ヤマハ ドラッグスタークラシック400

掲載日:2011年03月11日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/青木タカオ

ヤマハ ドラッグスタークラシック400の画像
YAMAHA DRAGSTAR CLASSIC 400

数々のクラシカルな装備が
堂々としたフォルムを実現させている

クラスを超えた車格を持つドラッグスタークラシック400。DragStarシリーズ共通の三角形を描くダブルクレードルフレームは、1,625mmのロングホイールベースと 710mmという低いシート高を実現。リアまわりはサスペンションを持たないリジッドフレームをほうふつさせるが、モノショックを装着し、路面からの衝撃を緩和・吸収している。フロントブレーキは298mm径のシングルディスクと異径2ポットキャリパーを組み合わせ、リアには大径ドラムブレーキを装着。エンジンはクラス唯一となる空冷Vツインを搭載。空冷SOHC2バルブ70度V型2気筒エンジンは、力強い低中速域のパワー特性に加え、フラットなトルク特性が特徴。駆動系にシャフトドライブを採用し、上質な走行フィーリングとメンテナンスの省力化を合わせて実現している。

スタンダードモデルである「ドラッグスター400」は、1996年2月から国内市場にデビュー。「ドラッグスタークラシック400」はその派生モデルとして'98年に登場。フロントが19インチのスタンダード(ドラッグスター400)に対し、クラシックはファットな16インチでよりローダウンを強調。また、ゆったりとしたライディングポジションをもたらすフットボードとシーソー式チェンジペダルの組み合わせ、重厚感のあるサドル式シート、フルカバーされたフロントフォークなどがクラシックならではの装備になっている。鉄製のディープフェンダーには、クロームメッキの“Classic”エンブレムが輝き、ホイールベースはクラシックの方が15mmほど長い。

快適なクルージングを実現するフットボードとシーソー式チェンジペダルは2001年のマイナーチェンジから採用されており、盗難抑止装置イモビライザーはスタンダードが2003年3月から標準装備となっているが、クラシックへ採用されるのは同年10月からと若干の差があった。2009年11月には両車とも同時にFI化している。好調なセールスを続けただけあって中古車のタマ数は多い。たくさんの車両を比較検討し、じっくり選ぶことができるだろう。

ヤマハ ドラッグスタークラシック400のここがポイント!
  • ● ディープフェンダーやシーソーペダルなどクラシカルな装備
  • ● フロントにファットな16インチタイヤ
  • ● クラス唯一の空冷Vツインエンジン(DS400、DSC400)

ヤマハ ドラッグスタークラシック400のライバルはこれだ!

  • スズキ
    イントルーダークラシック400

    水冷45度Vツインを大柄でクラシカルな車体に搭載。インジェクション化された現行モデルではスポークホイール仕様のスタンダードのほか、キャストホイール仕様をラインナップしている。

  • ホンダ
    シャドウ400

    ロー&ロングの車体に、52度のVバンク角を持つ水冷4ストV型2気筒エンジンを搭載。クラスレスな堂々とした重厚感とクラシカルなスタイリングにより人気を集める400クルーザー。

  • ヤマハ
    ドラッグスター400

    今回紹介したDSC400よりも2年ほど早い、'96年に登場したスタンダード、DS400。フロントは19インチの足まわりで、'03年にイモビライザーを採用し、時代に合わせアップデイト。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索