掲載日:2011年07月26日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/青木タカオ
前方に低く長くラウンドしたグースネックフレームにより、ロー&ロングフォルムを徹底追求したVT1300CR。VT1300CXの登場から6ヶ月後に登場したバリエーションモデルで、大きく弧を描くワイドハンドルとタンクオンメーターにより、伝統的なクルーザースタイルを表現しています。
また、フロント17インチのワイドタイヤ、前後タイヤを覆う専用のディープフェンダーやブラックに塗装されたエンジンにより、落ち着きと重厚感をもたらすクラシカルイメージを演出。メッキとブラックの美しいコントラストは、オーナーの所有欲をしっかりと満たしてくれるでしょう。
搭載されるエンジンは1312ccの排気量を持つ水冷OHC52°Vツインで、89.5mmのビッグボア×104.3mmのロングストロークにより、低回転域からの沸き上がるような鼓動感と高回転域まで続く強烈なトルク感を実現しました。大排気量クルーザーならではのパワフルな走りの素性を生み出します。
迫力のデュアルマフラーは鼓動感をより強調し、地を蹴るようなトルク感などVツイン特有のフィーリングにこだわりました。乗り手の感性に強く響く味わい深い特性を実現したのです。
駆動システムをシャフトドライブとし、ホンダ独自のフローティング・ファイナルギアを採用。外観の美しさを表現すると同時に、スイングアームの剛性を最適化することで、高次元の操縦安定性を実現しています。
フットブレーキを操作するだけで前後輪が連動するコンビブレーキシステムに、ABS機能を組み合わせた「コンバインドABS仕様」もラインナップに設定済みです。
2011モデルの車体色はブルーとブラックの2色展開。グリントウェーブブルーメタリックはフレームにも鮮やかな同色を施し、市街地で映えるストリートカスタムスタイルを演出。グラファイトブラックはベーシックで落ち着きのあるスタイリングを表現しています。