掲載日:2016年07月01日 取材で見つけた旧車バイク紹介
記事提供/Zeppanバイクス編集部 取材協力/M.C.S PLATZ
※この記事はモト・メンテナンス別冊『Zeppan BIKES 14号』の『物件通信』を再編集したものです
日本国内では90TR(G4トレールボス)、125TR(F6ボブキャット)、250TR(F8バイソン)、350TR(F5ビッグホーン)の4兄弟だったが、北米市場ではより細分化され、国内モデルには無かった100TR(G4TR)や175TR(G7)も存在した。また、シリーズモデルは年式毎にグラフィック変更し、ベース色は違えど各年式共通のグラフィックだった。オンモデルとオフモデルのグラフィックが唯一共通化されたのは 71年9月以降、72年8月末まで生産された「72年モデル」だけで、そのグラフィックは「レインボーライン」と呼ばれた。カワサキ社内でも好評だったのだろう。
このF7は、オドメーターを見る限り走行距離が3000マイル強。確かに、各部を見てもオフロードを荒々しく駆け回っていた形跡は無く、その証拠にチェンジペダルへの草の噛み込みを防止する草刈チェーンやドリブンスプロケットへの草噛みを防止するブッシュカッターも外されてしまうことなく装備されていた。希少価値の高い一台である。