鹿島神社を参拝し鹿島灘から霞ヶ浦へ

掲載日:2015年05月28日 ツーリング情報局関東エリア    

走行エリア/茨城県
走行した道/国道51号線、県道18号線、県道192号線、国道124号線、国道354号線、国道125号線、常磐自動車道
投稿者/プラムフィールドさん 取材日/2015年05月03日

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鹿島神宮の荘厳さを目前にし
感動と共に心が安らぐ感覚に

今回のルートは、「道の駅いたこ」をスタート地点とし、鹿島神宮に参拝し、鹿島灘沿いを北上した後、霞ヶ浦を一望し、常磐道の守谷SA(上り)へ向かうというものです。県道101号線を北上するようにして「道の駅いたこ」を出発した後、国道51号線との交差点を右折し、鹿島灘方面へと向かいます。

国道51号線の分岐ルートでは北側を選択し、鹿島線の線路を越えたとろで脇道へ入ることで、県道18号線へアクセスすることができます。その後、鹿島高校北の交差点を左折して県道192号線を直進することで、鹿島神宮に到着します。

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鹿島神宮は、武甕槌大神(タケミカヅチのおおかみ)を御祭神とする神社で、朱に塗られた立派な門の両翼には、樽酒が並べられていました。門左手の手水場(ちょうずば)で手洗いをした後、門をくぐり右手の拝殿にてお参りを済ませます。

今回は、参拝後、奥参道へと向かいました。奥参道の両脇には、樹齢700年ともいわれる立派な杉並木が続いており、歩いているだけで気持ちが落ち着く感覚を覚えます。

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奥参道左奥にあたる御手洗池は、1日に40万リットルと言われる湧水が掛け流されているため、淀みの無い綺麗な水に満たされています。実際、池の奥にある手洗い場からは、本当に湧水かと思う程の勢いで水が流れ出て来ていました。

鹿島神宮は、広大な敷地の中に多くの見所が存在するため、お時間のある方はゆっくりと散策するのも良いかもしれません。鹿島神宮を後にして昼時を迎える頃、国道51号線は、若干の渋滞に入りますが、スポット的な渋滞であるため、苦痛を感じる程ではありません。

鹿島灘沿いを走る国道51号線は、沿岸から400m程の距離に位置しているのですが、高低差が少ない事と、厚い防風林が影響し、海が全く見えないという点が残念です。海を見るためには、海沿いを走る生活道路のような細道まで行く必要があるでしょう。

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国道51号線沿いにある海鮮料理の「浜茶屋やましょう」は、鹿島名物と看板を出すだけあって盛況で、到着時には、駐車場が車で溢れていました。このため、休日の昼時は、行列ができるほど混雑しますが、店内が広く、回転もそこそこ速いため、待ち時間はそれほど長くなりません。

食後は、「浜茶屋やましょう」を後にして国道51号線を北上します。国道51号線は、前述したように、海が見える訳でも無く、見所の少ない直線道路であるため、少々退屈な時間となりますが、道沿いを見渡して行くと、太陽光発電施設を見つけることができます。

国道51号線をしばらく進んだ後、大洋総合支所入口の交差点を左折し、国道354号線に入ります。国道354号線に入ると、立ち寄り処である「道の駅たまつくり」の手前あたりまでは、車通りが殆ど無く、快適なライディングを楽しむことができます。この道は、直線だけでなく、緩やかなワインディングが存在する事も、楽しみのひとつとする事ができます。途中、北浦を越える橋からは、眼下に広がる湖面を望む事ができます。

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国道354号線沿いにある「道の駅たまつくり」では、行方名物の行方バーガーを食べることができます。行方バーガーには、なめパックン、ぶたパックン、コイパックン、かもパックンというものがあり、それぞれ霞ヶ浦や地元で捕れたナマズ、ブタ、鯉、鴨の肉がパティに混ぜ込まれているそうです。

