牡蠣食べ放題ツー

掲載日:2008年10月28日 ツーリング情報局中国エリア    

四季が楽しめる快走路
岡山ブルーラインを駆け抜ける

みなさまこんにちは☆ 毎日がとても寒くなってきましたね~。お元気ですか? 風邪をひいていませんか?? お元気ですか??? あたしは寒いのはそんなに嫌いじゃありません。早朝や深夜の冷たい空気を深呼吸で体内に取り込むと体が綺麗になった気がしませんか? そうすると自然に気持ちがシャンとしてきます。空気だけじゃなく、星空がすごく綺麗に見えるので冬の空は好きです。しかし走るとなると途端に尻込みしてしまうのがあたしなんです(笑)。 ということで今回はかなり近場を走ってきました。でも! 岡山の魅力は充分伝わると思いますので、ぜひとも読んでください♪

イメージあたしが今年度のツーリングレポートを依頼された時から、冬になったら必ず行こうと決めていた場所がありました。それが今回訪れた、岡山県は瀬戸内市にある虫明(「むしあけ」ではなく、「むしあ『げ』」と最後は濁って読みます。)。ご存知の方は少ないかもしれませんが、岡山県は広島県、宮城県に続く牡蠣の産地なのです。岡山では虫明や日生(ひなせ)の牡蠣が有名で、毎年牡蠣祭りが行われているほど。あたしがまだ大学生だった頃、牡蠣祭りがある日は友達と朝早くから港に出掛け、無料(←ここ重要。学生時代は自分のお金で牡蠣を買おうとは思ってなかった)で振舞われる殻付き牡蠣や牡蠣ご飯やカキフライをほおばっていました。こういう祭り以外で牡蠣をめいっぱい食べさせてくれるところなんて他にあると思ってなかったのです…が!! つい2年前の事です。ひょんなことから虫明においしい牡蠣のお店があるとの情報を聞きつけ、調べたところ、『60分間殻付き牡蠣の炭火焼が食べ放題』と、牡蠣好きには夢のようなお店があることを突き止めたのでした。それが必ず行こうと決めていた「稲荷丸」なのです。

※稲荷丸さんに行くにはあらかじめ予約が必要です。飛び込みはよろしくないと思うので、ぜひ予約をしてから行ってください。

イメージ予約は13時にしていたので、自宅を11時30分に出発。2号線バイパスを東に向けてのんびり走ります。最近、岡山市内ではバイパスの立体工事が行われていて、ところどころ流れが悪くなる時もありますがそれでもストレスを感じることなく走れました。工事が完了したらますます走りやすくなるので楽しみです♪ 2号線をしばらく走り、そのまま「岡山ブルーライン(県道397号線)」に乗ります。このブルーライン、以前は有料道路だったのですが2004年4月から無料になりました。全線が片側1車線の道路で、沿道の緑(秋は紅葉)と海がとても美しい道です。夜には大型のトラックがかなりのスピードで走っていたり、街頭が少なく真っ暗な道が多かったりするのですが、岡山市から備前市への近道としては便利な道路なんです。

イメージ
道なりに走りICを4つ越えると、道の駅「一本松展望園」が見えてきました。ここで少し休憩しましょう。この道の駅は駐車場がとても広く、公園やレストラン、売店が充実していて休日の昼間ともなるとドライブ中の家族連れや観光客、ツーリング中のライダー達でいっぱいになるんです。この日も色んな車種のバイクがたくさんいました。売店の中に入ってみると最近値段が高い野菜達が安く売られていて(大きな白菜が60円とか!驚)かなり惹かれました。買いたい物はたくさんあったのですが、我慢して大好きな生椎茸だけを買いました(笑)。

60分1本勝負
食べ放題の牡蠣と戦う

イメージ道の駅を出発したらあとは稲荷丸まで直行です。逸る気持ちを抑えつつ、紅葉を見ながら走りましょう。道の駅から稲荷丸までは次の「虫明IC」で降り、225号線を15分ほど走ると到着。走っているとたまに小さい看板が出ているのでそれを頼りに行ってください(笑)。あたしは予定時間より早めに着いてしまったのですが、お店の方にその旨を伝えると何の問題もなく席に通してもらえました。お店の人から配られるのは、ポン酢を入れるお皿・割り箸・牡蠣用のナイフ・軍手・牡蠣が入ったみそ汁・牡蠣ご飯のおにぎり。あとは自分の本能のまま60分間、炭火の上に置いた牡蠣をただひたすら食べまくるのです。ここで牡蠣を食べるのは2年ぶりでしたが、相変わらず味が濃厚で美味♪ その日の朝に水揚げした牡蠣なので臭みがまったくありません。

