ホンダ フォルツァZ

掲載日:2010年02月26日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

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HONDA FORZA Z

ライバルを徹底研究して生まれ変わった
ホンダ製ビッグスクーターの代名詞

昨今国内2輪市場を席巻しているカテゴリと言えばビッグスクーターですが、その中でもトップセールスモデルとなるのがホンダの「フォルツァZ」。先代フォルツァはスポーツテイストを持つ車両として華々しくデビューしましたが、ユーティリティ性を重視したライバルの進化に追いつかず、セールス的には敗北を喫してしまいました。その反省を活かして利便性を高め、スタイルをブラッシュアップして2004年にデビュー。「カンファタブル(快適)2シーター」をキーワードに、シート下収納の拡大をはじめ、その後のビッグスクーターの定番ともなるスマートキーシステム、パワフルな新型エンジン、250ccクラスでは世界初となるHonda S マチックの搭載など先進の装備でユーザーを魅了。2004年5月~2007年5月の37ヵ月連続にわたって250ccクラスの売り上げトップをキープするなど、圧倒的な人気モデルとしての地位を確立しました。2007年には再度フルモデルチェンジを受け、新世代の4バルブエンジンを搭載し、7速化したHonda S マチックだけでなく二輪製品としては世界初の“負荷判別機能”も備えることで、コンセプトである「プレミアム・カンファタブル・2シーター」という言葉に相応しい進化を遂げました。また、この世代より純正でオーディオを組み込んだ特別パッケージも設定。国内におけるビッグスクーターの旗手としての地位を、確固たるものにしています。

ここ最近の日本市場で最も売れているバイクだけに、中古車在庫も圧倒的な数となっており、条件にあわせて選択は自由。ドレスアップショーに登場できそうなカスタムモデルから、状態の良いノーマル車まで予算と目的に選ぶことができるはずです。その中でも、おすすめしたい年式は2004~2006年式の初期モデル。最も数が出ているため価格がこなれており、カスタムパーツも豊富。初期型とは言えまだ5年落ち程度なので、そこまで古さは感じさせません。機能などを考えれば2007年式以降がベストとは言えますが、手軽にビッグスクーターライフをはじめたいなら、あえて低年式車両を選ぶのも面白い選択肢と言えるでしょう。

年式で見る ホンダ フォルツァZ

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2004年モデル

先代モデルフォルツァからフルモデルチェンジ。Honda S マチックといったハイスペックな装備をあたえられた上位モデル「フォルツァZ」と、ベーシックモデルの「フォルツァX」がラインナップされる。発売後から大人気となり、ランキング首位をライバルから奪い取った。

  • ● コンセプトは「カンファタブル(快適)2シーター」。
  • ● クラス最大サイズのシート下収納など、ユーティリティ性を高めている。
  • ● 2004年5月~2007年5月の37ヵ月連続で250ccクラスの販売台数トップ。

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2006年モデル

発売後3年目を迎えてマイナーチェンジ。メインの変更はフロントマスクのフェイスリフトやテールライトのLED化で、当時のカスタムの流行を積極的に取り込んでいる。Honda S マチックもこの年から7速化され、オートシフトなどよりハイメカ志向が強まった。

  • ● フロントバイザーやヘッドライトまわりなどのエクステリアを変更。
  • ● テールライトがLEDタイプに変更するとともに、リアウインカーをクリア化
  • ● Honda S マチックを7速化し、二輪製品として世界初のオートシフトモードを採用

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2007年モデル

フルモデルチェンジによって、これまで2バルブだったエンジンが4バルブ化。また、二輪製品としては世界初となる「負荷判別機能」を採用。国内向けバイクの中でも非常にインテリジェンスな走行モードを備えている。このモデルよりオーディオ標準装備車が設定された。

  • ● 新設計の4バルブ単気筒エンジンを搭載。
  • ● 二輪製品としては世界初となる「負荷判別機能」を採用。
  • ● 純正でオーディオをビルトインしたバージョンを設定。

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