大変人気が高いらしく、この日は残念ながら、全てのパックンが売り切れとなっていました。目的のひとつであるパックンの売り切れに意気消沈しながら建屋の外に出ると、鯉やワカサギの唐揚げが売っていたので、試食させていただきました。いずれも、ただの唐揚げでは無く、それぞれ、中華風や、カレーといった味付けがされており、臭みも無く美味しいと感じました。ただ、1パック分は、その場で食べるには量が多いと思いますので、お土産として持ち帰るか、複数人で分けて食べるのが良いでしょう。

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「道の駅たまつくり」に併設されるレストランでは鯉料理が食べられる事もあり、子供の日の前だった訪問当日は、併設されている霞ヶ浦ふれあいランドの虹の塔の上から、鯉のぼりが飾られていました。高所に飾られた多くの鯉のぼりが棚引く姿は、なかなかの絶景だと感じられます。

このように「道の駅たまつくり」は、併設施設が沢山あるので、家族連れでも楽しむ事ができそうです。また、道の駅の裏手には、展望テラスがあり、霞ヶ浦を一望することができます。時間があれば、ボートに乗ったりするのも良いなと思いながら、光を反射する湖面をゆっくり眺めると、帰路の渋滞の事を忘れることができます。

道の駅を出た後は、お土産を買うために「焼き芋かいつか」へ立ち寄ることとしました。茨城県は、農産物の生産が盛んで、特産品には、全国生産量の上位に位置するものが多くあります。そして、焼き芋の原料であるさつまいもも、生産量全国2位となっています。「焼き芋かいつか」の販売所へは、国道354号線の北中入口というローソンのある交差点を左折し、農道へ入り、2つ目の十字路を左折することで辿りつくことができます。

少々道が不安でも、バイクであれば容易に引き返す事ができるため、気軽に脇道へ入る事ができます。こちらの店舗には、紅天使という種類のさつまいもが販売されていました。お土産用には、生芋の他、冷蔵、冷凍された焼き芋が500g、1kg、2kgの単位で売られています。バイクでは、積載性が問題となるため、何をどれだけ買うかについては、熟考が必要となります。

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「焼き芋かいつか」を出た後、国道354号へ戻り、常磐道の土浦北ICを目指します。夕方に差し掛かったこの時間帯は、インターに続く主要道路が混みはじめる時間帯のようでしたが、訪れた時は、まったく進まなくなるような事は無かったので、落ち着いて、安全運転を心がけるのが良いかと思います。

なお、高速道路に入る前に、給油しておく事をお勧めします。ガソリンスタンドは、比較的大きめなところの方が、単価が安い傾向にあるようです。土浦北ICから守谷SA(上り)へ向かう道は、圏央道との合流地点にて多少の混雑があったものの、さほどの渋滞も無く流れていました。

上りの守谷SAは、下りよりも一足先にグランドオープンしています。バイク置き場も広く、併設されたベンチなどもあるため、一息つくのには良いでしょう。守谷SAは、同方面へのアクセスの中継基地となるため、朝見かけたバイクを帰りも見かけるといった事が多くあります。朝、あいさつを交わしておくと、帰りに出会った際、ツーリングのお話を聞く事ができるかもしれません。バイクでのツーリングでは、こうした時にライダー間のコミュニケーションが気軽にとりやすいと思います。そんな情報交換もまた、ツーリングの魅力のひとつだと思います。

立ち寄りポイント・スポット紹介
  • ● 鹿島神宮(茨城県鹿嶋市宮中2306-1)
  • ● 道の駅たまつくり(茨城県行方市玉造甲1963-5)

レポーター プロフィール
プラムフィールドさん
所有バイク/DUCATI S2R800
さまざまな車種を乗り継いできましたが、結婚を期にすっかりバイクから遠ざかってしまっていたところ、昔あこがれていたバイクに偶然出会い、気軽に楽しむをモットーに復帰したリターンライダーです。

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