カワサキ エプシロン250

掲載日:2011年04月14日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

カワサキ エプシロン250の画像
KAWASAKI EPSILON250

OEM供給で発売した
カワサキ初のスクーター

エプシロン250は、カワサキがスズキからOEM供給を受けて発売したビッグスクーターです。2002年3月発売のモデルは、当時のスカイウェイブ250タイプSがベースでした。これは2001年8月に両社が協同発表した、二輪車の業務提携に関する基本合意にもとづくもので、カワサキでは、このエプシロン250のほか、スズキのアヴェニス150をエプシロン150として発売しました。一方のスズキも、カワサキのバリオスIIをGSX250FXとして、D-TRACKERを250SBとしてほぼ同時期に発売しています。

エプシロン250を詳しく見ていきましょう。車体の横には英文字で「EPSILON」と車名ロゴが入り、外装のカラーリングもスカイウェイブ250とは違っていました。ただし、基本的にはほとんどの部分がスカイウェイブ250に準じたものです。エンジンは水冷の4ストローク単気筒で、1軸バランサーの採用により低振動化と実用域での扱い易さ、優れた高速走行性能を実現。Vベルト無段変速機を装備し、軽快かつ滑らかな走行を可能としています。シート高は695mmと低く、足つき性は良好。後部座席用のステップボードも足を乗せやすく作ってあります。シートはホールド感の高いバケットタイプを採用。バックレストはアジャスタブル機構によって、前後5段階にスライドさせることが可能です。シート下の収納は、直方体形状の大容量サイズで、フルフェイスヘルメット2個を収納できます。

2003年9月にはモデルチェンジを行い、二代目モデルとなりました。エンジンにはフューエルインジェクションが採用され、実用域での扱いやすさと優れた高速走行性能を実現するとともに、始動性と燃費を向上。スポーティーな外観の車体にはマルチリフレクタータイプの2灯式ヘッドランプ、5本スポークタイプのホイール、リアスポイラーなどを装備し、スタイリングを引き締めています。また、シートはメインスイッチの操作でロックを解除することができました。

カワサキ エプシロン250のここがポイント!
  • ● カワサキブランド初のビッグスクーター
  • ● スタイリッシュな装備とカラーリング

カワサキ エプシロン250のライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    マジェスティ

    扱いやすさと実用性、走行性能、オリジナリティのあるスタイリングを持つ250ccスクーター。フロントシートが前側に、リヤシートが後側に開くデュアルオープンのシート下収納も特徴。

  • ホンダ
    フォルツァZ

    電子制御式オートマチックトランスミッションを採用する、250ccのスポーティスクーター。マニュアル感覚で変速操作ができるS7モードなど多彩な機能が採用されている。

  • スズキ
    スカイウェイブ250タイプSベーシック

    水冷DOHC4バルブの単気筒エンジンを搭載する250ccスクーター。最高出力は19kW。シート下のトランクスペースは容量63Lで、フルフェイスヘルメットが2個収納できる。

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