カワサキ エリミネーター400

掲載日:2017年01月31日 取材で見つけた旧車バイク紹介    

記事提供/Zeppanバイクス編集部  取材協力/コアガレージ
※この記事はモト・メンテナンス別冊『Zeppan BIKES 20号』の『物件通信』を再編集したものです

カワサキ エリミネーター400の画像
KAWASAKI Eliminator400

ロードスポーツでもアメリカンでもない、個性的なドラッグレーサースタイルで登場したカワサキエリミネーターシリーズ。スタイリング的には低く長いデザインで、400/750/900/1000はシャフトドライブの駆動系を採用するのが特徴である。ベストセラーとなったGPZ400Rのエンジンを搭載したエリミネーター400は、低中速寄りのエンジン特性もあって街中でキビキビ走ることができる。

またヨーロピアンモデルに比べてシート高が低く足つき性が良いので、背の低いライダーにも好評を博した。コアガレージのエリミネーターは初期型に属する1987年型で、後期型とはテール周りの造形が大きく異なる。適度なボリューム感がありながら取り回しが良い特性から、女性ライダーにウケが良いのも特徴。なお、初期型は3本スポークのキャストホイールのみだが、後期型ではスポークホイールが追加される。

詳細写真

カワサキ エリミネーター400の画像

アルミ製ケースに収まったメーターは真下から回り始めるデザイン。バイク自体のキャラクターは低中速主体だが、ベースエンジンがGPZ400R用なのでタコメーターのレッドゾーンは1万2,600rpmから始まる。

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1980年代後半といえばスーパースポーツ、レーサーレプリカブームの真っ最中で、それとは正反対のドラッグレーサースタイルは異質だった。

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シート高は低いがスポンジの厚みはたっぷりあるので乗り心地は良好だ。エンボス加工が施された表皮は凝ったデザイン。

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左右2本出しのマフラーはスラッシュカットでドラッグイメージを強調。750/900はスロットルの開閉にともなってシャフトドライブならではのトルク変動が感じられるが、400はエンジンパワーがそれなりなのでフィーリングはナチュラルだ。

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