KH250の修理です。30年ぐらいは動かしていなかったのですが、動かしたい!
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プレジャーのブログ
こんにちは、プレジャーの店長でございます。
30年ぐらい動かしていないKH250を復活させます。オーナー様が学生のころに、一生懸命アルバイトしてやっとの思いで手に入れたバイクだそうです。それから就職して、結婚して、子供ができて・・・気が付いたら30年ほど動かさずに納屋に入れたままになっていました。ホコリまみれのバイクカバーをめくりあげた時に、30年もの時間が一気に巻き戻されて、気分は「あの頃」にもどっちゃったそうです。
納屋の中で雨風に吹かれていなかったので、思ったより奇麗でした。エンジンがクランキングすることを確認してから、各部のチェックしていきます。
まずは、エンジンを降ろして分解してみましょう。むか~~し昔にエンジンが焼き付いた事があり、一度ピストンを交換した記憶が・・・という事です。
シリンダースタッドボルトが抜けないものがほとんどで、以前修理したんだとおもいますが、クランクケースの雌ネジがつぶれて、そのうち1本は歪んだまま無理やり突っ立てあります。う~~ん先が思いやられます。
クランクケースを分解!ミッションは無事でした。しかし、クランクシャフトのシールはすべて使い物になりません。ついでに2番シリンダーのコンロッドは曲がっていました。
ピストンはSTDサイズが入っていましたが、ちょっと使い物にならない感じですね。
シリンダーを測定しましたが、これまた変摩耗がひどくて使い物になりません。オーバーサイズにボーリングしましょう。
こんな感じで、ネジが破損やつぶれていたり、ボルトが折れたままになっている箇所がたくさんあります。ふ~~っ!修正が大変ですね。
この続きはまた今度!