使い勝手をさらに向上させ、人気を不動のものとした。そして2007年にはフルモデルチェンジが行われ、第三世代となる現行モデルが満を持して登場。シンプル操作で使いやすい電子制御CVTを新たに採用することで、走行シーンに応じたキビキビした走りを楽しめるようになり、ラゲッジスペースもより広く使いやすくなるなど、完成度を一段と高めた。発売から4年経過した今でも、秀逸な走りと細部までこだわった高級感ある仕上がりが、ライダーの所有欲を満たしてくれる魅力的なモデルだ。

ヤマハ マジェスティの特徴

ヤマハ マジェスティの画像

シンプル操作の電子制御CVTで
イージーにスポーツ走行できる

一昔前のビッグスクーターにしか乗ったことがない人には、「高速道路での追い越し加速がいまいち…」、「エンジンブレーキが効かないから下り坂で不便」などの印象を、このカテゴリの車両には持っているかもしれない。これらの問題点を解消すべく採用されたのが、現在のビッグスクーターモデルで定番の装備となっている電子制御CVT。これはベルト式CVTを電子制御することで変速比を自在にコントロールし、エンジンブレーキを効かせたり、追い越し加速性能を向上させているものだ。しかし、この変速比をコントロールするためのボタン操作が意外に煩雑だったりする。そこで、マジェスティが採用した YCC-AT (ヤマハ・チップ・コントロールド・オートマチック・トランスミッション)は、操作を極力シンプルにしたのが大きなポイントだ。操作は走行モードを3つのなから選択して、あとはシフトダウンを行う I-S スイッチをエンジンブレーキを効かせたい時や、力強い加速を得たいときにプッシュするだけ。

ヤマハ マジェスティの画像

3つの走行モードは、スムーズな走りと低燃費を実現するノーマルモード、エンジンの回転数を高回転で維持し加速やエンジンブレーキの効きを高めたアシスト1モード、さらに素早いアクセル操作でシフトダウンを行い有段的に加速するアシスト2モードとなっている。これにより、スクーターの持っているイージーなライディング感覚をスポイルすることなく、誰でもスポーティな走りを楽しめるようにしているのだ。

ヤマハ マジェスティの試乗インプレッションは次ページにて

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