新潟県一周ツーリング

掲載日:2014年10月14日 ツーリング情報局甲信越エリア    

走行エリア/新潟県
走行した道/日本海夕日ライン(国道113、345、8、352、402号線)、越後やまなみライン(国道290号線)、国道252号線、国道291号線、ほくほく街道(国道253号線)
投稿者/ガンさん 取材日/2014年09月20日

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新潟県は海岸線沿いから山間部まで
多彩なルートがあるツーリングおすすめ県!

出発地点は新潟市中央区の信濃川河口部にある水底トンネル「新潟みなとトンネル」です。トンネルの東西にはそれぞれタワーがあり、レポータープロフィール写真の背景は、西側の入船みなとタワーになります。

タワーに上れば展望室があり、日本海の素晴らしい景色を見る事ができます。トンネルを抜けてすぐに国道113号と交差し左折、新潟県をまず北上して時計回転に一周します。日本海夕日ラインの国道113号区間は、埠頭の陸側や海岸沿いの松林の間を走るために日本海をあまり見る事ができませんが、所々で右前方に数時間後に走ることになる山々が見え、気持ちが高鳴ります。

国道345号に入ると海岸線に沿って海を見ながら走れるようになり、写真は右方面に村上市を、左方面には粟島を見る景色になります。村上市は海岸沿いに瀬波温泉があり、村上牛や鮭という名産品があります。国道345号で村上をさらに北上すると、海の名所である笹川流れを通って山形県へ出られますが、今回はここから越後やまなみライン(国道290号)に向かいます。

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村上から国道290号で今度は新潟県を南下します。村上市~関川村~胎内市~新発田市までの区間は自然豊かな山間部を走り、写真のように道も適度に上下左右にうねっており快適に進めます。そして新発田市内を通り、阿賀野市に入ると国道49号と交差するので左折します。数キロほど先で再び国道290号に入るまで、一部国道49号を通ります。この道は福島へとつながる山間部を走る国道であり、近くの道の駅では阿賀野川で獲れた川魚の塩焼き、県内では有名で新潟みやげとしても利用される事の多いヤスダヨーグルトのさまざまなヨーグルトやアイスなどが売られています。

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阿賀野市から五泉市、加茂市方向にさらに南下。五泉に入ると山裾の平野部となり、左方向にはこれから入っていく山々が広がります。そして加茂市からまた山間部を走るようになり、三条市~長岡市~魚沼市の山間部の道は整備されたアップダウンが続くワインディングでとても快適です。

途中で通過する長岡市は、三尺玉やフェニックス花火などで日本三大花火の開催地として有名ですが、このルート上の栃尾地区では、とても大きな油揚げが有名で「ジャンボあぶらげ」としておみやげだけでなく、多くの店や道の駅で直接食べる事ができます。

魚沼市に入って越後やまなみラインも終わりとなります。終点には国道252号とぶつかり、右折して南魚沼市へ向かいます。ちなみに左折方向では田子倉湖へとつながり、こちらもまた素晴らしいワインディングとなります。

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国道252号は写真に見える線路のJR只見線と並行して走っており、運が良ければ山間部を走る電車の風景を見る事ができると思います。国道252号の終りでは、新潟と関東地方を結ぶ大動脈である国道17号にぶつかりますので、そこを左折。このあたりからは豊かな自然によって作られた魚沼産コシヒカリ、地酒、ブランドスイカである八色スイカの産地となります。通行量の多い国道17号をこのまま走って国道253号へ抜けることもも可能なのですが、17号のそばを流れる魚野川の対岸にある国道291号は通行量も少なく、適度にうねりながら越後三山である八海山の裾野を走る事が出来るため、こちらを選びます。

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六日町市からほくほく街道、国道253号へ入ります。この国道は上越市へと続く山々を通る街道です。まずは一つ山を越えるようにして十日町市へ向かいます。今回は通りませんが、途中にバイクブロス・マガジンズ、日本の名道50選に選ばれた「魚沼スカイライン」への入口があります。魚沼スカイラインは国道253号と国道353号の間の山々を尾根沿いに走る峠道であり、その景色はとても素晴らしいです。

十日町市から上越市までは、この豪雪地帯の村落の峠を一気に走り抜けます。この区間は今回のツーリングで一番に起伏が多く、楽しめる事と思います。ちなみにこの六日町から上越は北越急行、ほくほく線が並行しており、あまりに山々のトンネルの中を通る事が多く車内が暗くなるため、シアタートレイン ゆめぞらではトンネル内では車両内の天井部分に映像を映し出して乗客を楽しませています。

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出発は朝でしたが、もう暗くなったので上越市で一泊することに。ここで全行程の4分の3を走りました。上越市は日本三大夜桜のスポット、高田公園があります。上越市に入ると再び日本海夕日ラインの国道8号に戻ります。この道は西方向へ向かうとフォッサマグナの糸魚川市、険しい断崖の親不知があり富山へと抜けますが、ここから東方向の新潟市へ帰ります。新潟市まではほぼ海と山にははさまれたキレイな海岸線の道路です。途中の柏崎、寺泊には大きな鮮魚センターがあり、その中間の国道352号では海沿いの道の駅もあり、多くのライダーの休憩スポットとなっています。

国道402号、寺泊を過ぎた弥彦山には二輪通行禁止ですが弥彦山スカイラインという山を登るワインディングもあります。この国道402号、弥彦山の海岸線沿いは複雑な地形となっており、越後七浦シーサイドラインという名前もあり、道も左右も切り返します。ここを過ぎると、もうこの旅も終わりに近づきます。あと少しで出発ポイントだった新潟みなとトンネルです。走行距離は約480キロでした。ぜひ皆さんも新潟県を時計回転でも反時計回転でも楽しんでください。

レポーター プロフィール
ガンさん
所有バイク/ホンダ フェイズ
以前はレプリカ、スーパースポーツと乗り継いできましたが、数年前に一般道で長距離ツーリングして、各地を探索する魅力にどっぷりハマり、今はビッグスクーターであちこちに行っています。

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