掲載日:2016年07月07日 取材で見つけた旧車バイク紹介
記事提供/Zeppanバイクス編集部 取材協力/LOCUS819
※この記事はモト・メンテナンス別冊『Zeppan BIKES 14号』の『物件通信』を再編集したものです
250ccのA1の登場から遅れること1年、ベトナム戦争による好景気に沸くアメリカ市場の要望を受け、カワサキは、350ccのA7を発売した。A1を大きく超える品質を持たせるため、A7は同年代の4ストロークモデルである、W1Sと同じメッキタンク、ヘッドライトケース一体式のメーター、タックロールシート、油圧ステアリングダンパーなど豪華装備を採用。また、耐久性を向上させるため、エンジンにはクランク強制潤滑装置"インジェクトルーブ"が組み込まれているのが特徴だった。40.5馬力の高出力によって最高速度175km/hを達成。ゼロヨン加速も倍近い排気量のW1とほぼ同等の性能を有していた。