夜景スポットを結ぶ東京ナイトラン

掲載日:2014年10月28日 ツーリング情報局関東エリア    

走行エリア/東京都
走行した道/国道254号線、都道453号線、都道306号線、東京ゲートブリッジ、レインボーブリッジ、都道412号線、国道20号線、都道305号線
投稿者/プラムフィールドさん 取材日/2014年10月17日

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昼間とは違う顔、夜の幹線道路で
ストレスレスの流れを体感

都心部の幹線道路は、常に渋滞しているというイメージがありますが、実際には、平日では20時を過ぎると、道路は非常にスムーズに流れるようになります。今回は、こうしたスムーズなクルージングを実感することのできる都心部のナイトツーリングを紹介します。

都心部には、東京新名所として知られている東京スカイツリーや、東京ゲートブリッジを始めとして、レインボーブリッジや東京タワーなど、様々な夜景スポットが存在しますが、こうした夜景スポット同士を結ぶ道自体が、東京夜景の本質を味わえる場所でもあります。バイクは週末しか乗ることができない。週末が雨だと乗る機会が極端に減ってしまう。そのように嘆いている週末ライダーの方々、関東圏内であれば、夜の東京は意外と近く感じられます。平日夜、光に包まれた渓谷をゆったりクルージングすることで、日々のストレスを解消してみてはいかがでしょうか。

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今回のツーリングルートは、埼玉県から都心部へアクセスする際の定番、豊島区の池袋駅をスタートし、文京区、台東区を通過して墨田区へ入り、江東区から港区へ抜け、新宿区を通り、池袋へ戻る環状ルートです。池袋駅をスタートした後、国道254号線(通称:春日通り)へと入り、文京区方面へと向かいます。春日通りの周辺には、中学校や高等学校、大学などが数多く存在しており、本郷三丁目の交差点付近には、あの、東京大学もあるので、学校めぐりをしてみるのも良いかもしれません。

本郷三丁目の交差点を通過して都道453号線に入り、さらに直進すると、御徒町駅に至ります。この辺りの道路には、歩道に面した飲食店が軒を連ねていることもあり、信号待ちをするたびに、食欲をそそる香りが漂ってきます。また、電車で池袋-御徒町間を移動する場合、山手線で約20分の時間を要しますが、スムーズな流れに乗ると、電車よりも短い時間で到着することができるというメリットもあります。

御徒町駅を通過し、厩橋(うまやばし)を渡り、本所一丁目の信号を左折すると、東京スカイツリーが見え隠れしてきます。そのまま都道453号線を走り、通称浅草通りに入ると、正面から左手にかけて、巨大な東京スカイツリーを眺めながら走ることができます。

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都道453号線を直進し、福神橋の交差点を右折して都道306号線(通称:明治通り)に入り、新木場方面へと向かいます。亀戸4丁目の交差点では、江戸風の建物を模した亀戸梅屋敷がライトアップされており、東京の夜に江戸の情緒を垣間見ることができます。しかし、日曹橋の交差点を越えると、倉庫や工場などが多くなり、少し寂しい雰囲気になることで、現代の東京へと意識を戻すことができるでしょう。

そのまま夢の島に渡り、首都高湾岸線をくぐり抜けて新木場三丁目のコーナーまで直進すると、フェンス越しに東京ゲートブリッジが見えてきます。コーナーを道なりに左折し、東京ヘリポートに至る信号を右折して若洲公園キャンプ場に向かいます。このキャンプ場には、二輪無料の駐車場があり、夜でも駐車することができます。場内の沿岸からは、東京湾ゲートブリッジを間近に見ることができます。また、綺麗なトイレも完備されているため、トイレ休憩するのにも良いかもしれません。

キャンプ場駐車場を左に出て(一方通行)、最初の信号をUターンすると、東京ゲートブリッジを走ることができます。東京ゲートブリッジは、駐停車禁止ですが、一般道であるため通行は無料です。夜は車通りも少なく、左手に東京の夜景を一望しながらゆったりと走ることが可能です。

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東京ゲートブリッジを渡った後には、臨海副都心へ向かう側道へと入ります。ここで側道へ入ることで、ゲートブリッジを最短ルートで体験することができます。側道から信号を右折し、地下道を通ってお台場へと抜けます。

お台場は、常にイルミネーションが綺麗ですが、夜は車が非常に少なくなるため、その景色を見て回るのには最適です。新しくできた道路などは、夜には特に車通りが少なくなり、夜景を独り占め状態で気持ち良く走ることもできるかもしれません。このお台場周辺は、今なお開発が進められている場所なので、来るたびに違った景色を見ることができるのも魅力のひとつです。

お台場からは、レインボーブリッジを通って港区へ向かいます。レインボーブリッジは、高速道路と一般道の二層構造となっており、一般道側の道には、東京臨海新交通臨海線の路線が併設されており、運が良ければ、「ゆりかもめ(電車)」と並走することもできます。また、港区側の端部には、ループ橋が存在することでも有名です。一度で二度おいしいレインボーブリッジは、ぜひ一度渡ってみることをお勧めします。

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レインボーブリッジを渡った後、最初の信号を左折して、都道316号線へ入ります。その後、八千代橋の交差点を斜め右に曲がり、都道409号線へ入って直進すると、正面に東京タワーが見えてきます。道の向こうに東京タワーがそびえ立つ光景は、なかなかの見ものです。

そのまま直進して国道1号線に入り、飯倉の交差点を左折して、都道319号線(通称:外堀通り)に入ります。外堀通りを直進した後、六本木の交差点を右折して、首都高の高架下に沿う都道412号線(通称:六本木通り)に入ってしばらく進むと、左手に、「ステーキてっぺい×六本木Buff」を見つけることができます。このお店は、店主が二輪好きなため、オシャレな街六本木の中で、バイカーにも優しいお店のひとつといえます。写真は、てっぺいステーキ150gのセットで1,860円。夜の六本木では、破格のお値段だと思います。サラダのドレッシングにはガーリックが効いており、疲れた体に食欲を湧き立たせてくれます。もちろん、お肉も柔らかくて美味しいですよ。

Buffを出た後は、六本木通りを直進し、内堀通りで国道20号線に入り、新宿へと向かいます。新宿駅の手前、新宿五丁目東の交差点を右折して、都道305号線(通称:明治通り)へ入って北上すると、池袋駅へと戻ってきます。今回のルートは、かなり大回りなルートでしたが、一回りするだけなら、2時間もかからずに回れてしまうルートです。秋の夜長にナイトツーリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

立ち寄りポイント・スポット紹介
  • ● 若洲公園キャンプ場(東京都江東区若洲三丁目2番1号)
  • ● ステーキてっぺい×六本木(Buff東京都港区六本木2-3-7セントラルクリブ III 1F)

レポーター プロフィール
プラムフィールドさん
所有バイク/DUCATI S2R800
さまざまな車種を乗り継いできましたが、結婚を期にすっかりバイクから遠ざかってしまっていたところ、昔あこがれていたバイクに偶然出会い、気軽に楽しむをモットーに復帰したリターンライダーです。

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