しゃぼん玉本店 FZ750(ヤマハ FZ750)

掲載日:2016年03月30日 プロが造るカスタム    

取材協力/しゃぼん玉本店

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

しゃぼん玉本店 FZ750(ヤマハ FZ750)のカスタム画像
SHABON-DAMA FZ750(YAMAHA FZ750)

1980年代車らしい魅力を維持しつつ
運動性能を格段に向上

お客さんからの依頼に誠実に応える一方で、しゃぼん玉はカスタムの魅力を世間にアピールするべく、精力的にデモ車を発表している。その素材となるのはGPZ900RやGSX1100Sカタナ、油冷GSX-Rなど、1980年代の国産4気筒車が多く、一時はFZ750を検討したことがあったものの、残念ながらFZのデモ車計画は、途中で頓挫することとなった。

「FZは僕自身が大好きですし、いろいろなスタイルを提示できますが…。実はFZは、気軽にカスタムを楽しめないんですよ。例えばニンジャやカタナ、油冷などで足まわりをいじる場合は、少しずつグレードアップするのが普通ですが、FZは兄弟車や後継車のパーツを一気に投入するケースが多いでしょう。で、ドナー車が1機種ならいいですが、FZR750/1000、YZF750、YZF-R1など、選択肢が非常に幅広い。もちろん、その幅広さはFZの魅力のひとつですが、いじる側の視点で見ると、FZは的が絞りづらいんです」(しゃぼん玉本店/店長・周藤さん)

しゃぼん玉本店 FZ750(ヤマハ FZ750)のカスタム画像

そう言われると、FZカスタムは難しそうな気がしてくる。ただデモ車計画が頓挫したと言っても、同店の姿勢としてはFZカスタム自体は大歓迎で、オーダーさえあればどんなことも相談に乗ると言う。

「今回撮影したFZは製作から約7年経ってますから、今改めて見ると、ツメが甘いと感じる部分がありますけど(笑)、今の我々が蓄積した知識と技術力なら、もっといいFZが作れると思います。個人的には現代の技術を地味に投入して、1986年のデイトナ200マイル優勝バージョンの#4エディ・ローソンレプリカを作ってみたいですね」(同)

しゃぼん玉本店 FZ750の詳細写真は次のページにて

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