東京湾を臨む千葉県内房ツーリング

掲載日:2015年01月09日 ツーリング情報局関東エリア    

走行エリア/千葉県
走行した道/国道127号線、国道456号線、県道182号線、県道34号線
投稿者/プラムフィールドさん 取材日/2014年12月06日

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沿岸部の高台は、三浦半島越しに
富士山も見える絶景スポット!

今回のツーリングルートは、内房なぎさライン(国道127号線)に沿ったコンパクトなルートです。時間が無いけど気持ち良く走り、観光スポットも回りたいといった欲張りな人にオススメです。今回の集合場所は、東京湾の入口に向いてそびえ立つ、東京湾観音の駐車場としました。

都内からのアクセスルートは、東京湾フェリー、東京湾アクアライン、および東関東自動車道から館山道を経由するといったものがあります。今回私は、館山道を通るルートで集合場所へ向かいました。富津中央ICで高速道路を降り、右折して国道127号線に入ります。127号線を道なりに進み、コンビニを角にした佐貫の交差点を左折し、国道465号線に入り、佐貫町駅前の交差点を右折します。道なりに進むと東京湾観音の案内看板が現れるので、看板に従って左折し、東京湾観音への参道へ入ります。参道の入り口からは、観音様を見ることができないため、本当にここで良いのかと、一抹の不安を覚えました。

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東京湾観音への参道は、短いながらも上りのワインディングとなっており、海沿いに向かっているにも関わらず、まるでダム湖へ向かう山道のような不思議な感覚に陥ります。参道を登りきると、巨大な観音様が見えてきます。東京湾観音の駐車場は、砂利敷きの広い無料駐車場ですが、バイク置き場には、アスファルトが敷いてあり、バイクを停めておくのに不安はありません。

東京湾観音は、戦没者の慰霊を目的として建てられた観音様で、高さは56mもあるそうです。茨城県の牛久大仏には及びませんが、関東近郊の観音様としては、随一の大きさを誇るのではないでしょうか。胎内観覧もすることができ、胸に設けられた開口部からは、外部へ出ることもできます。

内部には、さまざまな仏像の他、観覧記念のスタンプなども置いてあります。内覧には料金がかかりますが、庭内には無料で入ることができ、庭内の展望台からは、東京湾を臨むことができます。天気が良ければ、富士山や東京スカイツリーも見ることができます。関東の富士見百景のひとつにも選ばれているそうです。

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東京湾観音の駐車場を出た後は、国道465号線を介して国道127号線へと戻り、道なりに南下します。海沿いへと続く国道127号線は、夏場は渋滞が予想されますが、寒い時期は、わりと気持ちよく走れる道だと思います。この日も、天気が良く、渋滞も無く、気持ち良く走ることができました。

国道127号線を道なりに進み、浅間山運動公園の交差点を左折すると、館山道沿いを走る国道465号線へと入ります。国道465号線を道なりにしばらく進むと、いよいよもみじロード(県道182号線)に入ります。もみじロードは、志駒川という川に沿って延びる全長約10kmのゆるやかなワインディングで、道沿いには、約1000本のもみじが茂っているそうです。

国道465号線側からのもみじロードの入口は、山に囲まれた田園風景が広がっています。そこから、川が近づくにつれ、もみじがちらほらと目立つようになってくる感じで、紅葉の時期には、稲刈りの終わった茶色い田んぼの風景が、鮮やかな黄色や赤へと移り変わり、気分を盛り上げてくれるでしょう。写真は、もみじロードの名所のひとつ、地蔵堂の滝(別名:白糸の滝)です。

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志駒川沿いを走るもみじロードには、所々に名所や休憩場所が存在し、綺麗な公衆トイレのある駐車場もあります。また、「志駒不動様の霊水」として、地元で人気の水汲み場も存在します。時間のある方は、駐車場にバイクを停めて、周囲を散策してみるのも良いかもしれません。

もみじロードは、千葉県の観光スポットとしても取りあげられている有名な道ですが、この日は渋滞も無く、気持ち良く走ることができました。木々が茂っている場所も多いので、夏場には、新緑のトンネルの中、木漏れ日を浴びながら走る気持ち良さを味わうことができるかもしれません。

もみじロードを抜けると、県道34号線に当たりますので、これを右折し、国道127号線方面へと向かいます。県道34号線を道なりに進み保田の交差点を左折して国道127号線に入ると、山中の景色が一変して、海が見え隠れするようになります。

国道127号線を少し進むと、右手に、今回の昼食処、「ばんや」が現れます。「ばんや」は、海鮮料理が主体の食事処で、普通の定食や丼物の他、時間制限有りの食べ放題の海鮮バーベキューなどもやっているようです。

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ばんやを出た後は、国道127号線を北上し、鋸山へと向かいます。国道127号線沿いには、海水浴場なども存在するため、夏場は海水浴客であまり目立たなくなってしまいがちですが、今の時期は、海鮮品や干物などを販売するお土産屋さんが目立ちます。10月以降は伊勢海老漁が解禁され、11月にはカキが解禁されることより、11~12月には、新鮮な伊勢海老やカキを試食することができるところもあるかもしれません。

鋸山の駐車場は、3ヵ所ありますが、バイクが入れるのは、東口側にある無料駐車場のみとなっているため、注意が必要です。西側にある中腹の駐車場と、山頂駐車場へは、有料の登山自動車道を通って行くことになるのですが、登山自動車道は、二輪通行禁止となっています。また、鋸山への他のアクセス方法として、ロープウェイを使う方法もあります。ロープウェイを使用する場合には、ロープウェイ搭乗口にある駐車場にバイクを停めることができるようです。

鋸山は、採石場跡であり、現在は、日本寺というお寺の境内となっています。境内には、山に沿って建てられた大仏や、岩肌に彫られた百尺観音の他、有名な地獄覗きなどが存在します。鋸山を出た後は、国道127号線を北上し、東京湾フェリーの金谷港で解散となりました。帰路は、行きと同様に、フェリー、アクアライン、館山道といった選択肢があります。千葉県ツーリングのきっかけとしてお手軽なルートの紹介でした。

立ち寄りポイント・スポット紹介
  • ● 東京湾観音(千葉県富津市小久保1588)
  • ● ばんや(千葉県安房郡鋸南町吉浜99-5)
  • ● 鋸山(日本寺)(千葉県安房郡鋸南町鋸山)

レポーター プロフィール
プラムフィールドさん
所有バイク/DUCATI S2R800
さまざまな車種を乗り継いできましたが、結婚を期にすっかりバイクから遠ざかってしまっていたところ、昔あこがれていたバイクに偶然出会い、気軽に楽しむをモットーに復帰したリターンライダーです。

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