イメージ
しかも稲荷丸で出てくる牡蠣は、通常2年養殖して出荷する物をわざと3年養殖にしているんです。だから粒が大きく、食べ応えもタップリ♪ 夢中でがっつきます。他のお客さんたちも牡蠣に集中しすぎて会話がまったくはずんでいません(笑)。ポン酢に飽きてきたら100均で買ったレモン果汁(本来なら食べ物の持ち込みは禁止なのですが、これは許されているみたい)で頂きます。これがまた、さっぱりとしていておいしいのです。「60分間食べ続けることなんてできないだろう?」そう思うかもしれませんが、殻を開ける作業をしながら食べるので、60分でも足りないくらいでした。バケツいっぱいになった殻を見てください。これだけ食べて大人1人2,000円ってかなりお徳じゃないですか?? ほんとこのお店はオススメですよ!!!

おいしいジェラートを求め
岡山のエーゲ海(?)牛窓へ

イメージお腹いっぱい牡蠣を頂いたら、次はデザートにジェラートを食べに行きましょう。ただ、その前に満腹のお腹を落ち着かせるために少し芸術にも触れてみることにします。「虫明IC」まで戻ってブルーラインを岡山方面に乗ります。さきほどの道の駅を越えて次の「邑久IC」で降りてください。ここには岡山県出身の画家、竹久夢二の生家があるのです。邑久ICから約5分、夢二の生家と美術館が併設された公園に到着。辺りを散策しながら、高名な画家が生まれ育った場所に触れました。「あたしもここで生まれ育ったら画家になれたかも…」と芸術の感性を育む(?)かもしれない空気をいっぱいに吸い込みます。ここには遊歩道のコースも設けられているのですが、全部歩くと1時間以上かかってしまいます。遊歩道と帰り道の寒さとを天秤にかけた結果、遊歩道は潔く諦めることにしました(笑)。

イメージ
少し歩いて適度に小腹が空いてきたので、ジェラートを食べに行きましょうか。県道39号線を道なりに走ってそのまま牛窓町へ。牛窓は「日本のエーゲ海」と呼ばれています。しかし実際こう呼ばれていいものか、一岡山県民としては首を捻るところです。というか少々恥ずかしい気もします…。そんな話どうでもいいですね、あたしはデザートにジェラートを食べに来ただけです。牛窓オリーブ園に向かって走っていると、山の中腹に目的のお店「copio(コピオ)」はあります。自家牧場のしぼりたての牛乳や自家農園の果物を使用し、毎朝手作りのこだわりのジェラートを作っているお店です。牛窓では有名なジェラート屋さんなので、寒い季節なのにたくさんの方で賑わっていました。あたしはコーヒー牛乳のジェラートを、連れはミルクとブルーベリーの2種類を食べて大満足です。このお店、ジェラートが売り切れてしまったら閉店になりますのでご注意くださいね。ジェラートを食べていると少しずつ日が傾いてきました。あたしは寒い季節は好きなのですが、冬の日が暮れてからの時間に走るのはやっぱり辛いので、急いで退散しましょう。県道28号線を岡山方面へ道なりに走るとブルーライン「西大寺IC」にぶつかります。そのままブルーラインに乗って、行きと同じ道を走って帰路につきました。

今回のツーリングは冬でもそれほど辛くないちょうどいい距離でした。真冬は無理をして辛いツーリングをするよりも、暖かい時期には走らない近所を走ってみるのがオススメです。お昼前に出発して晩ご飯前には帰宅する、このくらいのツーリングなら真冬のツーリングも楽しいものです。全然疲れませんし(笑)。 ぜひとも岡山のおいしい牡蠣と綺麗な景色を目当てに足を伸ばしてみてください♪ 最後まで読んでくださってありがとうございました。来年もみなさまにとって楽しいバイクライフを送れる1年になりますように☆ では、よいお年をヾ(@^▽^@)ノ

スポット紹介

稲荷丸

住所/岡山県瀬戸内市邑久町虫明3799-6

電話/0869-25-0918

営業/10:00~18:00

休日/営業期間は10月19~5月迄(不定休)

URL/稲荷丸

夢二郷土美術館 分館

住所/岡山県瀬戸内市邑久町本庄

電話/0869-22-0622

営業/9:00~17:00

休日/月曜

URL/夢二郷土美術館 分館

牛窓ジェラート工房コピオ

住所/岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓479-4

電話/0869-34-6446

営業/12:00~17:00

休日/月曜・火曜

URL/牛窓ジェラート工房コピオ

MAKO
プロフィール
MAKO

岡山県在住。ハーレーダビッドソンFXSTCを所有し、日に何百キロものツーリングをこなす元気な女性ライダー。バイクを通じて知り合った仲間が全国各地にいるため、週末は愛車に跨り、全国各地走り回る日々を送る。

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